詩というほどでもないけれど#31「依存的な」

健全ではなさそうですね。

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「依存的な」

懐に入り込むのは、
案外簡単で。

自尊心を満たしてあげれば、
あたしの独壇場。
だって本心なのよ、
気持ちに嘘は無いわ。

渡り歩いても、気にしないでね。
只の気まぐれ、
仔猫と一緒なのよ。
可愛いもんでしょ、、、

身体なんて、超えているの。
想い悩んで、肥えていくの。

あなたの魅力は
あたしだけ、知っていれば良いわ。

明け方にしか聴けない声、
誰にもわからないでしょ。

あんただけは認めてやっても良いわ、
真夜中喚いても、
どうせ、手が届かないんだから。

墓場まで持っていく、
醜悪な記憶は。

晒した過去は、消えないでしょうけど。

気づいたとしても、
言えないでしょうけれど。

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