【未曾有の一年】スピッツ心の短歌
師走のバタバタ最高潮の時に筆を進めさせたのは、やはりスピッツでした。
週1回書いていたnoteが9月で丸1年となり、リスタートどうしようかと思っていたら激務で筆が止まり、なんか調子が悪くなりました。色々と。
なんやかんやでnoteは時間もかかるし、書くくらいなら寝たい、とか。
でもなんか、体の循環が鈍り、体が以前よりも重くって。(太っただけかな)
コーヒーすら無力な朝は日々のリズムを奪って、
瞼の裏が煌々と光る夜は、明日への不安を募らせる。とか。
仕事のミスも多くて。
このまま惰性で年を越しそうな、晴れない心境の時に
あのお方がタンバリンをシャカシャカしながらスマホに登場した。
俺のすべて
歩き疲れて へたり込んだら崖っぷち
微笑むように 白い野菊が咲いていた
心のひだに はさんだものは 隠さなくてもいいと
30/50の「俺のすべて」。ファンの間でもベストテイクと評判のライブ定番曲。YouTubeにお出ましだ。(崎山さんのドラムソロ、あの後何回見たかな。)
最初のAメロにあるこの歌詞は、その時の僕に言っている風にしか、聞こえなかった。
白い野菊。
先日、団体の仲間と直接会う機会があって。
結構久しぶりのメンバーもいて。
一人一言の時に僕は、「心のひだに はさんだ」言葉を出した。
そして、前の会社の上司と最近会った時に、
「亘、noteはやめたの?」と。
ただそれだけだったが、読んでくれていたことが嬉しかった。書いていなかったことを知ってくれててびっくりした。
「心のひだにはさんだ」言葉を出すように言われているような気がして。
次の訪問者は、ぱっと見地味なおじさんがベース持って暴れながら走ってきました。
けものみち
怖がらないで 闇の向こうへ 手を伸ばす前のまわり道
すべての意味を 作り始める あまりに青い空の下
これもライブで定番の曲。最初のベース遊びと、中盤の空白が粋な曲。スピッツには珍しく直球的な応援歌。
僕は比較的行動に移せるタイプになってきましたが、ここ最近はその行動に意味があるのか、目的に繋がっているのか、不安が先行していました。
というか
ただ怖がってました色々と。
よく晴れた午前中に、「怖がらないで」と。
「未来は誰にも分からない」ことを、キャリアのセミナーであれだけ言い散らかしてる僕が、そこが見えなくなっていた。
僕は元気になりました少しだけ。
次に僕を奮い立たせたのは、優しい顔つきとは裏腹にドパワフルに打楽器を操るあのお方。大きな音を2回鳴らす。
みそか
越えて 越えて 越えて行く 命が駆け出す
悩んで 悩んで はじまるよ 必ずここから
結局僕はこの曲がめちゃくちゃ好きなんですね。前の記事でも書いていますが。
みそかの集大成である大晦日が近づく。
少しだけ元気になって、今年を振り返る。
コロナ無しでは語れない。
みんなそうだと思うけど、嫌なことたくさんありましたね。
僕は仕事柄、解雇になった人を間近で多く見ました。
ニュースでは、素晴らしい人がコロナで亡くなる報道。
ネットやSNSでは、あらぬ誹謗中傷で自殺。
ネガティブな情報に触れると、ネガティブになりますよね。。
もうそろそろ、次の年になりますね。
悪夢が始まってから一年が立ちますね。
大変でしたね。
悩みましたね。
すごい悩みましたね。
まだまだ悩むかもしれないです。
でも僕は、皆さんは、年を越せます。あと少しで。
越しても何も変わらないかもしれないけど。
命が2021年に繋がります。
何かがはじまります。
悩めば悩んだ分だけ何かが始まることを、スピッツが代弁してくれています。
来年は、どんな年にしたいですか?どんな人になりたいですか?
最後の訪問者は、一番派手な格好をした、一番スピッツらしい音を奏でるあの人です。ミスターアルペジオ。
ハネモノ
絡みついた糸を断ち切って 膜の外に連れ出してやろう
ささやいて ときめいて 街を渡る
羽のような 思い通りの生き物に変わる
シンプルな曲構成と小気味良いリズム。
9.11同時多発テロに沈んだ翌年、カルピスを通じて世に広まった、清涼感あふれるスピッツらしいナンバー。
皆さんに絡みついた糸はなんでしょうか。
膜はなんでしょうか。
誰が連れ出すのでしょうか。
何をささやき、
何にときめき、
どんな街を渡るのでしょうか。
それを決めるのは、僕たち自分たちです。
いろんなことがあった2020。
絡みついた糸を断ち切って、膜の外へ。
ハネのような、思い通りの生き物に。
横浜サンセット2013への感謝
2020/12/20を以て配信が終了します。
コロナの自粛が始まった春からYouTubeのスピッツ公式チャンネルで無料配信がスタート。何回聞いたか分かりません。
音声も画像も超高品質で、これが無料なのは贅沢すぎる。配信終了のサインが出た瞬間は残念だったけど、それよりもこんなすごいのを無料で見せてくれたスピッツ他関係者の方々に感謝です。
「アパート」「月に帰る」「チェリー」の流れは何回ループしたか分からない。めちゃくちゃ聴いた。
「夏が終わる」「渚」を夏のライブで聴いたら息が止まる。
取り止めもない書きっぷりはあまり進歩しませんが、久々に書いて楽しかったです。
相変わらず書くことはスポーツ、キャリア、音楽(というかスピッツ)が多いですが、僕の軸はそれなので、引き続き書いていこうと思います。
寒くなりました。もうすぐ年越しです。コロナ増えてます。風邪も増えます。インフルも。
激動の年もいよいよ大詰め。
皆さんにとって、どうか良い年末年始となりますように。
では。
亘