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【☆63話☆】9/14中京11R・ケフェウスS(バイトリーダーN)

先般のコラムで、夏場の男性の体臭に異議を唱えたフリーアナが大炎上した事に触れたが、ついに我が身にも「実害」として降りかかる地獄に! 3日間開催の中央競馬。ペース配分も大事なので、最初はゆる~く、笑いながらひとつ好スタートを切りましょう! #ケフェウスS


9月だというのに、まだまだ暑い日が続きますね。

猛暑がピークだった8月に、こんなコラムを書いて、結構なコメント・共感をいただきました。皆さん、周りの体臭にはかなりお悩みである「同志」であることを程よく痛感でき、オラもなんか嬉しくなっちゃったんですよ。
その節はありがとうございました。

あれから1か月経つのだが、気温は全然下がらないもんだから、たまに用事があって最寄り駅に行ったらもう大変。あのモアッとした「男の体臭」が籠る駅構内・改札前には相変わらず。その「体臭のカーテン」を息を止めながら潜り抜ける試練は相変わらず。

相変わらずといえば、この男の体臭騒動の「張本人」もまたすごい。

炎上後も、輪をかけるように「東京はマジで臭いです」と、さらなる燃料投下をしているではないですかww いやこれもまあ、正しいことを言っているっちゃ言ってるんだけれど、しかし、素晴らしいファイティングポーズ。やるではないか?

もうすべてを失った者として、慎まずに開き直って、言いたいことはゼンブ言う。時代はアタシのこれを求めているんだから! と、自称インフルエンサーとして自意識過剰に振り切っているその姿勢は感心に値する。失った代わりに、こうして知名度だけは爆上がりで一躍全国区にのし上がったワケだから、もう「男性体臭コメンテーター」のパイオニアとなり、ワイドショーなりやバラエティー番組に出て、効きビールならぬ「効き体臭」で、次々に出てくるオッサンのTシャツに鼻を近づけて「ウワッ!これはダメです!」と顔をクシャクシャにしながら「✖」の札を上げるシーンとか見てみたい。



で、そんな臭いハナシなのだが、オラの自宅アパートは、独り暮らし専用の1K(6部屋×3階建て)であり、居住者は学生なり、年齢問わず独身野郎どもが住み、女性は見たことなく、家賃もそれほど高くはない。

そんなもんよ。
馬券ジャンキーなんて、衣食住にはそれほど興味はないのだ。健康で文化的な最低限度の生活ができ、そして馬券が買えればそれでいい。それゆえ、高級マンションなり家賃の高いアパートに住みたいという欲求はそれほどないのだ。寝るところがあればいいという感覚。

そんな「底辺」に限りなく近い1Kアパートゆえ、住民の民度もかなり低く、ゴミの分別ができていなかったり、ベランダには使用済みの乾電池がバラまかれていたり、集合ポストにはクレジット会社やサラ金からの督促状があふれ返り名前がむき出しになっていたり(オラではないぞ)、極めつけは、オラの隣の部屋ドアに「吉田! 早く5万円持ってこい!」とガムテープで張り紙が張ってあったりと、おぉなかなかの熱量。

オラはこの張り紙で、初めて隣人が「吉田」であることを知ることに。

そんな低レベルなアパートと、職場の喫茶店を毎日往復している生活が続くオラ。なのでアパートには「寝に帰る」程度。浜ちゃんと小室哲哉の歌詞で「ウチに帰ったらひたすら眠る~だけだから~」をリアルで行く。なので、一日アパートで過ごすことは皆無なのだが、アラフィフのジジイは基本早起き。7時にはバチン! よって、朝の出勤前は部屋で机に向かい、ここで予想やコラム書き等の仕事をする。

そんな朝のひと時。
ちょっと空気の入れ替えでもしようかと、ベランダのサッシを開けたのだが、


「うわっ! 臭ぇぇ~~~!」

今まで嗅いだことのない、人知を超えたレベルの悪臭が室内に入り込んできてオラはもう阿鼻叫喚。





…なんだ? このキョーレツな臭い。

オラは慌ててサッシを閉め、40秒推理。
それでも何なのかわからない。しかし、もうサッシは絶対に開けていけないことだけは事実。

あの臭いの濃度からすれば、遠くではない。近所だ。
すぐ近くで、起きてはいけない事が起こっている!

原因を突きとめるべく、オラは玄関からアパートの外に。
出入口とサッシは真裏の位置関係にあり、さすがに出入り口側までは、建物本体が臭いを遮断していて、臭くない。あくまでベランダ側で異常事態が発生している。

オラの部屋は1階であり、玄関から外に出て、建物をグルリと半周してベランダ側に出ると、「ウッ…」
さっき嗅いだあの悪臭が徐々に強くなってくる。

建物から15mくらいの距離を置き、全部屋のベランダを一望できる位置に距離を取るも、特におかしいところはない。誰かが七輪でスルメを焼いてるような亜空間な光景もなく、静かな光景。

ベランダ群には、隣の吉田の洗濯物が干してあるだけだった。

…これか…??

いま吉田の部屋には、吉田本人がいないことは解っている。
というのも、さっき玄関を出た時に、隣のドアの前に吉田のチャリが停まっていなかったから。彼が在宅の時は玄関前にチャリがあり、不在時はチャリはない。チャリとともに生きる男。

ということもあって、意を決して吉田のベランダに接近。干してある洗濯物にロックオンした。

ベランダの外から、他人の洗濯物に恐る恐る近寄るオッサン。
もうこれ、10人見たら10人とも「あっ!下着ドロっ!」と判定するだろうハイリスクな状況だが、正義執行! ええい!ままよっ! 真実は検証しなければならないのだ。

そして、まだ濡れている吉田の洗濯物に鼻を近づけると。



「うわっ! 臭ぇぇ~~~!」




これだ、ロォォォォン!!
50近く生きてきたが、洗濯物としてはかつて嗅いだことのないレベルの悪臭を放っていた。

というワケで、この悪臭の元凶は、隣の吉田がベランダに干してった洗濯物で確定の赤ランプ。なんでこんな臭ぇんだっ?

これ、よくある「生乾き」という表現では足りなすぎる。
はるかに超越した「公害」レベルの臭さ。どこをどうすれば、お洗濯された衣類がこんな法外なニオイになる? 一体何に漬けたんだい?

借金取りからドアに張り紙される、クズレベルとすればMAXの推定50代のオッサン・吉田。家事だって丁寧にできるワケがなく、相当にずさんでガサツなのだろうが、洗濯物ってここまで臭くなるのか!?というのが率直な感想。

だって普通、洗剤の匂いするだろ? それが微塵も感じられない。
きっと洗剤もケチッて、ほんの微量しか使っていないというか、使わないでただ単に水張った風呂釜に入れてジャブジャブして干しただけなんぢゃね?と疑ってしまう。

そうでないと、こんな臭いにならないわ。

まあ、これで謎は解けた。
犯人も元凶も、すべて解明したことだけは収穫。ただ鼻はひん曲がり、外に出て通報されるかもしれないリスクを冒したただけの甲斐はあった。

オラは室内に戻り、「こりゃダメだな、これ干してる時はサッシは開けてはいけない。ひとつ勉強になったわ」とフッとため息。


暑い暑い屋外に数分いたこともあり、カラダも熱いなこれ。
おちついたところで部屋のエアコンをONに。

するとどうでしょう?
エアコンから、「なんか嗅いだことある」あの臭いが室内に潜入!


「うわっ! 臭ぇぇ~~~!」

そう。オラのエアコンの室外機はベランダの外なのだが、位置が問題。吉田の干した洗濯物の壁板挟んで、すぐ斜め下にあった!

この壁板の向こうに、オラの部屋の室外機がっ!


ということで、洗濯物が放つ「地獄の悪臭」を、まるまる室外機が吸い上げて、オラの室内に冷気となって送り込む毒ガス部屋に。冷気になったって臭ぇモンは臭ぇ! これまさに令和のアウシュビッツ!

みるみるうちに室内は、あの地獄の洗濯物の匂いにまみれる。
サッシを開けても開けなくてもおんなじ地獄。

おい吉田っ! オメーは臭くねぇのか!? …って、いねぇし!

悪臭を放つくらい臭ぇモノって、吉田本人も解ってるから、干すだけ干してチャリで出かけんのか吉田!? テメェやるだけやって逃げてんぢゃねぇよ!

ひどい負け戦だった。
オラは喫茶店に避難。できるだけこのアパートにいてはいけない。っていうかなんでこんな目に遭うんだ??

しかしオラは究極のプラス思考。運は平均。ということはこんなついていない目に遭った時は、競馬はイイに決まっている!

と、今週は喫茶店初のコラム3本ウィーク。しょーもないハナシはよく書くが、ほんとうにしょーもないところで、行こう、ケフェウスS!


◎③マイネルケレリウス
△⑥⑦⑨


先週の紫苑Sで、5番人気◎クリスマスパレードを見事に1着に持ってきて、秋競馬最高のスタートを切らせてもらったその重宝人こそ、関東の11年目ジョッキー・石川ユキト。

先月、JRA通算300勝セレモニーのインタビューで、訊かれてもいないのに自ら結婚したことをカミングアウト。

300勝のお祝いに自ら花を添えたのだが、やはり愛する妻をカラダひとつで養っていく使命感は、仕事の精度をより高めるものであり、身を固めたことがこの石川ユキトにとっては大きなプラスとなった、そんな先週のG2勝ち。

で、その翌週の今週。3日間開催で重賞も東西で2鞍あるが、今週の石川ユキトは両重賞とも騎乗馬はおらず。

ではどこに力点を置くかというと、3日間で騎乗するレースのうち最高賞金額の1着賞金2400万円であり、騎手の取り分は5%ゆえ120万円をゲットできるこのオープンレース。

しかも、明日の石川ユキトは開催権のアウェー・中京ということもあって他に乗鞍はなく、この◎③マイネルケレリウスただ1頭という「ジェット噴射ジョッキー」であり、それでも往復2万円近くの交通費かけて中京まで移動しに行くのだから、当然手ぶらでは帰らないし、結婚してG2勝って、初G1を制覇したゲンの良い中京競馬場。いまこの男が中京に出向くことは、人生において十分に「風が吹いている」と言い切ってよい状態。

先週の◎クリスマスパレードは、石川ユキトがデビューからずっと乗り続けるお手馬であり、喜びもひとしおなのだろうが、この◎③マイネルケレリウスも、石川ユキトが2歳の6月のメイクデビューからほぼ乗り続け、競馬を教え続けているお手馬。全14走中、11回騎乗していることからも、5回騎乗のクリスマスパレードよりも、思い入れも強く、乗り味もより掌握しているであろう。

2歳の東京マイルでメイクデビューを勝利したのだが、次走の東京マイG3・サウジアラビアRCではすでに「マイルは短い。将来は2000m前後で」と、中距離適性を示唆していた馬。
ただ、成長度合いも遅く、適距離の2000mでもモタつくことしばしば。

それでも2勝馬クラス・3勝馬クラスはキッチリ2000mで勝利。今春に3勝馬クラスを処理してオープン入りした際には「ここまで不甲斐なかったので、工夫して乗った」と、今まで溜まりまくっていたものをすべて放出する、爽快脱糞コメントでオープン入り。

しかし、前走のエプソムCは、適距離の2000mよりも200m短い1800mということもあり、スタートで流れに乗れず後方ケツ2の17番手ですべてのコーナーを回る苦しい立ち回りの競馬。それでもメンバー中上がり2位の33.8を繰り出していた。

石川ユキトも「2000mならもう一列前にの位置を取れるのですが、1800mだと流れが速くなるので、リズムを大事に運びました。最後はよく詰めているし、今後は重賞でもやれるようになってくると思います。これからの馬ですよ。」とコメント。

△⑦マキシに2走前の4/6に跨った川田ユウガが「晩成血統らしくここから一気に開花する」とコメントしたのは解るが、石川ユキトも2歳6月からメイクデビューした馬を、2年後の4歳6月になって時点で「これからの馬」と言い切るところはなかなかのビッグマウスぶりであり、適距離でない舞台で完全なパフォーマンスを発揮しきれなかったことが、この悔しさいっぱいの捨てゼリフめいたものから伝わってくる。

左回りの2000mがベストであることは明らかだが、だったら新潟記念を使えば?という選択肢もあるのだが、この9月の中京という変則日程と、G3よりもオープンの方がメンバーも弱くなり、確実に賞金も獲れるという目論見で、このケースを放牧当初からロックオン。じっくりとオーバーホールして、8/22に美浦に入厩。
最終追いではDWで自己ベストの4F50.7と自己最高の動きを披露。休み明けだけれど馬も輸送費かけて中京まで移動と、人馬ともこの舞台に向けてガチなのはよく解るこの臨戦態勢。ここは石川ユキトのクリスマスパレードよりも思い入れの強い、そしてエプソムCよりも適した舞台を選び、他の馬には一切乗らない「ジェット噴射」ぶり、「石川ユキトに吹く風」に、ここは託してみたい。

相手は3頭。先述・川田ユウガのコメント通りの△⑦マキシ。断然の人気が予想されるが、左回りの2000mに実績なく、ここを叩いて京都大賞典を目論んでいるかもしれないことから、ガチではなさそう。
△⑥フライライクバートは、福永祐一厩舎がルメールにオーダーというのは興味深いが、テン乗りでルメールも恰好が付く程度に可もなく不可もない乗り方に徹することが想定されることから△まで。
△⑨ガストリックは、G2勝ちの三浦コーセーに戻して、長期休み明けの前走から叩き2走目で上積み期待できる。

単勝・複勝 ③
馬単・馬連・3連複・3連単 ③→⑥⑦⑨




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喫茶ラムネとバイトリーダーN
新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。