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【☆110話☆】2/16京都11R・京都記念(バイトリーダーN)
アラフィフとなると、自分の体力面での劣化を感じるだけでなく、自分を取り巻く周囲の諸問題まで背負う場合も。これが心身のエネルギーの浪費となり、やがて「がんじからめ」に。人間歳を取るとなにかと難しいもの。さて、その諸問題とは? 是非ご覧ください! #京都記念
いきなりアンサーだが、それは「親の介護」の問題。
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オラと同学年の、喫茶店パート「ちなこ」さん。
彼女がいま悶々としているのは、先週の◎ボンドガールの単勝馬券がゴール前で華々しく散ったからだけではなく、いまこの問題に直面しているから。
※無料ですので、未読の方はご参照ください。
一度書いたらユーキャントストップ!
ライター界のプリングルス女・ちなこさん。同日に前後編という形で、同居する実母について、巻き起こしたトラブル・アクシデントについて赤裸々に吐露。まさにいま、介護の最前線にいる。
我々アラフィフの父母となると、年齢的には75歳以上のいわゆる「後期高齢者」。このちなこさんの母のように、骨も折れれば頭もボケてきて、娘であることも認識が怪しくなるという。そうなると悲しくなってくるよね。
これは、ちなこ家に限った話ではなく、女店主のご両親もまたしかり。
特に母親がだんだん体がおぼつかなくなっていて、喫茶店の切り盛りで忙しい女店主が、たまに温泉に連れていき、体を洗ってあげたりしている。頭はしっかりしているので、ちゃんと感謝の弁がもらえるのが幸い。
そして、かく言うオラも、実家の青森に残した75歳の母親がいて、その生活はだんだん黄信号から赤信号に替わろうとしている。
事の発端は、昨年の6月23日。世間では宝塚記念の日。
オカンは起床時、風呂に入ろうとベッドから立ち上がろうとした瞬間に、
ボキッ!
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左の大腿骨を骨折。救急車で病院に運ばれた。
そこからボルト固定の手術→リハビリを施して、退院したのが9月と、まるまる3か月入院生活。
と、思いきや、暮れの12月に、なんでもなく普通に家の中を杖ついて歩いていたところ、固定していたはずのボルトの周りの骨が砕けて骨折が再発。また病院に逆戻りということで、年末年始を病院で過ごし、退院したのが先週2/9の日曜日だった。
ここまで骨折・入院が連発となると、ココロが弱い人ならすっかり生きるマインドが下がり、刺激のない入院生活でだんだん頭がボケていくのがひとつの人生の下り坂なのだが、ウチのオカンはマインドだけは立派であり、回復・退院に向けて落ちることなく精力的。生きるチカラが強い。それゆえ、ボケていないのかもしれない。
この退院に合わせたワケではなかったのだが、オラも青森で所用を済ますため、2/9(日)は、喫茶店のある街から5時間かけて帰省。まるまる競馬開催の時間帯であり、いつもはこなせるMCも全く対応できない乗り換えの時間帯もあったり、新幹線に乗っていても、那須高原なり盛岡以北のどローカル地帯に入ると電波も怪しくなり、グリーンチャンネルも見られず、PCもつながらずと、スムーズさを欠くことに。
なので、ロシタンが日曜京都10Rの令月Sで単勝6.5倍の◎ロードアウォードが1着ロォン!しても、その20分後の小倉メインで単勝4.8倍の◎ドゥラドーレスがこれまた1着ロォン!しても、何のリアクションもできなかったのはこのためでした。
ごめんねロシタン。せっかくのいい予想なのにラッパも吹けなくて…。
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でも、リーダーのフォローがなくてちょっと拗ねてます。
実家に帰ると、オカンも笑顔で迎えてくれたものの、もう杖がないと歩けなくなっていて見ていて痛々しかったが、最近の杖は、先っちょが4股に分かれていて(四点脚)、一本杖にくらべると歩行も楽なようだ。
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そんなオカンだが、耳こそかなり遠くなり、デカイ声で話さないと会話にならないが、幸い頭はボケていなく、退院したらもうあちこち親戚・友人にデンワをしまくっている。変に考えない人種というのはじつに生命力が強い。
そうこうしているうちに、家には親戚の自動車修理屋が到着。ま、まさか?
オカン 「あ~これで運転できる。ホントにたすかりました」と嬉しそうにゼニを支払っている。
「…をい待てオカン。まさか、その杖ついてる足で運転しようとしているのか?」
「あ~右足は全然平気だから、運転は問題ないのよ」
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今は、そこじゃねぇだろ!?
と、最近デヴィ夫人が結党した「12(ワンニャン)平和党」に対しての第一印象とまったく同じコメントを3日先に放つ。
だが、運転開始に完全否定できなく、いろいろな思いも交錯する。
ここが田舎でなく、ある程度都会ならば、「テメェそんな足で運転はダメ!通行人だのチャリンコ轢いて終わりだ」といい、車はとっとと中古車屋へ処分!と意気揚々カーセブンに電話するのだが、この田舎は「完全なるクルマ社会」であり、生活していく上で車がないと成り立たない地域。灯油も食べ物も買いに行けなければ、病院にも通えない。
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つまり車を没収してしまうと、健全に生きる権利をも剥奪してしまうのだ。それは、張りのない人生=ボケの加速をしてしまう恐れも。
さらに、その反動で嫁が買い物だ病院だといろいろ動くこととなり、嫁も仕事に行けなくなり、ダメージが増幅してしまうだけでなく、生活基盤が崩れることに。
なので、車没収は必ずしもベストな選択ではない。
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しかし、年々高齢者による事故は増加傾向にあり、オカンも加齢とともに「事故リスク」は年々増加していく。事故ってからでは遅いのだが、事故を起こすと、「もうクルマは引退しろ!」引導を渡せるキッカケとなるのだが、今のように、なまじ頭がシッカリしていて、運転には支障ない!と言い切ってる以上、いま強引に没収というのは、生きる気力も奪ってしまう事となり、75歳後期高齢者。その取扱いがたいへん難しい「岐路」にさしかかっている。
いっそのこと事故を起こしてしまえばいいのか?
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いや、そうぢゃねぇよな。相手がタヌキやイノシシならいいんだけど、人轢いたら心の痛みと賠償金とアレヤコレヤ…取り返しがつかないことに。
人間、歳を取ると、時間の流れとともに「感性」も鈍る。
自分が正しいと思っていたものが、時間の経過とともにそうではなくなっているもので、昔はそれが正しかったから、つい踏襲して昔の考えで実行して、現代との乖離が発生し、他人から「ズレている」と言われる。
これは後期高齢者に限らず、我々アラフィフだってそう。
ラインを打てば「おじさん構文」「おばさん構文」で顔文字連発。悪いか?
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オラは娘にラインすると、その文面・文体が「怖い」のだそうだ。
感情が見えなく、ビジネスチックで上司みたいだと言う。オラからすれば説教ではなくただの連絡なのに、娘は、なんか説教されているような「圧」を文体から感じるんだって。
しゃあねぇだろ?そういう世界で生きてきたんだから。変えねーからな。
で、そんな「感覚のズレ」は、オカン世代となるとさらに顕著。
オラは今住んでいる街で、商店街会員同士の交流の観点から、それほど行きたいとは思わなかった、商店街の古き良き理髪店で散髪をすることに。
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ん~しゃあないよな。
これも近所付き合いであり円滑な商店街運営の一環。横のラインは大事だよなと床屋の門をくぐったが、担当したのがそれこそ後期高齢者のBBA店主。年齢はうちのオカンよりちょい上の推定77~78歳。
店内のメニューには「調髪(男性)…4500円」とあったので、まあ普通に切ってくれやという意味を見めて「この調髪でお願いします」とオーダー。座って数分経ち、えらく眠かったのと、BBAとはめんどくさいトークはしたくなかったので、着席後すぐに大爆睡。
1時間後。
「ん?」
起きて鏡を見ると、そこにいたのは「スシ屋」だった。
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とてもキレイで、鮮やかな「角刈り」が鏡の前にいた。
「はぁ~い! あら~オトコマエになったねぇ~~」
BBAはウットリしながら、コーヒーを出してくる。
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え…えっ? 誰これ、え? 俺?
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普通さぁ、男性が床屋に「調髪」しにいくって、その理想の完成形って
こうとか
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こうでしょうに!
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いや、顔は変わんないのは解ってるけどさ…
でもこういうイメージと希望を持って俺たちは床屋に行くもんじゃん??
なのにどうだ? 起きたら、
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いやみんなそれなりにダンディーでカッコイイのかもしれないが、令和のこの世で、いるかい?
あ、いるな。いま目の前に。俺がいまそうだ!
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その昔「オトコマエ」といえば、角刈り。
中畑清、大門団長、菅原文太、、、確かにみんなかっこよかった。
輝いた昭和を生きたBBAのイメージする「オトコマエ」も、もれなくこれだった。今もなお脳内に輝き続ける概念。時代に流されない強み。
しかもこの角刈り。すごく綺麗な仕上がり。自分で髪を触って気持ちが良かった。なんか軟らかいタワシを触っているようだった。
なんか、BBAの「遺作」を思わせる、そんな生涯イチの出来栄えにも見えてくる。
BBAの作業後の恍惚の表情が眩しく、オラは感情のままに阿鼻叫喚とか、中指を立てるとかガッカリした顔はできず、すました顔で大門団長になり切って、ニヒルにコーヒーを頂く。これも福祉のこころ。
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何も言わずにコーヒーを飲み干し、4500円払い、店の外へ。
待ちゆく人の目線が、スシ屋の頭に集中しているのが解る。笑っている奴もいる。おい、見るなら顔を見ろ! 頭じゃねぇよ!
それでもみんな角刈りばかり見やがる。
おっぱいばかりジロジロ見られる巨乳オネェチャンの気持ちが良く解る。
…もういいよ。おうおう見てくれ。
これが令和に残る天然記念物さよ! どうだいヒロシぃ~?
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そして、喫茶店へ帰還。見事にスシ屋に変貌したオラを見て女店主。
女店主は、他人がヒドイ目に遭うのを見るのが大好物のドS。
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どんだけ笑ってんだい君は?? 腹筋大丈夫か?
よくスーパーやコンビニで最近「1日分の野菜」とか「1日分のビタミン」
という文言が入った飲料をよく見るが、この笑いっぷり…「1日分の笑い」としては十分すぎる量!
と、人間、歳を取ると感性は劣化するんだ。
柔軟でないとエライことになるし、人を不幸にもする場合も。
少なくとも、スシ屋にされたオラは、いまそんなに幸せではない。
オラは、あと何年、大きくズレていないコラムを書き続けられるのだろうか? 限界との闘いは始まったばかりだ。。。
まあ、いっちょ美味いスシでも握りますか。。。京都記念。
◎④ソールオリエンス
○⑪セイウンハーデス
▲⑥チェルヴィニア
△①③⑨⑩
まず○⑪セイウンハーデスだが、前走、1年5か月ぶりの休み明けで出てきた京都2000m・チャレンジCを、速いペースを前々で追走し、4コーナーでは先頭という、幸ヒデアキらしからぬ積極騎乗で、最後はタレて5と、◎を打っていたものとすれば大悶絶であったが、見せ場タップリ。大健闘として拍手を贈った。
今回は、叩き2走目で1週前追い切りでは栗東坂路で一番時計の50.4と、上積みしなかいモードで◎を打ってリベンジしたいところだが、2200mに実績がなく、2000mからのあと200mをどれだけ快適に走れるか唯一引っ掛かるところであり、○とした。
◎は初めてこの馬に打つ、④ソールオリエンス。
大好きなコーナー4つの右回りに加え、明日の京都地方は降水確率70%の雨予報。昼には止んだとしても、稍重~パンパンではない良馬場を想定。となると、皐月賞や宝塚記念のようなグチョリンコではないものの、この馬向きの競馬が可能であり、2200mへの対応も可能。
騎乗する川田ユウガは、初騎乗ではなく実は2023の有馬記念で騎乗経験があり、この時は1枠①番でモマれて随所に不利を受けて不完全燃焼も、この時の有馬記念メンバーと今回は雲泥の差であり、一気のブッこ抜きに期待したい。
もはや「手塚厩舎の追い切り芸人」となっている嶋田ジュンジが、毎週丹精込めて騎乗。成長曲線の劣化は感じさせず、やはりこの馬は東京の切れ味勝負よりも右回りのグチョリンコで絵になる。
▲⑥チェルヴィニアは、3歳時のパフォーマンスからすれば、やはり他の△とは差別化しなければいけなく、馬券面で厚目に。ここはひとつの試金石だが、今年の競馬を語る上で何度も登場するであろうワード「ルメールの斜陽」がこの馬にどう反映するか。結果次第では、今後レガレイラのような乗り替わりもあるかもしれなく、ある意味このレースがひとつのターニングポイントのような気がしている。
馬券は◎○の馬連・ワイドの本線にズドン!で勝負。ほかはリスクヘッジの枝葉程度で。
単勝 ④
複勝 ⑪
馬連・ワイド ④-⑪(本線)
馬連 ④-①③⑥⑨⑩
3連複 ④-⑥-⑪(本線)
④⑪-①③⑨⑩(おさえ)
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