好きが過ぎると隙がない
クリープハイプ 「夜にしがみついて、朝で溶かして」のライナーノーツ企画✨
ずっと書きたいと思いながら、好き過ぎて書けない病を発症し、ここまできた😅笑
そんなわけで、烏滸がましながら個人的ライナーノーツを書かせていただきます🙇♀️
1.料理
このアルバムのオープニングにして、エンディングにまで繋げる伏線の妙👏アルバムを終わりまで聴くと流石としか言えないけれど、それを知らずに最初聴いた時はただただ痺れた。愛を料理に謎らえながら韻を踏んで進んでいく曲の末路が『2人で横になる』ことで満たされる幸せ感が酷く可愛く愛おしい💕
2.ポリコ
ポリコ→ポリコレ=ポリティカル・コネクトレス
無知な私はこの言葉を知らなかった為、お掃除の歌なのかと思って聴いていたwこの楽曲の尾崎節がめっちゃライブ映えするなーとか単純に大好きだった。そして言葉の意味を知り、もっと好きになった。オブラートに包んだ物言いが苦手な私にとっては共感でしかない!まさしく#ことばのおべんきょう的な曲!実はこのアルバムで私が一番好きな曲!早くライブで聴きたい🥰
3.二人の間
なんかクリープっぽくない歌だなぁと思っていたら、ダイアンの2人に向けて尾崎さんが書いた曲だそうで。それで途端に合点が効いた!なるほど"2人の間"つまりは"漫才の間"は確かに『あ と うん の隙間にある』そんなツーカーな関係性はコンビならではなのだろう。余談だけど、ダイアン津田さんの歌が上手いことをこの曲のMVで初めて知った😆
4.四季
何故かこの曲をライブで聴くと毎回泣きそうになる。「栞」もそう。
『何かに許されたり何かを許したりして そうやって見つけてきた正解』
『叩かれて干されてもまた包んで布団みたいな関係』
ここで必ずグッとくる。そしてなんだかんだ言っても
『少しエロい春の思い出』
になっちゃうところが人間臭くていいよなぁと思ってしまう。
5.愛す
"愛す"と書いて"ブス”と読ませる辺りにもう愛しか感じない!
ブスと気軽に言える女は、男にとって最高級の愛情がない限り有り得ない(たまに例外もあるがw)そんな関係だからこそ互いに甘えてしまって別れがきたりする。いなくなってから気づく大事な存在。ブスともう言えなくなってしまった相手のことを男は思い出す時があったりするのかなぁ?
6.しょうもな
この曲が配信された頃、私自身が本当にしょうもない状態だった。得体の知れない疫病に支配される世界に準ずるようにダメになっていく自分を見透かされたような気がした。
『もう何もかも振り切るスピードで』
『言葉に追いつかれないスピードで』
疾走感のあるメロディーの中に、このスピードはめちゃくちゃカッコいいと思った。聴いているうちに、しょうもない自分自身のことがバカだなぁと笑えるようになった。
7.一生に一度愛してるよ
激しい尾崎さんも好きだけど、こういう優しい尾崎さんも大好き💕
『初めてみたいにドキドキさせて
ちゃんと奥まで刺してよ
でもこのまま私を安心させて
ずっと同じがいいから』
そう!女は安定を望みつつ、ドキドキも求める欲張りな生き物!なんでそれ尾崎さん知ってるの?てくらいに的を射ている歌詞に胸キュンさせられた。「ラブホテル」「愛の標識」が歌詞に含まれてる辺りはファンなら嬉ションする愛しい曲💦
8.ニガツノナミダ
CMのタイアップ曲で発表された時から早く続きが聴きたかったんだよな。アルバムに入るまで長い時間眠らされてたけど、その甲斐あってのハジけっぷり✨
『結局欲しいのは他人の評価で
締切に抱きしめられて制約にくるまって眠る』ライターの仕事をしていると、これ凄くわかる!表現の自由とか言いながらも、やっぱり何らかの制約はあって、締切に追い立てられるのも常。かと言って、本当に無期限で自由となるとそれはそれで難しいんだよなぁ。ないものねだりかもしれないけど😝
9.ナイトオンザプラネット
こちらも優しい尾崎さんバージョン💕
もうこの曲に関しては熱い思いを長々と語っていたりするので、こちらをご参照ください👇
これじゃあライナーノーツにならないかな?笑
10.しらす
いつも思うのだが、カオナシさんの曲の世界観は私の中では「マンガ日本昔話」なんだよなぁ。神社の境内で遊んでいたのにふと別世界に紛れ込んでしまったような、夏祭りの帰り道に何故か道に迷ってしまうような、そんな不思議な感覚。どこかノスタルジーで優しい気持ちになれる曲。
11.なんか出てきちゃってる
アルバムならではのお遊び感がイイ👍
あえてセリフ風に話しながら、歌詞カードにも書けない怪しい内容?
何が出てきちゃったのか気になる〜😆
それを想像したり妄想したりするのも面白い遊びかも!?
12.キケンナアソビ
更にお遊びは続く!?
尾崎さんのお笑いへの愛が溢れるキケンナアソビ。某お笑い番組のテーマソングとして初めて聴いた時から、そのキャッチーさにやられた!落語の出囃子のようなイントロから始まって、嘘にまみれた男女のまぐわいの匂いがエロい🤤この感じ子供にはわかんないだろうな〜とライブで隣にいるJKをジロジロと見てしまう大人の私😆笑
13.モノマネ
尾崎さんの歌詞には“匂い"に関する表記が結構ある。確かに匂いは人間関係を構築する中でかなり重要で、特に恋愛においてはどんなに顔が良くても匂いが合わないと付き合えなかったりする。同じシャンプーを使って同じ匂いにしたとしても、別れはやってくるわけで…。いなくなってから気づく好きな人の匂いほど切ないものはない。
14.幽霊失格
ヒュードロドロ〜から始まるけど、もちろんお化けの歌ではない!笑
別れてしまった恋人はきっと誰の心の中でも亡霊みたいに残ってて、今は目の前にいないから幽霊と化して思い出になるんだろう。
『成仏して消えるくらいなら
いつまでも恨んでて』
そんな風にいつまでも誰かの記憶に残る幽霊失格な女になりたい😌
15.こんなに悲しいのに腹が鳴る
オープニングの「料理」からの伏線がエンディングまで繋がる妙!流石です👏
どんなに辛く悲しいことがあっても、生きていると腹が減る。腹が減ると腹が鳴るという生理現象は、人間が生への執着を音で表しているんだと思う。生きることが苦しくて逃げ出したくなる日々があっても、腹が鳴って食べたくなったら、やっぱり生きたいと思うんだろう。人間てよくできてる◎
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