Pixel art 古事記 〜黄泉比良坂〜
目次
刺客
清め
刺客
第1の刺客:黄泉醜女(荒々しい力と醜さを持つ女)
逃げる伊弉諾命は自分の髪飾りを後手に投げつけると、たちまちブドウの木になった。竹くしを投げつけると、たちまち筍が生えてきた。
第2の刺客:8種の雷神と1500人の兵隊
(伊奘冉命が黄泉の国で腐敗した体から生まれた神)
彼らは凄い勢いで、世泉比良坂まで追い詰めてきた。たまたまそこに生えていた桃の実を3つ投げつけると、みんな怖がって逃げってしまった。桃には邪気を払う力があると中国では古くから考えられていたので、桃のおかげで助かった伊弉諾命だった。しかし現世界へ抜け出そうとす伊弉諾命を背後から恐ろしい形相の伊奘冉命が必死で追いかけてきた。
伊奘冉命のしつこさがを恐れ、黄泉と現時代の境界線に大きな岩でふさいでしまった。伊奘冉命はこんな酷い事するなら貴方の国の人々を1日に1000人ずつ殺してやりますわ。伊弉諾命はそれなら1日1500人の子供を産ませることにしよう。というわけでこの世では1日1000人の人が死に1500人の子供が産まれるようになったのでした。
清め
黄泉の国から帰ってきた伊弉諾命はすっかり穢れてしまった。清めの為に帯をといたり、服を脱いだり、水に飛び込んだり、体を清めるたびに神を産み出した。左目から天照大神が、右目から月読命が、鼻の穴からは須佐之男が生まれました。伊弉諾命はこの3人の神に各所を治めさせました。天照大神には高天原に登り昼の世界を、月読命には夜の世界を、須佐之男には海を治めさせました。