好きな事で生活できたとしても、私は仕事を続けていくだろう
好きなことで生活費を稼げたら。
好きなことをして生きていけたら。
こんなすごいことはない。
(「素晴らしいことはない」よりは、「大抵の人が叶わないことが叶うのはすごいこと」だと私は感じる)
もしそうなれたら、今の仕事は辞めるだろうか。
いや。
辞めることはないんだろうと思う。
(少なくとも今の私は)
今の仕事は生活費を稼ぐ一番確実な働き方で、自分にかかった学費との費用対効果や専攻を活かすため。社会貢献度を考えてもベストな職業だと思っている。
それよりも、書く事だけをずっと続けていける自信はない。
もっと日常生活の中で時間を割けたなら。そういう願望はある。
でも、私は仕事して育児してなんの変哲もない日常生活を送っているから、失わない感覚があるんだと思う。
共感という要素は作品を作る上で非常に大事なものだと思っている。
「わかる」「そうだよね」
読者はそこから物語に引き込まれることも。
読者の多くは日常生活を送っている。活字はその中の娯楽だ。
書く本人も読者と近い感覚であるべきだし、日常を生きることで私の中から生まれた言葉も生々しく生きた台詞を生み出せる(ような)気がする。
「コンビニ人間」著者、村田沙耶香先生のことを思い出す。
芥川賞受賞当時はコンビニでアルバイトをしていて、「働いているからこそ、“普通”の生活や感覚を持ち続けられる」そのようなことを語っていて、私もなるほどと思った。
テレビインタビューのうろ覚えであるため、多少は違うと思われる。
ゼロから物語を生み出す創作は作者本人の中から生まれてくる。作者の人生観や経験、感情をダイレクトに受け、形作られていく。
自分自身もこの世界の登場人物として必死に日常を生き抜く事で創作エネルギーが日々投入される気がする。
日常で満たされなかった願望
ーもしも。そうだったらー
それらの感情がトリガーになっていることは否定できないのだ。
時間が足りない状況は苦しい。
好きな事以外をやらなければいけないのはしんどい。
だからといって無尽蔵に時間があってもきっと退屈してしまうのだろう。
意欲の方が先に底を尽きそう。
書くことはこれまで約4年間仕事して生活をしながら継続することはできた。
だからきっと、これから先も継続できる気がする。
〜最後まで読んで頂き、ありがとうございました〜
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