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エアライフルとチェアガンアプリの運用方法

先日、エアライフル用の弾道計算アプリ『ChairGun』の初期設定を書きましたが、
今回は、実際の運用設定についてです。

確認ですが、メインの設定画面はこちら。

参考までに私の銃のデータ
ボブキャットMKⅡ5.5mm
弾はJSBジャンボヘビー

残念ながらプロジェクタイルスの弾種登録にはありません。
なので、プロジェクタイルネームはイグザクトヘビーになってますが、ウェイトとBCは手入力してます。

ジャンボヘビーのウェイトは1.17g、BC値は0.0350です。
イグザクトヘビーに比べると、BC値は0.0020大きく、50mでは誤差ですが、100mレンジで試すときちんとその着弾差が確認できます…

そうそう、その前にメイン画面の数字はヤードポンド表記ですので、ミリメートルで確認したい場合は右下白枠のTool Boxをタップ

1番上のUtilityをタップ→

チェックボックスにすべてチェックを入れるとミリメートル表記になります。
数値の変換はネット検索すれば可能ですが、メイン画面で入力の上、こちらのチェックボックスで変更すれば、元の数値が勝手に希望の表記に変換してくれます。ただし、割り切れない数値は四捨五入されることがあるので、きちんと自分の目で確認しましょう。
※この変換の難点は風速の単位がkm/hになってしまうことです。今のところこの単位だけ変更する方法が見つかってません。

戻ってマズルベロシティは、私のボブキャットの場合、約920ft/sなのでメートル法に換算すると約280m/sです。

サイトハイトはお使いの銃で実測値を入力できますね。

ここまで出来たら基本の設定は完了です。
それでは実際に運用してみましょう。
下部白枠のReticleをタップすると…

このようなレティクルの狙点が表示されます。
先の記事で触れたように、メイン画面のターゲットに入力した距離がデフォルトで表示されますので、1番使う距離で設定しておくと楽です。

ちなみにチェアガンは1フォルダにつき4スライド設定可能で、メインもしくはこのレティクル画面で横にスライドすると画面が切り替えられます。私はSFPのスコープなので倍率違いでスライドを作成してますが、複数種の弾を使う場合はそれぞれ登録しても良いでしょう。
ただし銃の基本入力値は4スライド連動してますので、猟の途中で別の銃を使うような場合は違うフォルダの作成が必要です。

さて、このレティクル画面も設定を難儀しました。
まず、この画面でいう『Generic Mil-Dot』となっている枠をタップすると、スコープが選べます。
ただし、これも登録されたものに限る、という条件が付きます。

私のスコープはSFP8-32のミルドットですが、
このリストの設定値『Cal』が合いません。
キャルはキャリブレーションマグ、つまりSFPスコープの何倍を基準にミルドットが設定されてるかで、僕のスコープはちょっと特殊?な24x。とうしようかなーと探したら1番下のジェネリックミルドットをタップするとキャルマグの任意設定タブが出てきましたので、これで24xに設定できたのでOKです。

自身のスコープのCalMagの設定値ですが、スコープを上から見ると、ズームリングにポンチが打ってあるので簡単に確認できます。

この設定がズレると狙点がかなりズレるので、ミルドットの方はご注意ください。
この設定を知ってからSFPのスコープはCalMag設定が結構重要であることを学びました。商品説明に書いてあるの見たことないですけど…

最後に、左上のTargetに数値を入力します。僕はヘッド狙いなので頭のサイズに合わせて2cmを基本に入力してます。
サイズを上げれば表示しているピンクの丸が大きくなります。

ここも入力したら基本の運用ができます。
レンジファインダーで距離がきちんと測れれば、この画面の左のバーで距離を合わせ狙点通りに撃てば、その通りに当たります。
これは100m以上のレンジも同じです。
当たり前のことですが、最初は結構びっくりします(笑)

ただし実際の猟においては、射角、風速、風向により狙点が変わってきます。
これも数値入力が可能なので、余裕があれば、入力確認してみると良いでしょう。

ちなみに、お手持ちのレンジファインダーに角度計測機能が無い場合…

レティクルモードにしてから左のInclineタブをタップすると、スマホで角度計測ができます。
スマホだもんね、さもありなん(笑)

運用の基本は以上になりますが、
こんな機能が充実しているのに、なぜかこのアプリは無料です。
なぜなんだ!僕はこのアプリにお金が払いたいんだ…でも無料ならば仕方ない、ありがとうHAWKE。

というわけで、このチェアガンを運用してエアライフル猟に臨めば、あとは自分の腕次第。
正しい数値を基準に猟に勤しめば、外してもきちんと検証と反省ができ、闇雲に経験値を積んだり、ソースやエビデンスが不明な伝聞に学ぶより、技術上達は早いでしょう。 

かく言うぼくも昨年までデイステートハンツマン+ヘアラインレティクル+ドロップ量の暗記+感で獲ってました。

今期から銃を入れ替え、射撃場に一度行って20発撃っただけで実猟に臨みましたが、このアプリのおかげで、前年と同じくらい…キジ、カモ類でそれぞれ15羽程度(10数回出猟?)は獲れています。
もちろんヘッド狙いで、です(でも必ずしもヘッドに当たってるわけではない、特にカモ類、笑)

…なんだ前年と同じなのか、という話ですが(繰り返しですが)きちんと数値化する事で、検証と反省ができることの気持ちよさは格別です。

あ、このチェアガンアプリ、閉じることに条件設定値のリセット掛かるので、出猟中はスマホの画面オフ機能を解除にしておくと良いですよ。

さてさて、残す猟期も1ヶ月を切りました。
せっかくだから他にもなんか書いてみようかしら。キジの探し方、とか?でも習性はともかく、学習行動はエリアによって違うからなー。むむむ…

ま、いっか。
ではでは、グッドナイト世界。

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