水鳥回収にはイカギャフが便利!!
皆さんこんにちは。
単独エアライフル猟での課題のひとつは獲物の回収でしょう。
特に水鳥を回収するにはさまざまな手段があります。
また、ただ回収するだけではなく、速やかに回収して撤収したいと考えると道具選びは非常に重要です。
他にも水に流れがあるポイントでは、仕留めた後に素早く回収に入れればロストのリスクも低くできます。
そのうち、近距離での速やかな回収に活躍するのが釣り用の振出式のタモ網。
ただし、網はそれなりに嵩張るし、茂みの多いポイントでは網が草や枝に引っかかって上手く取り回せないこともあるのが事実。
そんな時に活躍するのが、アオリイカなどを取り込む際に使うイカギャフというわけです。
これには玉の柄の先端につけるものと、第一精工が販売するオールインワンタイプのオートキングギャフがあり、後者のモデルを私は愛用してきました。
これの便利なところは、フックが折り畳みで収納時は樹脂のケースに収まることです。
履歴を調べてみたら2015年に購入していたのでもう8~9年ほど使用していることになります。僕も当時友達に聞いてそれは便利だと思って買ったのですが、回収にギャフを使い始めた最初の方の人間だと思いますw
その後、このオートキングギャフに玉の柄後付けモデルが発売されました。
これは市販の玉の柄に組み合わせることで、オールインワンタイプより長い距離で使うことができます。
さて前置きが長くなりましたが、最近10mの玉の柄を入手したので、こちらのタイプを購入しセットアップすることにしました。
これはギャフにロッドが+αで付いており、玉の柄内に収納することで、10m +1mで使うことが可能になります。
さて、いざこれを取り付けようとしたところ、多少の加工が必要なことがわかったので、その手順をここに記しておきます。
まず入手した玉の柄は10mモデルで最も安価と思われるプロックスの剛剣です。
取り付ける前は、そのまま差し込むだけじゃん、そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
しかし入手して先端のネジ穴を覗いてみると、スレッド内に金属の横棒が入っていて、ギャフのロッドが差し込めません。
とはいえ私は釣り歴も長く、あーそういうことね、と気づいたのでひとまず先端をバラすことにしました。
まず先端のゴムキャップをドライヤーで温めます。
十分に芯まで温まったらキャップを掴んでぐりぐりねじると引き抜くことができます。
するとロッドを貫通する金属の棒が見えました。
つまりこのピンは、ポールに埋め込んだスレッドの周り止めとして機能しています。
まあでもひとまず抜くかw
ということで、金槌と適当な金属棒(この場合は釘)を使って、片側から叩きます。見た感じピンの片側は頭が潰してあるように感じたので、穴の小さい方から叩いてみます。
抜くときは何も最後まで叩かなくとも、ピンが飛び出たら、ペンチで掴んで引き抜けばOKです。
この写真のピンが曲がってるのは前所持者がスレッド内で切り落とそうと頑張ったんだと思いますw
というわけで、作業はこれだけ。ピンを抜いてもスレッドは簡単に回る気配はなかったので、軽く瞬間接着剤を垂らして元通りに組み立てました。
あとはギャフのロッドを挿入し、ネジを樹脂ケースごと締め込むだけです。最後に手元にあった熱収縮チューブを巻いて完成としました。
あとは車の取り出し易い位置に固定して、新しいセットアップの完成です。
ただ車に放り込むのではなく、きちんと所定位置にセットすることで、回収速度も上がります。
ぜひ皆さんも試してみてください。
あ、ついでにもうひとつ。
釣りをする方なら知ってると思うんですが、
振出式の玉の柄は、伸ばすときは必ず先端から順番に、
仕舞うときは根本側から順番にひとつずつ格納してください。
これを適当に行うと、内側でポールの端同士がぶつかり破損します。
玉の柄の破損の原因の90%はこのミスです(わたし調べ)
また、タモ網は本来、足元に寄せた魚を高い足場から真上に引き上げて回収する道具です。
カモの回収のように水平に伸ばす、その状態で獲物を掛け振り抜くと、簡単にポールが折れます。
獲物を掛けたら、ゆっくりと根本のポールから順番に格納し、足元に来たらポールの直線上に真っ直ぐ引き抜いてくださいね。
ではでは。