そのトレンドラインは誰が見てるんですか?
今回はトレンドラインの引き方について、日々思うことがあるので言及します🐈
チャートにラインを引けるトレーダーってカッコいいですよね。
ここは強力なサポートラインでチャネルでペナントでウェッジで( *`ω´)キリッ
みたいなやつ🐈w
テクニカルのことを「占いと変わらない」などとバカにする投資家も世の中には多いのですが、私はラインやプライスアクション等を含むテクニカル分析全般、非常に重要なものと考えています。
なぜならテクニカルは、市場が発するメッセージであり、ファンダを織り込みながら、人々の欲望を形作っていく概念的なものだからです。
この話はまた別の機会にでも🐈
じゃあ何を思うことがあって執筆してるのか?ということなんですが🐈
相場始めたばかりの頃ってラインの引き方わからないよねー、そうだよねー。ということなんです🐈w
しかも、みんなそれに気づいてないでしょ?
ヤバいっすよそれ🐈ww
トレンドライン、サポートライン、レジスタンスライン、三角保合のラインなど、チャート分析においてラインというのは重要な要素です。
特殊なインジケーターやオシレーター等を必要とせず、自力でローソク足から引けるのがミソなのですが、初心者の頃は自分本位の線を引きがちなんです🐈
それじゃあ、ただのお絵描きじゃん?w
バカにされる自己満足の占いラインじゃん😵💫
そんな自分本位で描かれたラインは、あなたの「願望」に過ぎません🐈
トレンドやサポートを形成する心理的背景を学ばずして、テクニカルは機能しません。自分の頭の中にしか存在しないラインに固執すると、どうなるか?
アナタ、地獄に堕ちるわよ🫶🏻
私もかつては初心者で、他人の見よう見まねでラインを引いてみたもんです。間違っててもいいから、まずはライン引いて引いて引きまくったらいいって誰かが言ってたので。当時は、それで大満足でした。
本当に恥ずかしいですけど、当時描いたラインを晒します。
銘柄のスクリーニングとかしてて偶然このような昔引いたラインに遭遇すると、鳥肌が止まりません🐈ww
でもね、正しいラインが引けないからってガッカリしないで。
誰にでも、こういう時期はあるよということです🐈w
何が間違っているのか?
「トレンドラインの引き方違うよ。」
「レジサポそこじゃないと思うよ。」
と言われても、最初はわからないです🐈(ソリャソウダ
以前、急落について書いた記事でも言及したダウ理論における「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ」の3つの状態がある、という前提の知識がないと、チャートへの線引きは難しいと思います🐈w
その前提を頭に入れた上で、具体的に何が間違っているのか?
実例を見ながら勉強していきましょう🐈
①トレンドラインじゃない
結論から言うと、このラインはマクロ足のネックラインであり、トレンドラインとは言えません。
上昇時のトレンドラインというのは、①安値を切り上げた、②高値を切り上げた、③押し安値を切り上げた、この①と③を結んだラインがトレンドラインです。このチャートの場合は1つ前の安値と、引き始めの安値を結んだラインがおおよそ正解になります。
そして週足〜月足のマクロ視点では上昇トレンドですが、おそらく日足〜時間足のミクロ視点では下降トレンドになっています。とっくの昔にトレンドラインを割れています🐈w
②ラインのスタートの位置が違う
さっきの例と似ていますが、ライン引き始めがの安値間違っているため、全然ダメです。最安値は下降トレンドの範疇です。このラインはお馬鹿さんが引いた願望のラインであり、市場で誰も見ていません。誰も見ていないラインはテクニカルが効かないので、全く機能しません🐈w
③そもそもノートレンド
これが1番初心者あるあるで、よく見るやつかなと思うのですが、レンジ相場の一時的な反発にトレンドラインを引いてしまうやつ🐈w
これは恥ずかしいから早く卒業しましょうw
❶レジサポが機能してない
https://x.com/age_age_apple/status/1704611505650405556?s=46&t=y6OQNg2cN0lL0lIS5sJYqg
水平線レジスタンスもサポートも突き抜けてます。これは機能しているとは言えません。反発するからラインとして、テクニカルとして機能するのであって、何となく線引いてるわけじゃないんです。
ついでに言うとトレンドラインも間違えてます🐈ww
❷自分がレジサポであることを期待しているだけ
サポートでもなければレジスタンスでも無いです🐈w
これは全く根拠のないラインだと思います。
サポートラインは、そこで買った方が有利だからサポートになるわけで、レジスタンスラインは、そこで売った方が有利だからレジスタンスになるわけです🐈
じゃあ、これは?
そのラインで買い方や売り方は集中的な売買注文を出しそうですか?
答えはノーです🐈w
トレンドラインが引けるとどんないいことがあるか?
=相場が俯瞰できる。誰が勝ち筋で、誰が苦しいのか一目瞭然。
これに尽きると思います。
サポートラインというのは、「ここで反発するだろう」とか予想するためのラインではありません。あくまでも「ここで反発する可能性が高い」という期待値を見るためのラインです。そのような値動きをする背景には、当然ですが買い方の心理が働いており、彼らは何を考えているのか?どのような欲望が渦巻いているのか?ということを感じなければなりません。
レジスタンスもそうです。
水平だろうがトレンドだろうが、跳ね返されるのはどういう心理が働くからなのか?ということを考えます。ラインを引くことで、それらの思惑や取引のスタイルが可視化されて、わかりやすくなると言うだけなのです🐈
まとめ
適当なお絵描きチャート、もうやめよう!
テクニカルが機能している風のラインなんて、犬も食わねえ!
トレンドやサポートを形成する心理的背景を学ばずして、テクニカルは機能しない!
とにかく市場心理を考え、ダウ理論の基本に忠実に、たくさんのチャートを見てラインを引いてみること!
これらの武器を手にいれると、高値に飛びついてしまったり、落ちるナイフを掴んでしまったり、無駄にナンピン塩漬けしてしまうことは無くなります。
精神的な余裕に繋がり、大きなチャンスが訪れた時に落ち着いて対処することができるのです。
やるかやらないかは、あなた次第です。
さあ、どうしますか。
納税してください🐈