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ABC杯とバルカン3のセッティング(2)

さてABC杯はとてもゆったりした記録会で、かつ博識なシューターも集まりますから、色々相談もとい雑談をしながら新しいことにも挑戦できます。

今回はバルカンと一緒に、久しぶりにAMA KATRAN-L4.5mmを引っ張り出してきました。ちなみにこのカトランはファインチューンでエアスラッグ仕様にしてあります。
4.5mmエアスラッグについては過去に記事を書きました。

今回は少しセッティングを変えた上で、再びZAN13grスラッグを撃ちました。

4.5mmエアスラッグの特徴は、精度が出る弾速域の広さです。
CZ製520mmチョークドバレルを採用したこのモデルでの判断ではありますが、890~950fpsまで満遍なく15mm/5shots程度のグルーピングが生成できます。
考えられる要因としては、出力が低いため反動が小さいこと、また口径が小さいためバレル厚がありハーモニクスが小さいこと、といったところでしょうか。

しかしそれ故に、いまいちどの弾速にするか決め手にかけており、今回はその中で僅かに優位性を感じた920fpsでのセッティングを出すことにしました。

とはいえカトランはハンマースプリングの調整を外部から行えますので、Regさえ調整してしまえばなんということはありません。
35発ほど撃って調整完了です。

左の1発がなければCtoCは4mm程度。

最後のショットはなかなかのグルーピンングでした。最後の一発が僅かにフライヤーとなったものの、そこまでの4発は24倍スコープでも弾痕の変化を捉えられず、本気で弾が出てないのかと思いました(笑)
そしてその他に注目したいのがこれ。

上段は弾速調整なので実質ほとんどでセンターショットが出る

弾速を調整しながら数セット撃っただけなのですが、非常に正確な狙点のど真ん中、センターショットが頻発しているのです。
しかも弾痕も小さいですから、これは大変気持ちが良い♪
さらに285ccチューブタンクこれだけ撃って50barも消費しておらず、燃費も非常に優秀です。

そもそもこのカトランが非常に優秀なエアライフルだということはお伝えしておきます。



さて本題に戻り、ABC杯の100mへのチャレンジです。
50mを終えてすぐ100mの試射を行います。

今回のセッティングで100mを試すのは今回が初めてですのでまず、50mと同じようにそれぞれ5shotsを撃ち込みます。

え?トップ写真と何か違う?(笑)

結果はこの通り。ZANは安定していて、フライヤー抜きで30mm程度、ATPはフライヤー抜きならCtoC10mm!?

問題は本射に『フライヤー無しで』が通用しないことです(笑)

これは非常に判断が難しいところですが、ATPは去年の100mでも使ってますので、今年もATP で行くことにしました。

そしてまた、これ以上の試射は行わず本射に入ります(笑)

結果はこちら!
やっぱりこの的紙難しくないですか?(笑)

撃ち始めの不安定さに50mのトラウマが蘇りましたが、最後の2セットは調子が戻ってきました・・・

というわけでABC杯の結果はこちらとなりました。

50mは大きなフライヤーはなかったもののなぜか安定せず、
100mは最初の2セットが乱れて、1MOA切りならずでした。
去年のリザルトがこちら。

昨年は結構風が吹いていたので同じ比較はできませんが、ひとまず100mは記録更新でした。

ちなみに余った時間で久しぶりに150mも撃ってみました。
綺麗に縦に散っているので、やっぱりこの日のスコアは人間の問題ですね(笑)

上のフライヤーがなければまあまあのグルーピング

関東だと150mは笠間やこのニッコー栃木くらいでしか撃てないのでなかなか撃ちに行く機会がないのですが、過去のセッティングでもおおよそ5cmくらいのグルーピングでしたので、まあまあ及第点でしょう。
この精度が出れば狩猟でもマガモのヘッド狙いで獲れたり獲れなかったりします。

というわけでABC杯は、みんなでわいわい楽しむことができる素晴らしい大会でした。

来年もきっと秋分の日に開催されるはずですので、ぜひ皆さんも参加してみてくださいね♪

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