20³展を終えて ~後編~
はじめに
どーも。みやびです。
ってことで、20³展を終えての後編です。
引き続きよろしくお願いします。
本編の前に
いきなり続きを初めても良いのですが、せっかくなので、雑談でも。
メインビジュにお前いないやん問題
こちら、素敵な素敵なメインビジュアルなんです。良いですよね。
でも、実は僕は写ってないんですよ。バックレたとかじゃないですよ。
シンプルに撮影日にずらせない別件があったんですよ。
ホント、大事な撮影に時間を空けられず、すみませんでした。
……ちゃんと謝罪をしたかったので、この場を借りてさせてもらいました。
本編
では、前回書き切れなかった残り10作品について書いてきます。
悪魔
この作品は「発泡スチロール」を削って色を塗りました。
悪魔について色々と考えてみて、実は人間の方が悪魔的なんじゃないかな?とかかなり脱線しました。
で、結局、辿り着いたのは悪魔と言えば角(ツノ)だろ!って言う、すごくシンプルンなところでしたとさ。
僕はファンタジーをもっと身近に届けるのが役目だと思って生きているので、どうせなら悪魔もそこに存在したであろう感じにしたいと思ってました。
なので、実際に悪魔の角をもぎ取ってきて、標本みたいに飾っているという設定で制作を進めました。
ま、最終的にはそこまで角っぽくならなくて、角になる予定のモノに仕上がりました。(これ何?って何度か聞かれた)
けど、楽しかったのでオールOKです。次はもっと角にすればいい!
空
空は「フィルム付箋」を重ねて表現しました。
空って実際には青くないんでは?みたいな思考がスタートです。
空気って別に色は付いてないし、付いてたとしてもきっと超薄い色だと思うので、それが重なって重なって青く見えてるのかな?って考えました。
科学には詳しくないので、実際に空がなんで青いのかは知らないですし、知らない方が楽しい世界もあると思うので、調べてないです!
まぁ、なんか、どこかで聞いたことあるような気もするけど、忘れました。
ちなみに、フィルム付箋は本当は空に使おうとは思っていませんでした。
元々は大苦戦した遠近法で螺旋階段に使えるんじゃないかな~と思って用意したんですが、僕の表現力不足で謎の花になってしまったので、断念。
そして、余ったフィルム付箋を空に流用したってことです。
剥がれやすいのが難点です。
宿敵
宿敵は「画用紙」に「色鉛筆」で書きました。
宿敵は僕が選んだテーマなんですが、そもそもなんで宿敵にしたの?って言う所から書きます。
20³展の話を頂いた時、僕はどうしても「ヤツ」を表現したかったのです。
なので、自分でテーマにするしかない!と思いました。
最初は「嫌いな食べ物」とかにしようと思ってたのですが、それだと1枠だけ飯ばっかになって面白くないな~と思い、宿敵という言い回しに変えました。
ちなみに「緑」って言うテーマがあったので、やろうと思えばそこでも良かったな~。ちょっと被った(僕だけですが)な~と。
で、どうしても表現したかった「ヤツ」をどんな手法で調理してやろうか、色々と考えました。
刻んで絵具に混ぜる?とか模型を作ってフォークを刺す?とか。
でも、色々と考えていくうちに、大嫌いな「ヤツ」に正面から向かい合ってみよう!って言う結論に辿り着き、正々堂々と色鉛筆画で挑戦することにしました。
僕は普段は絵を全く描かない人間なので、何枚も何枚も練習して、最終的に出来上がったのがコチラになります。
え? 「ヤツ」って何かって?
そんなの「キュウリ」に決まってんじゃん。
はい、次。
人間
これは「針金」と「石」で作りました。メインは針金ですね。
最初は深いテーマとかなく、シミュラクラ現象って言う、点が3つあると顔に見えるよ!って現象を利用して、作品を作ろうと考えてました。
でも、僕の技術的にそれだけで見た人を楽しませるレベルに持って行ける気がしなかったので、路線変更することにしました。
そこで、ふと目に入ったのが針金でした。
んで、夏にやったメディアアートで針金を使った作品に挑戦している人がいたな~ってこと思い出し、じゃ、俺も挑戦してみっか!って思い、針金人形に挑戦しました。
最終的に闇から這い出している人間を表現した作品になりました。
で、前回も書いたのですが、僕は「闇」は何かが生まれてくる場所だと思っているので、人間の誕生と言うか、藻掻きながら闇から這い出して、光ある・希望ある世界へ旅立っていく瞬間みたいなものをイメージしています。
ちなみに、この針金人形を作った瞬間に、あ、20種類の表現に挑戦したら面白いかも!って思ったので、コイツが無ければもっと違った20作品ができてたと思います。
境い目
これは「ファスナー」を使って表現しました。
境い目は異世界への扉だろ!みたいな中二チックな思考が僕を支配していたので、最初はそんな感じのテイストになる予定でした。
でも、もっと身近な境い目の方が、境い目の持つ不気味さ言うか、オカルト性?的なものを和らげつつも強調できるかな?みたいなすごくふわっとした謎の考えが生まれました。
で、部屋をぐるぐる見渡して、何も無くて困って、目を落としたら、そこにファスナーがありました。高校の時のジャージを着てたので。
あ、運命来ました!って感じで、ファスナー使いました。
ふわふわ
ふわふわは「綿」と「クレヨン」で表現してみました。
ふわふわと言えば「雲」か「わたあめ」やろ~って単純な考えで、雲は空と近しいものがあるから、わたあめにしました。食べたかったし。
で、わたあめと言えば夏祭り。夏祭りと言えば花火。と言った感じで連想ゲームをしていき、モチーフは決定。
表現したいものは「わたあめ」とシンプルだったので、綿を使ってふわふわにしました。
背景の花火は、ふと、小さい頃に読んだ「くれよんのくろくん」と言う絵本を思い出し、そこでやってたことを真似てみました。
小さい頃、たくさんやったな~なんて思いながら。
そう言った意味でも、色々な思い出をくすぐられる作品でした。
怪獣
怪獣は「ボンド」と「絵の具」「爪楊枝」を使いました。
怪獣も圧倒的にフィクションの生物だと思ったので、やはり、そこに存在した感を出したかったです。
なので、怪獣の皮膚を作ろう!ってことは最初から決めてました。
で、小さい頃にボンドを手に塗りたくって、乾かして、剥して遊んでたことを思い出しました。そして、皮膚から剥がれたボンドが気持ち悪い模様だったな~なんて思い、ボンドで表現することに決めました。
なんと言うか、怪獣の皮膚のサンプル、標本?的なイメージで作ってます。
作るのが一番楽しかった作品かも。
サイケデリック
こちらは「アクリル絵の具」と「洗濯のり」を使いました。
サイケデリックのうにょうにょ感?をどうやって出そうか必死に考えて、マーブリングってものに辿り着きました。
で、何度も何度も練習したのですが、一向に上手くいかず、ちょっとやり方を変えて試行錯誤して、改良していきました。
ただ、時間も無限にあるわけではないので、勢いで本番。
……なんか、全部色が混ざっちゃって、そんなマーブルしなかった。(テヘッ)
そんなこんなで伸びしろのある作品になりました。
私のKawaii
これは「画用紙」に「ボールペン」で書きました。
可愛いと感じる時っていっぱいあるはずなんだけど、意外と思い出せなくて、唯一思い出せたのが二進数のピコピコ感でした。
だから、二進数で何かを表現しようと思いました。シンプルです。
本当は数字たちにちゃんと意味を持たせる予定だったのですが、余裕なくなってしまって、意味のない1と0が並んでます。
でも、かわいいなぁ~って思うので、皆さんも二進数を愛でましょう。
文字
これは「粘土」と「新聞紙」で作りました。
文字ですよ文字。やっと本番だ!みたいな感じありました。
でも、いつも通り文字を書いても、せっかく参加したのに勿体ないな~と思ってしまい、書くんじゃなくて僕が「文字」そのものをどう捉えているのかを表現することにしました。
僕は文字は口から出る言葉のように、吐き出している感じ?と考えているので、口が文字を吐いている感じにしました。
まぁ、吐き出しているって言うのとはちょっと違いますが、僕は文字たちで作られているし、文字は僕から生まれているので、割と僕のイメージをそのまま表現できたと思ってます。
足りないのは語彙ですね。僕の。
さいごに
はい、そんな感じで全20(21)作品の解説DONEです!
いや~めちゃ長くなってしまった。
でも、本当に楽しかったし、書き留めておきたい!って思いもスゴイあったので満足です。
最後まで読んでくれた方はありがとうございました。
こんな私ですが、今後も応援いただけますと幸いです!
では、また別の楽しい日にお会いしましょう!
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