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私(satomi)ができあがるまで…④

結婚生活の中で、私が一番嫌だったと感じることがありました。(これはよくあることなのかもしれませんが…)

それは彼が、自分の親や兄妹、私の親、そして私の妹やその子ども…いわゆる親族をバカにしたり、けなしたり、あからさまに嫌ったり、悪口を言うことでした。(私の元旦那も同じだったよ…とmayaも言ってましたが笑)

彼が自分の親の悪口をいうのは仕方がないとしても、私の親の悪口を聞いたときは、愕然としてしまって、ほんとうにショックでした。自分が、自分の親の愚痴を言うのは、いいけれど、彼が言うのは許せません…

彼は、どういうことを頭の中で考えていて、どうしてそうなるのかが、どうしてそんなことをいうのかが、理解できませんでした。

そして、親族だけでなく、私の友だちの悪口も言い出すのです。

そこで彼に「それはちょっと違うんじゃない?」と軽く言ったら、今度はそんな私をバカにしたり、あざけ笑いました。

誰かの悪口や、けなし続けるというやりとりは、ほんとうに苦痛でしかありませんでした。

一緒に居て楽しいと思って結婚したはずの人…でも、今は苦痛でしかない関係。今なぜ一緒にいるのだろう?と、疑問しか出てこなくなっていました。

あとは、生活していく上で、大切なお金のこと。

彼は、欲しいものは我慢しないで平気に買う人でした。俗にいう金遣いが荒いってやつです。

一番大好きな車には惜しみないくらい、お金を注いでいました。口ぐせは「今までつぎ込んだ金額で家が建つ」というほどです。

武勇伝かのように豪語してました。昭和の言い方だと、まさにイケイケ笑。

そして、おまけに新しい物好き!となると、お金は目の前を通り過ぎていくだけでした。

結婚したのなら、家族のために、お金の使い方も少しは変えて欲しかった…

大切なお金の話、夫婦になったのだから二人で話し合わなければいけなかったのに、私は、そんな彼に何も言えませんでした…

お金が貯まらない状況を知った私の母は
「あなたがもっとしっかりしないといけない」
と、2人を心配しつつも、厳しい言葉をなげかけました。

そりゃ、そうですよね…。
二人ともちゃんとした大人で、これは夫婦できちんと話すべきこと。

でも、その時の私には、彼と一緒に生活を立て直そうとか、お金のことを話し合うという気持ちがありませんでした。

彼と会話をすることが、だんだんと怖くなっていたのです。
またバカにされるかもしれない、短気だから、また彼の地雷を踏んで、怒られるだけだと…

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