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DAYSTATE ブラックウルフが出たぞ!

世の中 興奮することってたくさんありますけどクラシックな見た目の銃って興奮しますよね。あっ、久しぶりにデイステートからクラシックスタイルの空気銃が発表されてる!・・・興奮してきたな。よし、チェックしてみよう。

皆さんこんにちは。FX AirgunsからDRS タクティカルが発表されてまだ熱も冷めやりませんが、今度はPCP界の重鎮、英国デイステートから新しいエアライフルの発表がありました。

そもそも現在主流のPCPエアライフルをマスプロダクトとして最初に完成させたのはデイステートと言われています。これにより市場はPCP開発競争になり、その後レギュレーター付きモデルがこぞって開発されました。
しかしデイステートはそんな潮流に最後まで乗りませんでした。
これは機械式レギュレーターが抱えている構造欠陥(充填圧力によって設定圧が変化してしまうといった問題)が理由で、その後オランダのHUMA Airと組み、高性能レギュレーターを搭載し始めました。
とはいえ、それでも機械式のレギュレーターは完璧ではなく、そこでデイステートは圧力を電子制御するシステムを開発、搭載を始めました。これらはデルタウルフ、レッドウルフ、といったウルフシリーズとして同社のフラッグシップモデルとなっています。

さて、今回発表されたブラックウルフは、ウルフの名を冠することからフラッグシップシリーズであることは間違いありません。ただし、電子制御システムは一切使っておらず、あくまで機械式のコンポーネントとなっております。創業から40周年の記念となるモデルだと語るこのブラックウルフが既存のエアライフルに比べて、どう優れているのか、現段階での考察を行ってみたいと思います。

DAYSTATE ブラックウルフとは

基本モデルのブラックウルフ・カーボングレーハイライト(ボトルモデル)
ブラックウルフ・ウォルナット(チューブタンクモデル)
PRSシャーシのブラックウルフタクティカル(チューブモデル)

このブラックウルフはモジュラーコンセプトのエアライフルで、ストックは、チーク調整可能な両利きのライフルストック/PRSタイプのアルミストックの2種類、蓄圧タンクはカーボンボトル/アルミチューブから選択でき、バレルは430mm/600mm/711mmの3種類となっています。
またバレルは簡単に交換することができ、それぞれのバリエーションパーツも個別に購入できるため、後から好みに応じて変更できるということです。デイステートではこの新しい空気銃に下記16の独自機能を備えていると発表しています。(Chrome翻訳です)

1. モジュラープラットフォーム設計

2. スラッグ弾対応
全体的に交換可能なコンポーネントにより、狩猟から標的作業まで、あらゆる射撃ニーズに合わせて、希望どおりのライフルを組み立てることができます。 1 つの銃に複数の個性。
3. 新しい8点調整可能なトリガー
引き重量設定は 225 g – 1.6 kg)まで選択でき、使用目的に合わせて選択できます。移動距離と重量に加え、トリガーブレードは x、y、z 平面での位置も調整可能です。
4. 口径変更の迅速化
バレルは簡単に取り外し可能な設計になっており、射撃のニーズに合わせて異なる口径や長さに素早く切り替えることができます。
5. 張力ARTバレルシステム
当社の精度研究チームによって開発されたバレルテンション調整システムは、銃身の剛性を高め、超長距離の精度を向上させるために使用されます。
6. 20段階のパワー調整機能
番号付きホイールを回すだけで、調整が可能です。そのため、射撃状況と弾丸/スラグの種類に合わせてライフルの出力を設定できます。
7. ターゲットの位置合わせを良くする低プロファイル
トリガーとバレルの中心を近づけることで、「狙いやすさ」と操作性が向上しました。
8. 両利き
両利き用のストックを作ったのなら、サイドレバー コッキング システムを交換可能にしない理由はありません。左側または右側、どちらかを選択します... 作業には数分と六角キー 2 本しかかかりません。
9. ARスタイルのセーフティキャッチレバー
安全装置は、射撃構成に合わせてリバーシブルまたは取り外し可能 (数分で) で、人間工学に基づいた効率性のために最適な位置に配置されています。
10. 角度付きピカティニースコープレール
従来のエアガンの「ダブテール」よりも頑丈な取り付けプラットフォームを提供し、最新のデジタルスコープやサーマルスコープに適しています。Blackwolf の 21mm レールは、0.3 度 (20MOA) の下向きの「傾斜」で精密に機械加工されており、長距離でのスコープの位置合わせを改善します。
11. 調整可能な頬当てとバットパッド
頬部と尻部は高さ調節が可能で、右利きと左利きの射撃に適しているだけでなく、自分の姿勢、装備、分野に合わせて銃のフィットを自分好みに調整できます。
12. ボトルまたはシリンダーのアクションオプション
Blackwolf モデルは、バランス、ショット数、外観の好みに合わせて、HiLite カーボン ボトルと合金シリンダーの両方の構成で提供されます。
13. 革新的なチタン製発射バルブシステム
軽量チタンはバルブの重量を軽減し、作動時に驚異的な強度を維持します。これにより慣性が低減し、発射サイクルがスムーズになり、閉じる速度が速くなるため、利用可能なエネルギーが増加し、1 回のチャージあたりのショット数が向上します。
14. 交換可能なストック
カラーリングは、標準 (ブラックウッド)、ラミネート (グレー/ブラックウッド)、ウォールナット、および「TAC」マルチ調整可能タクティカル シャーシの 4 つのオプションから選択できます。
15. 他に類を見ないレギュレーター
設計には、Daystate PCP モデルの中で最大のレギュレーション チャンバーが組み込まれており、ライフルのパワー レベルや周囲の気候条件に関係なく、ショットごとの一貫性を再現できます。
16. アップグレード可能なプラットフォーム
モジュール設計は、汎用性が高いだけでなく、将来性も備えています。当社は新しい Blackwolf プラットフォームに対する継続的な研究開発に注力しており、リリースされた時点で電力供給システムの後付けアップグレードをお楽しみいただけます。

個人的見解

基本に忠実なプラットフォームに細やかな作業を加えて、幅広い用途に使えるエアライフルに仕上がっています。こうした拡張性の高いモジュラーコンセプトは他メーカーではすでにいくつか例があり、そこにデイステートも参加してきた、というわけです。

さて16の新機能と書いてありますが、性能に寄与するものか、というのは誰もが気になるところでしょう。
これらの機能は、目新しいかどうかはさておき、他メーカーもこぞって採用しているシステムであることは確かです。

ううむ。良いんじゃない?というのが私の現在の感想です(笑)
デイステートが中途半端なものを出してくるとは思えないですし、よくまとまってるんじゃないでしょうか。
とてもよくまとめて、しかも良いところを突いてきている気がします。

特にクラシックなライフルタイプのPCPは新機種での登場は見かけなくなってきましたし、それをハイエンドモデルとして、というのは、待ってた人も多いのではないでしょうか。

ただし海外で既に販売している価格を見る限りでは、他メーカーの同様の機能を持ったモデルと比べると、ハイエンドドとはいえ、かなり割高です。

私が初めて所持したエアライフルがデイステートなので、個人的には超推したいところですが、市場の評価が今後どうなっていくか、気になるところですね。今後も動向をチェックし、何か情報があれば追記したいと思います。

ということで、今回はここまで。
最後にスキ!ボタンを押していただけましたら幸いです。

ではでは。

最後に、いくつかレビュー動画を置いておきますね。
精度はさすがですね〜。


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