PLAMAX MF-12 minimum factory マキナ・中島
リガリガスツールに座って自撮りするマキナ中島を作りました。
以下、キット詳細
アニメ、マクロスΔに登場するアイドルユニット:ワルキューレの一人です。マクロスΔは放送当時は観てなくて、数年前に観ました。しっかりハマりまして、2021年の劇場版絶対LIVE!!!!!!は劇場まで足を運んでラストではしっかりと泣きました。
こちらはマクロスモデラーズのフォトコンテスト用に購入したわけですが、なぜマキナを選んだかというと、マキナ役の声優(西田望見さん)が、マクロスモデラーズの配信番組MC担当ですので、媚を売ろう、喜んでもらおうという思いです。
ちなみにコンテストには過去3回自撮りネタでエントリーしていて、入賞したことはありませんが、昨年の結果発表時配信番組の全作品紹介コーナーにて、西田さんに「お家芸!」コメントを頂きましたので自撮りの人という認知はされてるようです
過去の応募作品
3年前:自撮りミンメイ
2年前:自撮り未沙
1年前:自撮りミュン
前置き長くなりましたが、今回はマキナ・中島を作ります。
まず、中身をみて、想像の3倍くらいランナー数が多くてびっくりしました。塗装せずに組み立てるだけでもそれなりに再現できるよう5色の分割がなされています。
まずはさくっと仮組みを、、、と思いましたが、これがなかなかどうして。。。各パーツは接着前提のハメアイゆるゆるなものが多かったので、マスキングテープで固定しながらの仮組みが必要でなかなか大変でした。
仮組して形を確認したところで、自撮りポーズはどうしようかと。
素直にやるとマイクを持ってる左手は残して、右手に自撮り棒を持たせたいところですが、下半身に着目すると、ひざの曲がりの角度、腰から尻のパーツの分割、これらから座りポーズいけるのでは?と気づき、切った貼ったで形にしてみたところ、いけそうな感じになりました。
マイクは先端を落として、そのまま自撮り棒に握り手に。これで左手はそのままでいけるとので指を作らなくてよいのはラクチンです。
付属のデカールは、目線が右方向になっているので、これに合わせるとするならば、ポーズ的に自撮り棒を右に寄せないといけないのだけど、右手のピースサインもあるので自然なポーズにはできなそう。。
というわけで、デカールの使用は諦めて、瞳は自分で描くことにしました。まずは最終ポーズのイメージがつきやすいのように、正面視線な黒目をシャーペンで描いてみました。
また、前髪は元ポーズの影響で曲がっています。ここはまっすぐにしたい。というわけで安直にライターであぶって曲げることを試みると、まっすぐにはなったものの、一瞬で縮んでしまいました。。
細いパーツは熱湯を使ったら良かったかもしれません(youtubeで熱湯でプラスチックを曲げてる人をみて、熱湯でいけることを知りました)
顔を乗せてのポーズチェック。成り立ちそうではあります。ただ視線は正面よりも、左に振った方が可愛くできそうだったので、黒目を修正しました。
視線とポーズの方向が決まったら、パテを盛って固定していきます。肘、手首、肩、足の付け根、あとスカートの本来リボンを接着する辺りも、ポーズ変更で使わなくなったので埋めておきます。
あとで塗装しやすいように可能なかぎり接着はしないでおきたいところですが、腰とスカートは組み立て式にするのが困難だったので接着してしまいました。さらに上半身と下半身も固定してしまっています。
背中のリボン、元のポーズではふわっと舞ってる形状なのですが、座りポーズには違和感があるので、ふわっと下に落ちてるような形状に変更しました。(これもライターであぶって曲げてます。こちらはうまくいきました)
さて、座りポーズなので椅子が必要です。ここでパッと思いついたのが、西田さんの描いたリガード(リガリガ)。形状的にも座りやすそうだぞ、ということで、ボディはパテ、足はランナーでさくっと造形しました。
ボディを乗せてみて、成り立ちそうなことを確認できました。
ひととおりの工作が終わったので塗装に入ります。
今回パーツが細かく色分けされているも、色違いのふくらはぎパーツには、両方に同じ色のラインを描かないといけません。むしろ成形色は邪魔になりそうなので白サーフェイサーでリセットしました。肌部分に関してはピンクのサーフェイサーを吹きたいところですが、マスキングして塗り分けるのも面倒なので、アニメキャラなので下地が白でもいいかと。
といいつつ、独立してる顔パーツにはピンクサフを吹きました。
瞳は、(視線の都合上)デカールを使わない選択をしたので自分で描きます。どうせ一から描くのであれば、マクロスといえばの美樹本晴彦先生風のタッチ(以下、美樹本風タッチ)に挑戦してみました。
美樹本風の瞳とはなんぞや、ということで、
(あくまで私の中でのイメージとしては)
黒目が大きくて淡い
まつ毛と黒目の境界があいまい
下まつ毛もわりとしっかりしてる
もちろん作品や時代によって書き方は違いますが、私の中のイメージの美樹本先生はこのタッチなのです。(子供の頃は、チラシの裏や落書き帳によくミンメイを模写したりしました、うまく描けなかった思い出。。)
検索で美樹本先生が描いたワルキューレメンバーの画像もでてきたのでそちらも参考にしました。マキナの瞳は正面方向でしたが、カナメさんの瞳の感じが今回の視線方向とも近かったので、カナメさんの瞳の感じを参考にしています。
まずはシャーペンでアタリを描きました。シャーペンだと淡い印象がつくりやすいので、この段階ではそれっぽくできてる気がします。
ポーズと目線の確認のため、ホワイトサフ状態の体に顔を乗せてみると、ウェディングドレス感があり(純白衣装バージョンのキットも販売されてましたしね)、これはこれでアリなんじゃないかと思えてきたりもしたのですが、ここから作りこむにはグラデ塗装が必要になりそうで筆塗り民には厳しいので諦めました(エアブラシもってません)
エナメル塗料で瞳を描き込んでいきます。シャーペンのタッチでだせていた淡い印象を残せるかがポイントでしたが、黒目を塗りつぶした時点で淡さ皆無になりましたね。。(それはそう)
さらに虹彩と反射を描き込みましたが、完全に普通のアニメ塗りになってしまいましたね。。綺麗には描けたのですが、美樹本風タッチからは遠ざかってしまいました。。
美樹本風タッチに戻すべく、パキっとした虹彩部分にクリアのオレンジにすこし黒を混ぜたものを乗せてみたら、虹彩が少し柔らかくなったので、これで良しということにしました。
目元の淡いチークも美樹本風タッチな要素と思います。タミヤのウェザリングマスターのピンクで重ねました。iPhoneの自動補正が強すぎて画像だと色が乗ってないように見えますが、実際には微妙にのってます。(これ以上のせると、主張が強すぎてよっぱらいになってしまったので、これくらいがギリギリでした)
髪の色があまりにもピンクすぎてマドマギのまどかみたいな印象になっていたのが気になったので、少しオレンジを混ぜたものにやり直しました。
顔が描けたのでリガリガも塗装していきます。
まずはシャーペンで簡単にあたりをつけて、それを参考に色を付け、アウトラインはサインペンで書きました。
手をプラバンでつけようかとも思いましたが、めんどくさかったので、あくまでスツールということで塗装で描き込むだけにとどめました。
身体の方も塗装していきます。ホワイトサフのままだとうっすら成形色が見えてましたがMSホワイトのスプレーを重ねることで成形色をさらに隠蔽できました。(リガリガにもMSホワイトを吹いてます)
肌はいつもキャラクターフレッシュ1 を使っていますが、今回下地が白く赤みが足りないと思ったのですこしフレッシュ2を混ぜました。
接着済みの箇所は塗りにくかったですが、まぁなんとか塗れました。
基本塗装が終わったので、デカールを張り、スミ入れ作業に移ります。
スミ入れは下地の色で塗り分けるかどうしか迷ったのですが、ピンクブラウン一色で統一しました。全体的にピンクの淡い印象になったらいいな、という思いです。
最後に全体につや消しを吹きます。
肌部分にはウェザリングマスターで赤みを追加しました。
というわけで完成です。
さて、マクロスモデラーズのフォトコンテストに応募するにあたって完成写真ををどうするか、ということで、あらためて応募規約を確認します。
1枚目のメインとなる完成写真は正面全体像にしようと思っていましたが、せっかく「フォトコンテスト」と銘打たれているので、ひとひねりしてみることにしました。
自撮り棒のスマホから撮った体のアングル、今回はこれをメインビジュアルに据えようかな、と。雰囲気としてはこんな感じです。
ただ、これだけだといつもやってることなので、面白味が足りない。
そこでARフィルターとかスタンプで盛ったら自撮り感が増しそうということで、西田画伯のキャラクターをARスタンプに見立てて、モリモリに盛った自撮り画像にしてみます。
↓こちらのサムネ画像のようなイメージです
リガリガには「に」「し」「だ」の3機体存在していたのでそちらを拝借することに。ペンタブ引っ張り出してスタンプ素材用として描きました。
さきほどの自撮り画像にPhotoshopで合成するとこんな感じです。
わりと楽し気な感じになりました。
が。。。
マクロスモデラーズのコンテストでは画像の合成などの加工は禁止されてますので、、、
物理的に映り込ませることにしました。
スタンプたちを厚紙にプリントアウトして切り出します。
こんな感じにレイアウトして、
自撮りに使われるスマホのフロントカメラは広角なので、背面カメラを0.5倍の広角レンズモードにして、良い感じに収まるように配置します。(被写体距離1,2cmとかなりの無茶な接写でも、露出あげれば綺麗に撮れるiPhone14Proさまさまです)
撮れた画像はこんな感じ。マキナの顔にピントあわせる都合上スタンプのピントは甘くなってしまったり、厚紙スタンプに環境光が乗ってしまってスタンプ特有の異物感が減ってしまうのは残念な感じではありますが、力技も含めて面白くなったので良しです。
もうすこし楽し気な感じにするために、100均でハートのシールをいろいろ買って試してみました。
最終的にはシンプルにすることにしました。
【マクロスモデラーズ】第8回プラモデルフォトコンテスト
エントリー完了です。
まとめ
イメージ通りに作れました。NakedAngleの瞳を描くのに鍛えられたせいか、1/20くらいのアニメ調の瞳はわりと割と楽に描けました。ただ、ここから細かいディテールを追求していくには、上手な人の画材とか手法を調べないとエナメル塗料の筆塗りだけでは難しいのかなぁなどと思ったりもしています。
おまけ1
Luma AI(iPhone14Pro)を使って3Dスキャンしてみたら、思いのほか綺麗に撮れました。このサイズのプラモでも、iPhoneひとつで簡単に、いろんな視点で見れるようにできるとは驚きです。作ったプラモの3Dスキャンのギャラリー作っても楽しそうですね。
おまけ2
4/19の、#マキナ・中島生誕祭2024に合わせて、自撮り別バージョンを作ってみました。こちらはがっつりPhotoshopによる合成と色調整いれてます。
これまで作ったプラモデルの完成写真はインスタグラムにまとめているので、興味を持たれた方は覗いてみてください。
Threadsにて、プラモ制作の実況もおこなっています。
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