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博学審問 狩猟用の双眼鏡入門
2023.11.12リライト
※はじめに、本稿は、双眼鏡とはなんぞや?という狩猟初心者の方に向けた、【選び方】のハウツー記事です。
さて光学、特に双眼鏡は市場規模も大きく、また野鳥観察といったメジャーな趣味もあるので、含蓄をお持ちの方も多いと思います。
かくいう私もバードウォッチングが大好きで、幼少の頃から毎日野鳥を観察していました。大人になってからも何かと双眼鏡を携帯して、今でも野鳥観察に出かけています。
過去には南米アマゾン、ケアンズ、米国、タイ、など色んな国で野鳥観察をしてきました。最近は小笠原で出会ったアカオネッタイチョウが良い思い出になりました。
さて、今回はそんな一介のバーダーの目線で、狩猟用双眼鏡はどう選ぶべきか、ということを書いてみたいと思います。
スコープの話も同様ですが、エントリーモデルでお話をいたします。双眼鏡をご存じない方や、これからエアライフル(空気銃)猟を始める方の参考になりましたら幸いです。
今回は光学の知識としては深めですが、選び方についてはスコープほど沼ではありません。
まずスコープと同じように、私が考える狩猟での重要度、スペック説明から入ります。
メーカー ブランド (重要度 ☆☆☆)
語るでもなく日本は光学大国です。
今でこそ生産の多くは中国などに移りましたが、それでもハイエンド機は日本で作られてることが多いです。
その点を加味すると、日本メーカー、ブランドを選んでおくのがまず間違い無いです。海外ブランドのものは結局日本製であったり日本メーカーの着せ替えモデルだったりすることがまま、あります。
おすすめはKOWA、VIXEN、NIKON、KENKO、PENTAX、HINODEなどです。
これはスコープも同じですが、レンズコーティングはメーカーごとの哲学があって、見え味や色味に個性があります。色々覗くうちにこの辺の好みも出てくると思います。
また最初からハイエンド機を狙うのでしたら、ツァイスやスワロフスキーといった海外ブランドを候補に入れるのも良いでしょう。
プリズム方式 (重要度 ☆☆☆)
![](https://assets.st-note.com/img/1665665518649-RHmGcctnDU.jpg?width=1200)
双眼鏡においてとても重要で、かつ誤解が多いのがこのプリズム方式ですので、最初に少ししっかり書きます。我慢してお読みください(笑)
まず、双眼鏡のプリズム方式には大きく分けて2つ、ポロプリズムとダハプリズムがあります。
ポロプリズムの双眼鏡は接眼レンズと対物レンズの軸がずれていて横に大きく見えるものです。
ダハプリズムは軸が同一で真っ直ぐ伸びたものです。
そもそもプリズムとは何かというと、三角の反射鏡です。
対物レンズを通して入ってきた光は像が逆さまになっています。これを何度か鏡に当てて正しい方向に直すのがプリズムの役割です。
じゃあライフルスコープはというと、プリズムは使わず凹型の正立レンズというもので反転させています。これはスコープというチューブ構造であることの制約と光軸の正確性から採用されていると言われています。
※スコープの記事で書いたImmersiveスコープは双眼鏡のようにプリズムを使用しています。
話を戻して、ポロとダハは何が違うかというと、
簡単にいうとポロの方が合理的で単純な反射を利用し、
ダハは筐体をコンパクトにするために複雑なプリズムを利用しています。
ポロは反射回数が少なく、かつ全反射で利用しますので、光の損失が理論上はほとんどありません。
ダハは反射回数が多く、微妙な角度で反射させているので、光の損失が必ず起こります。
特に光の損失をいかにプリズムのコーティングで抑えるかがメーカーの努力で、ダハの最高級機はほぼゼロに等しい反射率です。(でもきっとゼロではありません)
ポロは全反射ですので、ダハに比べると高度な技術は必要とされていません。
さてこの違いを理解した上で簡単に結論づけると、
1)ポロはコスパが良く、見え味は倍額のダハモデルに相当すると考えて良い。(特に安価なものほど顕著)
2)ダハはコンパクトだが、同じスペックならポロの方が軽量。
2)を勘違いされている方が結構多いのですが、ポロは構造上 外観は大きくなりますが、プリズムは単純で小型です。アルミ筐体の近年の双眼鏡では、ガラスが一番重い部品ですからね…(昔の組立式ポロは重いです)
さて、プリズム構造について説明し始めるとキリがありませんのでここまでとして、興味を持たれた方はぜひ、こちらの日の出光学さんのコラムをご覧ください。
倍率 (☆☆☆)
よく考えたら、ここで説明する各スペックはみんな重要でした(笑)
倍率が高いと、対象を大きく映すことができますが、その分視界が暗くなります。
バードウォッチングでは8倍が主流で、10倍勢も一定数いますが、木陰の鳥を観察するとなると、少々不便を感じる時があります。
狩猟用途の基本は8倍(以下)で良いでしょう。
10倍は、狩猟ではなるべく大きく映して識別したいというシーンもありますが、後述のひとみ径にも大きく影響しますので、逆に暗くなってしまって識別には悪手になることが多いと思います。
また倍率を上げると視野が狭くなり、手ブレが大きくなるというデメリットもあります。
ひとまず、
倍率が低ければ明るい
倍率が高ければ暗い
ことは覚えておきましょう。
対物レンズ径 (重要度 ☆☆☆)
対物径は大きいほど明るく、視野も広くなります。
また重さ、大きさにも直結しますので、私の定義では
20口径前後:超小型
25口径前後:小型
35口径前後:中型
40口径以上:大型
と区分してます。
ここも各社足並みを揃えていることが多いので比較はしやすいです。
これはスコープの話とも共通しますが、安価な双眼鏡でも口径を上げれば視界を明るくできます。良いレンズのモデルを買えないときはこうした選択もありですが、残念ながら大抵は口径が大きくすると価格も上がります(笑)
ひとまず
口径が大きいほど視界が広く明るい
口径が小さいほど小型で軽い
この2つを覚えましょう。
重量 (重要度 ☆☆☆)
これは猟のスタイルによってどこまで許容できるかが変わると思います。
私は基本的に車の流し猟しかやりませんので、重く(大きく)ても良いのですが、車内の取り回しなどを考えて小〜中型機種をメインにし、ポケットに常に超小型機種を忍ばせています。
そもそも流し猟では車に積載できますので、必要に応じて複数積むスタイルもありでしょう。(私は大体3機積んでいます)
アイレリーフ (重要度 ☆☆☆)
基本的な光学の考え方は同じで、アイレリーフが短いと実視界を広く取りやすくなります。ただ双眼鏡は全体的にスコープよりアイレリーフが短いので、メガネマンはロングアイレリーフモデルじゃないと覗きにくいことがあります。(使えない、ということはまずないですが)
またアイレリーフが長いとアイポイントが出しやすくなるので咄嗟に覗いた時に焦点が合いやすくなります。
実視界 (重要度 ☆☆)
双眼鏡を覗いた時の視界です。
広い方が良い、と言いたいところですが、ぶっちゃけ私はそこまで気にしていません。
実猟における双眼鏡の用途は、獲物を見つけることですが、双眼鏡を覗いてから探しているわけではなく、目星を付けてから覗いています。
遠くからサーチするレベルでは、モデルのスペック差程度で不満を感じたことはありません。
それ以上に口径の影響が大きいですね。
ひとみ径 (重要度 ☆☆☆☆☆)
双眼鏡選びにおいて最も重要なスペックです。
ひとみ径とは、双眼鏡から入った像が最終的に目に入る大きさのことで、像の明るさを示す指標として倍率の違う双眼鏡同士でも比較ができます。
同じように明るさを示す数値もスペックに載っていますが、比例していますのでこのひとみ径で見ていれば問題ありません。
これは、8×32の双眼鏡であれば32÷8=4mmといった式で導き出せます。
人間の瞳孔の大きさ、開き具合は明暗によって変わります。
日中で約2~3mm、暗がりで最大7mmほどと言われています。
つまり明るい日中であれば ひとみ径は2mmでも問題ありませんが、薄暗い時間帯や被写体、悪天候では暗く感じる可能性があります。
例えば晴天の野外を3mmと4mmのモデルで覗き比べても、瞳孔が2mm程度しか開いていなければ、体感には限界があります。
しかし曇天や暗がりで瞳孔が4mmに開いていれば3mmのモデルでは明るさが不足するでしょう。
つまり使用環境に合わせたひとみ径を選ぶ必要があります。
私が現在メイン機に使う双眼鏡は機動力重視でひとみ径3mmですが、車の流し猟メインなのでほとんど不足はありません。
とはいえ溜池巡りをする場合はさすがに役不足ですので、その都度40口径を取り出し使ってます。
またひとみ径は大きい方が良い、という考えでも間違いではないのですが、
過度な明るさは、一日覗いていると疲労にもつながることもあります。
ひとみ径の対応シュチュエーションは以下のようなイメージです。
2mm台:晴天時、直射日光の当たる場所がメイン
3mm台:晴天〜曇天時、明るい木陰くらいまで
4mm台:明暗の多い山林、低光量下
5mm台:低光量の深い森、ため池のハングオーバー、暗がりまで
また、双眼鏡の明るさはひとみ径で算出できますが、光の損失はプリズムやレンズの出来が影響します。同じひとみ径でも高級機は明るく見えることも覚えておきましょう(特にダハの場合)
価格 (重要度 ☆☆☆)
エントリーモデルと言っても、口径によって価格差がありますので、すべての口径を同じ金額で比較するのは危険です。
ダハの小型機であれば1〜2万円、中型機で2〜3万円、大型機は3万円程度のものが同じレベルの比較対象となります。
自分に必要な倍率と口径が決まれば、お店で実際に覗いてみて、財布が許す限りの上位機種を検討してみましょう。
以上が、双眼鏡選びで、ひとまず知っておくべきスペックだと私は考えます。
双眼鏡を選んでみよう!
では実際に双眼鏡を選んでみましょう。
まずは使用シーンを想定します。
流し猟のみなのか、溜池巡りで持ち運ぶのか、フィールドを歩き回るのか。
それによって、
・首にかけて持ち歩くなら中型機種以下
・流し猟なら大型機種も選択肢に
をまず決めてください。
その上で、最適なひとみ径を選びます。
・明るい環境がメインならひとみ径3mm以上、
・暗い環境、物陰を覗くならひとみ径4mm以上、
これで、倍率×口径が絞れてくるはずです。
狩猟用双眼鏡の目的は、獲物探しと識別があります。
カモ類の識別をあまりしないのであれば、明るさは控えめにしても超小型機種で機動性を上げるという手もありです。
狩猟のスタイルもまだ定まってない、という方にはひとまず8倍の30口径台 中型機種をお勧めします。力のない方でも疲れずに使えるギリギリの重さだと思います。軽量なポロプリズムも十分に検討の余地ありです。
これらがなんとなく想像できたら、
お店に行き、実際に覗いてみましょう。
スコープの時と違って、覗いた時の見え味、レンズのクオリティ、ピントノブの硬さなどが道具の良し悪しに直結するので、できる限り確認をお勧めします。
同じスペックでもメーカーにより見え味がかなり異なります。
また環境により見え味も変わります。
できれば明暗それぞれの環境で試したいところです。
例えば秋葉原などの大手家電屋さんでは、びっくりするぐらい詳しい店員さん(大体はメーカーの出向さん)がいらっしゃいます。
ただし多くの家電屋さんはフル光量の白い室内なので、野外とは見え味がかなり異なることを頭に入れておいてください。
お勧めの確認方法は薄暗い天井やバックヤードの方向に這う電気配線を覗くことです(笑)
では実際にエントリーモデルの双眼鏡のスペック比較と、
完全な私の偏見、偏愛でいくつかご紹介します。
市販されている双眼鏡
![](https://assets.st-note.com/img/1665667956152-CAOv8ACUVF.png?width=1200)
この表で見るとわかりますが、8倍小型機のひとみ径は3mm程度、8倍中型機で4mm程度ですが、10倍中型機のひとみ径は、8倍小型機と同じくらいです。ですので、オープンエリアで遠くの鳥を確認するのであれば、10倍中型機で像を大きく取る、という使い方も良いでしょう。
また、溜池や水路のオーバーハングの下のカモを識別するのがメイン、となるとそもそも小型機ではどれを選んでもひとみ径が不足しますので、中型機以上を検討したいところです。
40口径以上の大型機は、8倍にしろ10倍にしろひとみ径は十分と考えて良いです。財布に余裕があり、機動性を捨てて良いのなら大口径を使っても良いと思います。
8×42はめちゃくちゃ明るいし、視野も広いのでここぞというときに役立ちます。
それではサクッとかいつまんだ紹介をします。
超小型機
![](https://assets.st-note.com/img/1665668018846-X2jPinemGY.png?width=1200)
これをメインに選ぶことはあまりないですが、サブ機で持っていて損はないです。獲物を仕留めて回収に行ったら半矢で逃げた、双眼鏡は車の中だ!なんて時にポケットに入っていると活躍します(笑)かなり小さいので普段の生活でも携帯しやすく、私は常時車に積んでます。
日の出光学 A5 5×21
![](https://assets.st-note.com/img/1665665937008-ieEjRsjAwd.png?width=1200)
いきなりマニアックなモデルです。
日の出光学は国内の小規模企業ですが、そのフットワークを活かして、マニアも唸らせる様々な双眼鏡を企画販売しています。
逆ポロというのはポロタイプを前後逆に組んだ双眼鏡で、超小型モデルに最適な形状です。
このA5(A6にモデルチェンジしました)は5倍と低倍率なので、なんとひとみ径は4.2mmを確保。水路のボサに隠れた半矢のカモを探し回る時などにも活躍します。
ちなみに繰り返しですが、日の出光学さんのコラムはためになる話ばかりなので、お時間のある方はぜひ覗いてみてください。
小型機
![](https://assets.st-note.com/img/1665668122312-77yCqwJR7t.png?width=1200)
小型機は明るい環境での使用や、サブ機としても優秀です。
暗い環境に目を瞑れば非常に機動力の高いサイズです。
PENTAX AD 9×28 WP
![](https://assets.st-note.com/img/1665667084585-ItuatSp7xs.png?width=1200)
続いても、普通は選ばないマニアックなものです。
PENTAXの双眼鏡はコントラストがはっきりしていてクリアで明るい見え味が特徴です。どれも実視界が浅く、アイレリーフが長めなのも、マーケティングになびいてなくて素敵です(笑)
このモデルはなんと9倍です。小型機で10倍にしてしまうと、普通はひとみ径が3mmを切ってしまうのですが、このモデルは対物径を28mmと絶妙なサイズにすることで、8倍小型機と同じひとみ径を確保、重量も300g台に抑えながら中型機に迫る総合能力を持っています。
わたしも所有していて、バランスが良く、上のサイズ、クラスの双眼鏡を抑えて、明るい環境の狩猟の主力機として活躍しているモデルです。エントリー機としては価格が少し高めですが、十分に価値がある一本です。(というか大分値下がりしてますね…まさか廃盤にならないよね?)
※追記:廃盤になりました(悲)
Vixen SW 8×25 WP
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163831973/picture_pc_50257d1f00295c7485e9988b7550d330.png?width=1200)
2024年秋発売のビクセンの新作双眼鏡です。
売りはなんといっても超広角レンズの採用で、私も発売前に覗かせてもらいましたが、かなりクリアで明るく写ります。
一般的に視野角を大きくするためにはアイレリーフの距離を短くする必要があり、眼鏡をかけていたり咄嗟に構えたりした時の機動性がスポイルされるものでしたが、これは別の設計技術で視野角を確保しているためロングアイレリーフであることが画期的です。
ひとみ径は3.1mmと明るい場所向きですが、広い視野角のおかげで、光量の少ない場所でも十分に活用できそうです。四つ足猟にも良いんじゃ無いでしょうか。
また、一般的なゴム樹脂のアウターボディは重量が増すため、このSWではあえて硬質プラスチックボディを採用し、重量はなんと333g!!
かなり優秀なスペックです。
もちろん中の筐体はアルミ製ですし、きちんと防水になっていますので耐久性の心配は入りません。かなりお勧めです。
中型機
![](https://assets.st-note.com/img/1665668237982-9E5Ik8sA5N.png?width=1200)
ベストバランスなのが8×32サイズ。ひとみ径も4mm程度あるので、余程でない限り日中の使用で問題は出ません。
Vixen アトレックライトII BR8×30WP
Vixenのポロプリズムモデルです。
実売2万円以下ですが、ぜひ覗いてみてください。
決してバカにできない見え味です。
この記事が長すぎてもう忘れてしまったかもしれませんが(笑)
ポロの全反射プリズムは光の損失がありません。ダハは安いほどプリズムの処理が甘くなりますので光の損失が大きくなります。
さらにこのアトレックライトは、クラシカルな非防水組立ダハ筐体ではなく、現代の防水筐体で作られています。重量も抜群に軽く、野山でガンガン使っても後悔しないでしょう。6×30モデルもあり、こちらはひとみ径が5mmも確保できるので、山の中を歩くのにも十分です。
500gの重量とボリューム感に問題がなければ、この機種を選んで間違い無いです。安すぎます。
ポロプリズムの双眼鏡はもっと、評価されても良いものです。
中型機は双眼鏡で最もラインナップの多いサイズですので、大いに悩んでいただければと思います。
2023.5.22追記 こちらもおすすめ。
ケンコー ウルトラビューEXコンパクト8×32
中型機でありながら小型機に肉薄するレベルでコンパクトさに極振りしたモデル。実際覗いてみましたがさすがケンコー、かなり良いです。周辺視野云々は、狩猟で使うなら気にならないレベルです。
ヒノデ 6×30 B+
ポロの魅力を再発見させてくれる1台。
6倍と低倍率なため、ひとみ径は暗がりでも十分な5mm!
最高過ぎますねぇ。
大型機
![](https://assets.st-note.com/img/1665668422938-XtumCRyFLM.png?width=1200)
大型機は、もう何をとっても十分なスペックなのでお好きなのをお選びください(笑)唯一、吟味したいのは重量ですかね…
KOWA SVⅡ 8×42
KOWAは国内の鳥見界では大御所の双眼鏡メーカーです。
興和株式会社は日本の総合商社兼メーカーで、あのキューピーコーワのKOWAです。安定感のあるものづくりが定評で、KOWAを選んでおけば失敗などありません😊
このモデルはエントリークラスで少し重いですが、まあお値段も考えたら仕方ないでしょう。
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以上、ざっと紹介しましたが、
この表も、ピックアップもサッと拾っただけのもので、私も全てを知っているわけではありません。
Nikonさんの双眼鏡はほとんど載せてませんし、Kowaの双眼鏡は、何を選んでもとても良いので、予算が合えばどなたにもオススメできます(全体的にちょっと重めだけど)
また、最初からハイエンドが欲しい方はぜひ買いましょう。
スワロやツァイスなんて非の打ちどころがありません。
特にツァイスのレンズが見せる赤色は最高で、私も昔から大好きです。
ただし、スコープの記事でも書きましたが、
一番大事なのは用途に適したモデル(倍率×口径)を選択することです。
その上で、財布が許す金額の双眼鏡を買いましょう。
低光量下ではいくらレンズが良くても、10万円の10×25モデルより、3万円の8×42の方が明るく見えますからね。(見え味がどうかは別として)
私はバーダー歴も長いのでそれなりの価格の双眼鏡も持っていますが、
必ずしも高いものばかり使っているわけではありません。(というか意外と出番がありません)
価格は安くても、見え味、コンセプト、外観が素敵なモデルがたくさんあります。
私の大好きなPENTAXの双眼鏡は、残念ながら最近は次々と廃盤になってしまい、悲しい限りです。コスパを重視する海外勢からはかなり評価の高い双眼鏡なのですが…
以上、本稿でお伝えしたのは、あくまでも双眼鏡の選び方についてです。
最終的に自分に何が良いかというのは、ぜひご自身でお調べになり、実際にお店で覗いて決めてくださいね。
ではでは。
8000文字も読んでいただきありがとうございます(笑)
記念にスキボタンを押してブラウザを閉じていただけると嬉しいです。
ありがとうございました♪