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ABC杯とバルカン3のセッティング(1)

今回はただの日記と忘備録です(笑)
2024年9月24日(日)にニッコー栃木射撃場で開催されたエアベンチレストコンペティション=ABC杯に参加してきました。

今年もバルカン3での参戦を予定し、
入念にメンテを行い銃を持ち込みました。
バレルまで外して組み直したので、ゼロインからスタートです。

とはいえ組み直し前に一度ゼロインを取っている状態ですので、
そう大きくはズレません。
スコープもエラタック傾斜マウントで搭載しており、これはクイックレバーを解除しても締め付けトルクがずれない構造ですので、安心です。

今回行っているセッティングは3種の弾を最適な弾速で撃ち分けられる仕様です。
その3種とは以下の通り。
・H&N Slug-HP 27gr(.217)
・ZAN Slug 28gr(.218)
・ALTAROS ATP-Smooth 32gr(5.52mm)

そもそも精度が出る弾速というのは、細かくは銃側の構造、ハーモニクスやその他によって決まってきますが、弾によって大まかに好む弾速域というものがあります。

私が今まで試した経験では、H&NはZANに比べるとやや高めの弾速を好み、ATPは低めの弾速を好むと判断しています。

そのため、H&Nの27grに対しZAN28g、ATP32grを合わせることで、同じ銃の設定のまま、それぞれのベストなセッティングが成立するのではないかと考えたわけです。

結果はご覧の通り、試射調整後にそれぞれ5発ずつ撃ち込むと、どれも同様に高いグルーピングを見せてくれました。
弾速もほぼ狙った通りの数値で、これはとても気持ちが良い瞬間です。


今回のセッティングは3種の弾でそれぞれ最高弾速を確認した上でH&Nを基準弾に96.5%程度、970fps程度でセッティングを固定しました。

この状態でZANとATPを撃ち分けてみると、ZANは96%、ATPは95%程度の出力値となりました。

機械的セッティングの出力最適値は最高弾速の95~97%ですから、どちらもその範囲に収まってると言って良いでしょう。
さらにATPはボートテールベースでマズルブラストに敏感であるため、95%でのセッティングはむしろ理想的です。

話を戻し、わずか3セット撃っただけですがこのグルーピングだったので、この状態を維持したいと早速ABC杯の的紙に張り替えて50mを撃つことにしました。

結果は・・・実にビミョー(笑)

すごい悪くもないけど、さっきのグルーピングはなんだったの?という不安定さです。4セット中1セット目で既にそれに気づきましたが、もう元に戻るわけにはいかず、えいや!で撃ち切りました。
雨の影響?風の影響?はたまた人間?

そもそもこの的紙、狙いを定めるのが絶妙に難しい(笑)

これは・・・100mも雲行きが怪しいぞ!!

というわけで続きは次回(笑)


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