2023春号けもの道よもやま話①エラタックマウントが良いぞ!
無事2023年春号の雑誌けもの道が発売となりました。
今回、私は3本、10Pほど記事を書かせていただいております。
けもの道がトータル100Pほどの雑誌ですので10%以上を担当させていただきました。ありがたやーありがたや。
というわけで、記事に収まらなかったよもやま話をここに残したいと思います。
まずはエラタックマウントのレビュー記事。
これは編集長から突然、いま猟期ですけど、いけます?と聞かれて、
即答で面白そうなんでやります!とお返事をし、ロケを行いました。
とOKしたものの、調べてみるとエラタックマウントのレビューは他紙でも既に書かれていて、しかもガンズ&シューティング誌に和菓子、いや我が師である豊和精機の佐藤さんが書いてるじゃありませんか。
レビューというのは基本的にスペックの紹介が中心になるカタログ的な記事に仕上げるのが普通で、そうなると誰がどこに書いても同じような内容になっちゃうんですよね。
でもなー、こってり系の記事が売りの けもの道でそれでは、なんだかそれでは味気ないでしょ(笑)
というわけで無い頭をフル回転させた結果、
せっかく猟期中のロケなので、実猟でも使わせてもらえますか?と代理店さんに許可をいただき、射場+実猟で試すこととなったわけです。
まずは射場で試射ロケをするために代理店さんにマウント+高倍率スコープを送って頂き、家で組み上げを行いました。
これについては前々からやってみたいことがありました。
普通、ゼロインというと、とりあえずレールマウントにスコープリングとスコープを乗せて、射場でスコープのダイヤル調整をする、というのが一般的だと思います。
しかしそのズレというのは本来、組み付け時に確認ができるものです。
銃のセッティングデータがきちんと弾道アプリに入っていれば、
アプリ上で算出するスコープ直線上からのドロップ値、これをあらかじめスコープのエレベーションダイヤルで調整しておけば理論上、的のセンターに入るはずです。
私のバルカン3の場合、ドロップ値は156mmですが、マウントレールに既に20MOA=50mで290mm傾斜がついているのでこれを差し引きし、134mm分マイナス側にエレベーションダイヤルを動かします。
お借りしたスコープはVIXENのARTESという高級機でMOA仕様。ダイヤルは1クリック1/8MOAなのでこれを電卓で計算し、予めダイヤルを調整して臨みました。
ロケは栃木県ライフル射撃場をお借りし、1日ロケ予定でまずはゼロインから、と撃ち始めたのですが、1発目からほぼセンターに当たり、ウィンテージを微調整して、たった5発でゼロインが終わってしまいました(笑)
たくさん撃つつもりで的紙を3枚も貼ったのに無駄になりました。
その要因の一つとして、栃木県ライフル射撃場の50m/100mレンジは射台と椅子がとてもよくできていて(他の射撃場については・・語るまいw)、かなり調子良く撃てた、というのがあります。
けもの道に載せている写真は、ゼロインで5発撃ち、50mで10発、10MOA傾斜をつけて10発、100mでも同じように計20発、トータルで45発ですが、ロケではこれを立て続けに撃っています。こんな気持ち良い射撃は久しぶりでした(笑)
射場も良いし、エラタックも良いし、f-rangeで間も無く取り扱いを始めるこのエアスラッグも最高に良い。あと私がロケ本番に強い男だというのも多分にある(えへん)
そんなわけでエラタックの精度はびっくりするくらい完璧で、スコープリングの性能というものにかなり衝撃を受けました。
ちなみにお借りしたエラタックはクイックレバーモデルだったので、恐る恐る取り外しをしてみたのですが、再取り付けしても精度への影響は全くなし。これも驚きました。
この凄さを確認してみようと先日、中華製の安いクイックレバーマウントを購入して同じことを試してみましたが、全然ダメでしたよ(当たり前w)
まとめ
一般的に、エアライフルのスコープリングというとUTGなどの安価なものを選択する方が多いと思いますが、もしスコープの載せ替え、買い替えを検討する際は、こうしたハイクオリティなマウントにお金を割いても良いのではないでしょうか。
個人的にはですが、20万円のスコープを買うなら、10万円のスコープ+エラタック、という組み合わせの方が、恩恵を体感できるのでは??と感じました。
おかげで私は今、来期用の光学システムの見直しをしています(笑)
また沼だー・・・
でも、これだから文字書きの仕事はやめられませんな。
あ、エラタックマウントに興味を持たれた方はこちらをご参考くださいね。
※取り寄せになりますがf-rangeでもエラタックは取り扱いをしておりますので、ご購入やご相談はお気軽にご連絡ください。
私は実際に猟場でもテストしてるので結構詳しいですよ(笑)
あ、そういえば実猟の話書いてないな・・・それはまたいつか。
ではでは。
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