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ウラガン2が実は凄かった!
エアガンテクノロジー社(以下AGN)はとても優秀なエアライフルメーカーで、中でも世界的に大人気の同社コンパクトブルパップ『URAGAN』の新作『URAGAN2』が発表されたのはつい先日の話。
まだまだ第一線の人気と評価の衰えないこの銃のリニューアルに、私は驚いて記事を書いたが
その際に、これはマイナーチェンジだとタカくくった私の認識が甘かった。
先日デリバリーが開始されたこの新型ウラガンは、実はまったく新しいエアライフルになっていたのだ。
一見、形状はほとんど同じように見える。
大きな違いはバルカン3と同じ、大型のシュラウドバレルが装備された。
もう一つ、これもバルカン3と同じ700mmロングバレルのバリエーションが増えた。
この情報でわたしは、ウラガン1にバルカン3のパーツをインストールしてマイナーチェンジね、はいはい賢いよね。
と、ひとりごちて納得してしまったのだ。
前置きが長くなったが、これが世界のエアガンガイズがいち早く入手したウラガン2のヌード写真である。
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お?おお?
トリガー後ろに見慣れたプレナムチューブが…
そしてこれ。
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エアボトル接続穴の上にレギュレータが配置されている。
これは、今までのチューブ式機関部が抱えていたバレル↔︎トリガーまでのハイトが抑えられる構造だ。
この時点でウラガン1と全く構造が違うことがわかる。
ウラガン1はエアタンク→レギュレータ以降を耐圧チューブでバイパスさせてすべての機能を銃床側に追い込んでいたが、ウラガン2はエアタンク→レギュレータを二階建て構造で重ねてはいるものの、それ以降は真っ当な?チューブ式機関部の構造と同じである。
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そうこれはAGN社のフラッグシップエアライフル、バルカン3にとても似ている。
ここでウラガン1と2を見比べてみよう。
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この通り全く別物である。にも関わらずシルエットをほとんど同じに抑えているのがまた凄い。
以前書いた逆転式ハンマーシステムはあっさりと捨て(元々スペースの問題だけだったのかもしれない)、ハンマーは一般的な後端に配置されたようだ。
ウラガンは耐圧チューブで接続されたレギュレータの脱着とハンマースプリング調整の不便さが泣き所であったが、チューブ式に変更したことでその問題は解決された。
それでも変わらずダイアル式のハンマー調整やレギュレーターメーターなどを一切付けないあたりは、メーカーの姿勢だろう。
そして、これらの進化は間違いなくエアスラグ弾を意識したものだ。
ウラガン2なら発射可能数は高くないかもしれないが、十分ヘビースラグまでカバーできる出力が出せるだろう。
問題は、バルカン3と重さも長さもたいして変わらないくらいこと、だろうか…
AGN社はウラガン、バルカン、ビクセンという3本柱のラインナップだが、これはもしかすると…
これも特徴的な作りをしているビクセンが、
もしリニューアルするならどう進化するのだろう。
今から楽しみである。
※出典