見出し画像

【★★★】6/26・大井11R(バイトリーダーNの地方重賞・帝王賞!)

きょうは20:10発走で帝王賞。先週のさきたま杯、土曜の青函S、そして日曜の宝塚記念と、メインたるメインはオールロォン!で邁進中! 蒸し暑くて過ごしにくいですが、一点勝負の清々しいロォン!を決めてみせます! さあ、ご覧ください! #帝王賞


今回の出馬表を見て「おやおや」と違和感を感じた部分として、
「いなくなったユースケと、突然現れたユースケ」
が最初に目についた。

⑧ウィルソンテソーロのここのところの主戦・原ユースケだったが、いまJRAの中では稀少な部類にある「キワモノワンマンオーナー」の立ち位置にいる了徳寺オーナーに、ドバイでのウィルソンテソーロの消極競馬に続き、NZTのデビットテソーロ、未勝利戦のサッチャーテソーロと、つぎつぎと消極競馬でドボンが相次いだことから、怒りが爆発。「原ユースケには金輪際俺の馬は乗せない!」と調教師たちに通達があり、ブチ切れオカンムリ。

これまるで、在りし日のアドマイヤ軍団の故・近藤リイチオーナーが、アドマイムーンの香港での消極競馬に腹を立てて、騎乗した武豊をバッサリ斬って袂を分けたあの日と全く同じもの。

勝負事ゆえ、そういう事も含めてすべて受け入れなければならない競馬の現実も、これまで人生すべて、自分の思うように動かせてきたワンマンオーナーにとっては、この思い通りに行かない現実は耐え難い苦痛であり、どこかで報復死球をぶつけないと腹の虫がおさまんない暴れ馬ゆえ、信賞必罰としてあの日の武豊も、いまの原ユースケもこんな憂き目に遭ったのだろう。

「馬は馬主さんのもの」

昔から厩の人間たちはこうつぶやいて自分の仕事だけを淡々とこなしているが、あの時の武豊も、原ユースケも、実際はやりきれない気持ちだろう。

参考記事:

代打というか、元に戻ったのは川田ユウガ。
シャマルの時と同じパターンで、せっかく実績のない若者の騎乗機会をまた自分が乗ることで奪ってよいのだろうか?という戸惑いもあるだろう。ドバイでは同じ了徳寺オーナーの勝負服を着て戦った仲。川田ユウガああ見えて後輩想い。できればウィルソンテソーロは原ユースケにそのまま乗ってほしい思っていたところに了徳寺オーナーからのリオーダー。これには黙って応えるしかないのだが、その熱量はいかがなものだろう? 乗り役としては淡々と仕事をこなさなければならないし、負けても見せ場を作ることは必須ゆえ、後方のままで何もできませんでしたというシーンだけは見せられない。

たとえ激しい先行争いでもある程度出していき、見せ場を作っていこうとするのだが、そんなに「奇策」というのはなかなかいつもハマらないもので、まさかの逃げを打った東京大賞典よりかは今回周囲はみな「予期」できるものであり、②ライトウォーリアが逃げ、⑤ノットゥルノも快適に逃げることを覚え、外からは⑩バーデンヴァイラーも飛ばしていくことから、ある程度流れても⑧ウィルソンテソーロは4~5先団にいるだろう。常に了徳寺オーナーの顔色をうかがいながら競馬をしなければならないところは、ドS川田ユウガにとっては、ドSはドSが大嫌いなのでほんとうに苦痛の部類かもしれない。これまで極端な競馬でG1を賑わせてきたこの馬にとって、この「どっちつかず競馬」は、淡々と見せ場つくって、淡々と負ける。そんな結末が脳裏に浮かび、あまり買いたいとは思わない。

一方、「現れたユースケ」もいる。
寺島厩舎の⑫キングズソードに、中山でのデビュー戦以来の「藤岡ユースケ」がカムバック。およそ2年半ぶりの騎乗となる。

前走はモレイラ騎乗につきリオーダー不能、そしてその前2戦騎乗した岩田ジュニアは、今週からフランス武者修行へ出発ということでこれまたリオーダー不能。4勝を挙げてスターダムにのし上げた川田ユウガは売り切れ、今村セイナは相変わらずスマホの芸能活動に夢中。ということで騎乗履歴を遡るだけ遡ると、デビュー勝ちした藤岡ユースケにたどり着いたという原点回帰の経緯だろうか?

今年藤岡ユースケは、寺島厩舎の馬に騎乗したのはたったの2回であり、その2回もドボンと、厩舎にとってはそれほど濃厚な関係ではないのに、今回のオーダーは何か「意図」めいたものを感じ、これ最初の違和感。

よく見ると、今年の藤岡ユースケは、特にダートで「覚醒」している。
通算のダートの馬券圏内率が.264に対して、今年は.383と爆上がり。ダートではかなりお金になるジョッキーへと変貌している。ここにきて何かつかんだのだろう。淡々と競馬していては決して出せないこの数字の変化。

オラはよく、通算よりも10%上回る時は「覚醒」と称し、進んで買える「旬」のジョッキーとして特筆することは多いが、得てしてそれは伸び盛りの若手~中堅ジョッキーに見られる事項であり、このような40前のオッサンが急に跳ねるというのはなかなかなく、周りの馬券ジャンキーも、この覚醒にはほとんど気づいていなく、掲示板はこの藤岡ユースケシフトに溜息のオンパレード。

まあ思えば、フェブラリーSのペプチドナイルでのG1制覇から始まったので、もうここから勢いはついているのだろう。

さらに、あの悲しい出来事が後押ししているのか?とも思い調べてみたが

検索条件:2024年4月10日以降の藤岡ユースケ全成績

あの悲しい事故からカウントして、ダートの馬券圏内率は全く変わらない、今年年初からの数字.383とぴったしカンカン。ということは、今年の藤岡ユースケのダートでの覚醒は、弟の悲しい死別とは無関係であることが証明され、「弟が散った砂だから」という感傷的な概念は不要と言える。

前走かしわ記念で騎乗したモレイラの、今年のダート馬券圏内率は.425と、あのモレイラと藤岡ユースケ、超一流と二流が、実はその数字はあまり変わらないという現実からすれば、我々が思っているほどこの藤岡ユースケにスイッチすることは懸念事象ではないということであり、たとえ2年半前の中山デビュー戦のことであろうが、藤岡ユースケもこの⑫キングズソードに騎乗経験があることから、総じて、この乗り替わりはプラスと考える。

前走のかしわ記念は8枠大外枠⑬番からのスタートの3番手追走で、やれる競馬はできていたものと思料。ただマイルのコーナー4つでシャマルが逃げ切れるスピード勝負はこの馬には不適であった。それでもレース運びはベストであり、できる最高の競馬はしていた。

同様にフェブラリーSも距離不足と岩田ジュニアのやや仕掛け遅れ。東京大賞典も1枠①番で砂を被りまくりでリズムを崩し、ウィルソンテソーロの作るクソスローに翻弄され脚を余したことからも、岩田ジュニアとは相性がわるいものと判断。

モレイラ騎乗の大井2000m・JBCクラシックでは、8枠スタート絶好位の3番手競馬で、ノットゥルノに0.9秒を差をつけて完勝したことから、8枠で砂を被らずスムーズに進められれば大井2000mだと相当に強い競馬ができることは十分に担保されており、たとえモレイラ→藤岡ユースケに乗り替わりとなっても、前述よりそのダメージはなく、同じ舞台の良馬場ダート2000m。この秋の再来は十分に考えられる。

◎⑫キングズソード


そして、同じ寺島厩舎の後輩・4歳馬⑦セラフィックコールも、今まで負けたことがない念願の右回りで復活を期す。
鞍上・レーンも昨年2度騎乗して2勝とその乗り味は十分掌握しているし、緊急来日してまだ勝ち星はメイクデビューの1つと、なーんにも稼いでいなく、決して手ぶらでは帰りたくない事から、この日本最後の騎乗でシッカリと400万円を持って帰りたいところだろう。豪ドルもそれなりに円安の影響を受けているので、おそらくレーンは「円」で受け取るのかもしれないがまあそんなことはどうでもいいか。

小回りコースよりも広いコースで直線勝負が明らかに良いタイプであり、520キロ近い牛のような馬体は、小細工ナシのパワーダートでこそ。それゆえこの馬が大井2000mを駆け抜けるのをオラはひそかに楽しみにしていて、そこに実は2度の騎乗機会があった「奥の手」レーン起用で、楽しみでしかない。

○⑦セラフィックコール


と、買いたいと思った馬は2頭のみ。
坂井リュウセイは怖いが①グランブリッジは右回り佐賀でノットゥルノに完敗。④サヨノネイチャはダノンレジェンド産駒で2000mは不適。⑪メイショウハリオも11月JBCの内容からピークは過ぎ、どれも食指が動かない。

確かに女店主の推す②ライトウォーリアも連勝中であり強いのかもしれないが、オラは前走の川崎記念で既に◎を打ち、単勝37.1倍ロォン!で巨万の富を得ているので、正直「もうここは掘った」感があり、ここでまたツルハシを振ろうとは感じなく、来たら姐さん大勝利ということで万感の拍手でマンセーしてやろう。

馬券は、◎⑫キングズソードの単勝と、寺島厩舎の親子丼の一点で。

単勝 ⑫
馬連・ワイド ⑦-⑫


実馬券も、先出し公開です。

いいなと思ったら応援しよう!

喫茶ラムネとバイトリーダーN
新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。