わたしは嫌な女
たまにどうかしてるんじゃないかと思うくらい自分のことが大好きです。
物心ついた頃にはすでに自分大好きでした。
なので友達がいないのかもしれません。
自分で『わたし天才～♪わたし可愛い～♪』と平気で褒めます。
顔は除く。
母が心中しようと思ったと言うくらいですからね。
かといって特別嫌だとも思わず、
ひとことで言うと、どうでもいいです。
とか言いながら、できることなら浜辺美波ちゃんの顔になりたいです。
自分の中身が好きなわけです。
自信を持っているというのは少し違うんですが、うまく説明できません。
出来ないことや良くない部分は数えきれないほどありますが、
それも含めて可愛いです。
要するに、成長しないタイプです。
自分と結婚したいくらい素敵な女性だと思っています。
素敵女子です。
何でもしてくれます。
365日のうちの360日はごはんを作ってくれます。
何も言わずにごはんを食べて帰ってきても、作って あげた と思っていないので全く怒りませんが、
年に５回くらいは３万円のコース料理とか与えてほしいです。
ちょっとした手提げかばんなら縫ってくれるし編んでもくれます。
以前冗談で男性器カバーを編んでほしいと言われた時は断りました。
疲れた時には癒しの歌を歌い、ピアノを奏でます。
必要とあらばスライドホイッスルも吹いてあげましょう。
癒し系です。
誰がなんと言おうと癒し系です。
口悪い癒し系です。
よく言ってるんですが、禿げてるおじさんに向けた最高の褒め言葉は
『頭が性器のようですね！！』
だとわたしは思っているんですが、傍から見てる人には失礼な発言にみえるようです。
山登りと船旅と遠出以外ならあまり文句を言わずについていきます。
わたしが車を運転して良いのであれば遠出も喜びます。
与えられた枠の中で勝手に楽しむことは得意なので、自分から帰りたいと言うこともないし、わたしなりに楽しみますが、
自分の中でテンション最高潮でも人には伝わりにくいです。
すぐ自由行動をしてしまうので、中高生の頃友人とお買い物に行くとずっと腕を掴まれて拘束されていました。携帯電話を持っていませんでしたからね。
幼い頃はしょっちゅう迷子の呼び出しをされていて、挙句自分から祖母を迷子として呼び出して怒られました。
と、いろいろ書きましたが、
頼まれごとを断れない性格なので、日頃『わたしは何もできません。わがままなので何もしません』と言って先に自ら壁を作って生きています。
基本的に男の人に誘われて出かける時には一円もお金を出しません。
わたしにそれだけの価値があるということではなく、出不精なのでそうでないと外出したくないだけです。
外出した先の内容や相手どうこうではなく、家を出て移動するというのが面倒くさいです。
何かに誘われたらまず「わたし一円も出しませんよ。それでもいいですか？」と問います。
嫌な女です。
それでもいいなら自分勝手に全力で楽しみます。
Suicaくらいは使いますよ。
この間初めて自動販売機でSuicaを使えた自分を褒めました。
使うことができた自分が可愛かったです。
たぶん『わぁ❤』と小声を出しました。