神の子羊は雄? それとも 雌?

日本にいると世界の歴史におけるヒツジの意味と重要さを実感することは困難です。

 文化は言語の共有が基盤であるのに対し、文明は技術・技能の共有が基盤にあります。

 この考えに基づくと、日本文化は日本語を共有する事が基盤にあり、稲作技術が導入され普及するのに伴って日本文化と日本語が充実してきたのではないでしょうか。 その結果、神前に捧げる最も尊いもののシンボルが、稲作の成果である米とお神酒に収斂されたというのは自然なことの様に感じます。

 これに対し、旧約聖書の世界はヘブライ語を共有し、ヒツジとともに生きることにより遊牧民としてのアイデンティティーを形成してきました。 その結果、最も尊いもののシンボルとして「神の子羊」(agnus dei)のような考え方が生まれたのではないかと推察します。

その際、agnus dei は 雄なのか雌なのか? 何か月齢 なのかが気になります。 もしどなたかご存じの方がおられたら教えてください。

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