day.55 夏のはじまり
新宿駅で待ち合わせる。
高校の時の後輩と、その繋がりで仲良くなった同い年の子と一緒に向かう。
後輩の事をここではヒツジちゃんと呼び、同い年の子をりななんと呼ぶ。
ヒツジちゃんの繋がりで去年のファミえんに一緒に行ったことがきっかけでりななんと仲良くなった。
ヒツジちゃんと毎年行っていたのだが、今年は仕事で行けなさそうと聞いていて、りななんと行く予定だった。
けれど、急遽ヒツジちゃんも行けることになり凄く嬉しくなった。
夏は毎年会っている。
会う度に「夏が始まった」と感じるので凄く嬉しい。
移動も車内もライブも全て最高だった。
ずっと笑っていた。
ライブ前は泣きそうでドキドキだったが、ライブが始まったらその気持ちはどこかへ消え、ずっと笑っていた。
1番最初の歌が流れた時は、
「私の夏が始まった」気持ちで泣きそうになり。
いい湯かなでは
「お母さんの事を思い浮かべ」て泣きそうになり
青い青い星の名前では
「遠くで泣いてるあの子の明日を
変えられるのは僕らかもしれない」で泣きそうになり。
あれ、よく考えたら沢山泣きそうになっていたや。
けれど、ずっと笑って踊って騒いで濡れて。
コールで大きな声を出して。
本当に最高に素敵な時間が流れていた。
沢山エビ中に助けて貰っていた。
そして、ずっと応援していて年々成長していく姿、ファンが増えていく姿、大きくなっていく姿を見て本当に幸せだ。
頑張る部分は私と違うけれど、この子達がこんなに頑張っているから私も頑張らなければと思う。
夕暮れと共に、みんなの持っているペンライトがキラキラ光る。
終わりと共に花火が上がる。
この景色が見たくて、辛い時も頑張れた。
終わったあと。
凄く幸せな気持ちになった。
私の語彙力では表せきれないけれど、最高だ。
この子達に出会えて良かった。
沢山元気を貰えた。
沖縄帰ったら、たくさん笑える気がする。
また、この景色を見るために。
私も頑張ろう。
一緒に行ってくれたヒツジちゃんとは駅でお別れをし、りななんとホテルへ向かう。
深夜2時まで2人で笑いあった。
会うのが2回目なのに気が合いすぎる、面白い。
明日も早いので、お互い寝ることにした。
初めての人とホテル一緒なのが不安だったが、大丈夫だった。
エビ中パワーすごい、いやりななんの安心感もある。
けれど、どうしても1人になったら泣きそうになる。
悲しい気持ちではないのは確かだが、どうしてか分からない。
無意識に気を張ってないか不安になる。
でも、それ以上に幸せだ。