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エアライフル猟で便利な道具たち

(リライト記事です)
さて2023年の猟期も目前に迫ってまいりました。
気の早い方や、初心者の方はもう準備を始めてる頃でしょうか。

そんなわけで、エア猟を続けてきた私がお勧めする、エア猟のお供に便利な道具を紹介させていただきます。

回収袋:ハイタイド タープバッグ(M)

獲物を回収して車まで運ぶ、もしくはひとまず車でその場を離れたい時に、液漏れの心配のない厚手の防水バッグは便利です。
手で持ち歩くという方も多いと思いますが、鳥の死体を手に下げて歩く人は、一般的に不審者です。とても目立ちます。できる限り避けましょう。
もちろん狩猟に理解のある地域もあると思いますが、だとしても、メリットがあるわけでもありません。

服装なども含めですが、怪しくないことが大切です。その点、このタープバッグは、カジュアルな装いでとても良いです。

このタープバッグはターポリン生地でお値段の割にはとてもタフで、汚れても丸洗いできます。
サイズはSかMで十分でしょう。カラーはたくさんあるのでお好きなのをどうぞ。長靴を入れておくのにも良いでしょう。

解体道具:芽切りバサミ

わたしは獲った雉や鴨をコンプリートスキン (フライフィッシングの材料)や羽根飾りに加工してるので、極力羽を汚したくありません。
そのため現場で足だけは切ってしまうのですが、その際にこうしたハサミが活躍します。特にキジは足が泥だらけで、蹴爪も尖っているので、現場で切ってしまうことをお勧めします。

以前は魚を締めるためのハサミや剪定バサミを使っていたのですが、いかんせんパワーが強く、細かいコントロールが効かないなーと思ってました。
そんな時たまたま手持ちの芽切りバサミを試してみたら、具合が良かったのでスタメン入りしました。芽切りバサミといえば安心の岡恒を選んで間違いはないでしょう。

解体ナイフ

ハンティングを語る上でナイフの良し悪しの話はもはや宗教です。
私の宗教でお勧めしたいのがこちらです(笑)
釣具で有名なラパラが出している小さなフィレナイフです。
そもそもフィレナイフとは魚や鳥を解体するナイフですが、狩猟鳥レベルではそんなに大きなナイフは要りません。このラパラのフィレは珍しい4インチ)(10cm)で非常に使いやすいです。
フィレですので刃厚が薄く曲がるので、腕がなくても骨に沿って綺麗に身を削いでくれます。切れ味も抜群です。
しかもたった3千円ですぜ。しかも初心者に優しいシャープナーまでついています。1シーズン40羽ほど捌いてきて、10年目を目前に出会った一品です。マジで買いです。

カモ回収具:イカギャフ


水面のカモを回収するのに使っているイカ用のギャフです。もう何年も運用していますが、タモより便利です。
理由は、仕留めたカモが灌木の隙間などにある場合、タモ網では枝に引っ掛かってしまうことがあるためです。
また釣りをしない方はご存じないと思うのですが、タモ網の持ち手(玉の柄)は水平に伸ばして荷重を受け止めるようにはできていません。
基本的には高低差をカバーする道具です。重い網をつけて、もしくは獲物をかけたまま水平に持ち上げると玉の柄が破損する可能性があるので注意しましょう。

このイカギャフは先端部分だけでも安く販売されているので、10mほどの長い玉の柄にギャフを組み合わせるのもアリでしょう。
これはフィールドに合わせて検討してみてください。
オートキングギャフのメリットは、一体型カバーがついているので展開スピードがめちゃくちゃ早く、流れのあるポイントなどでは速やかに回収できる点です。最近はプロックスからも安価なモデルが発売されました。


パッキング1:新聞紙

何にでも使える便利な紙、新聞紙ですが、ペーパーレス化が進み最近では昔ほど身の回りで手に入らなくなりました。
試しにAmazonで調べてみたら、結構あるんですよこれが。
いわゆる余り紙ですね。
私はキジなどを獲った後に頭を中心に花束を包むように巻いて、血の汚れなどを取っています。

パッキング2:大型鳥類収納袋

私は鳥の羽を利用しているので、極力汚さず回収しています。
その方法の一つは上記新聞紙で包むこと、そしてこうしたビニール袋で個体ごとに分けてしまうことです。そしてこうして収納すると、クーラーボックスも汚さずに済むので、帰宅後の手間も減ります。
安価なゴミ袋などを使っても良いのですが、それらが破れてしまうと、結局クーラーボックスを洗わなくてはいけなくなるので、それなりの厚みのものを使用してます。
ちなみにこの16号というサイズはA3+のサイズなので、私がいつも使う工作用紙ターゲットがすっぽり収まるため、雨天時の射撃時も活躍します。

パッキング3:小鳥収納用の袋

全国に3800人ほどはいると言われるキジバトファンにお勧めしたいのが、このペット用うんち袋。ハト大の鳥をクーラーに仕舞う際に重宝します。
肉を冷やすクーラーボックスは汚さないほうが後々楽ですし、鳥もまとめて入れるより個別に袋に入れたほうが羽毛の汚れが少なく、処理時にも楽になります。専用ケース付きで簡単に取り出せるので、アグネスチャン並みに鳩好きなハンターは腰からぶら下げておいても良いでしょう。

車の泥落とし:手動加圧洗浄機

車の流し猟でグイグイ攻めていると、車が泥だらけになることも多いと思います。天気が悪い日などは車のホイールハウスやタイヤのブロックの間にぎっしり泥が詰まることも。

自分だけの話でしたら家で洗車すれば良いのですが、剥がれた泥で後続車に迷惑をかけることもあります。特に高速で帰る時などはマナーとして気をつけたいところ。
そんな時は終猟時に、フィールドで泥汚れを落としてから出ましょう。
泥が固まり切らないうちに長靴を洗っておくのも良いです。
ノズルは霧→シャワー→ジェットと調整ができるので色々な用途に使えます。

ちなみに大きいサイズほど使える水量は増えますが、一度のポンピングも大変になります。5Lくらいがちょうど良いです。

長靴:ザクタス 耐油長靴

猟に使う長靴は悩まれている方が多いのではないでしょうか。
私も何足も買い替えているのですが(ずっと農作業などもしてきたので)、
長靴というのは破れたり穴が空いてしまうの本来の価値を失ってしまうので、あまり長く使う、というのが難しい道具です。
そんなわけで近年はコスパの高いプロユースの耐油長靴に落ち着いています。耐油長靴の中でもザクタスは足首を曲げやすい方なので、猟車のクラッチ・アクセルワークや、膝射時の足首の圧迫もあまりありません。

フロアマット:人工芝

Twitterでプチバズしたカスタムがこちら。
社内のフロアマットに長毛の人工芝を敷くというものです。
長靴の泥は乾燥すると砕け、埃として舞い飛びます。
人工芝を敷いておくとこれが芝目に落ちて、軽減することができます。ちなみに、これは硬い樹脂製の人工芝だと効果は半減します。

私はこのようにリアスペースにも敷いています。
難点は、この芝の上にペレットや釣り用のスナップを落とすと、完全に行方不明になりますw

車救出:牽引ロープ

私は1シーズンに1度、脱輪してレッカーを呼ぶのがお約束になっています。
任意保険についている特約で簡単なレッカーは無料となっているので、そんなに気にはしていないのですが、稀に、レッカーが入るのも困難、というシーンがあります。

そこが農耕地であった場合は、通り掛かった農家さんに協力してもらうこともあるので、こうした牽引ロープを持っておくと良いです。
金具はシャックルタイプが強度があるのでおすすめです。

車救出2:ジャッキ

これもスタックや脱輪からの脱出に使います。ジャッキで車体をわずかに浮かせて、スタックしたタイヤの下に板などを挟みたい時に使います。

油圧は簡単で良いのですが大きく嵩張るので、簡易なパンタグラフジャッキを持っておくだけで、できることが変わります。またパンタタイプが一番低くなります。スタックした時って、車体の隙間がないことが多いですからね・・・
なんなら2個積んでおいても良いと思います。
いっそ中古の車載ジャッキでも良いと思います。とにかく積んでおくとできることが変わります。本当に(経験者は語るw)

車救出3:踏み板

スタックや脱輪をするシーンは大概足場が柔らかい土であることが多いため、その場合はジャッキの下に木の板などを挟む必要があります。
とはいえ車両の重量に耐えうる強度を確保した木材となると、かなり大きなものになってしまうので、そんな時は、こうした鉄板をいくつか積んでおくだけで、できることが変わりますw

車救出4:レスキューボード

車の救出用品が続きますが、それだけ注意が必要ということです(笑)
これも現場に都合よく木材などが落ちていてばなんとかなることがあるのですが、自前で用意するに越したことはないです。

ちなみに何度か体験した結果、1箇所から脱出したり、脱輪からのリカバリーではこのような1枚板のハードタイプが役立つことが多いです。
エアの流し猟でのスタックの多くは、ぬかるんだ農道で、その場合、ゴムのラダータイプは泥に埋まってしまい、使えないことがあります。
逆に、ぬかるんだ道に何mも侵入してしまい滑って戻れない、ハンドルが取られて脱輪しそう、となった場合は、ラダータイプも便利です。
とにかく、これらがあるとないとでは(割愛


こんなところでしょうか。
また思い出したら書き足したいと思います。
それではみなさま、今期もご安全に狩猟を楽しまれてくださいませ。

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