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5年間愛用したクックフォーミーがぶっ壊れても大して困らなかった

どうしても欲しくて買った調理家電。
ティファールのクックフォーミー。
我が家の夕飯を支える強い味方だった。
でも別れはある日突然訪れた。

肉じゃがの材料をセットし、調理開始のボタンを押して子どもを迎えに行く。
いつもなら家に帰ってきて、温かい夕飯がすぐに食べられるはずだった。

帰宅すると、何かおかしい。

醤油の焦げたような香ばしい香りがする。
クックフォーミーちゃんがまだ動いている。
なぜ???

嫌な予感がする。

クックフォーミーの電源をオフにしようとした。

電源は落ちない。

なのに、中の圧を逃がすためなのか、すごい勢いで蒸気を噴射し始めた。
若干煙っぽい。
先程の香ばしい香りが、一気に部屋中に立ち込める。

何度も電源をオフにしようと試みるが、反応はない。
が、蒸気の噴出は止まらない。

恐怖を覚えた私はプラグごと引っこ抜く。
それでも続く蒸気の噴出。

中は一体どうなっているんだろう。
その内クックフォーミーごとぶっ飛ぶんじゃないだろうか。
もしも中で火でも点いていたら、キッチンは丸焦げになるかもしれない。

やばい。やばい。やばい。

時間にしてみればきっと大したことなかっただろう。
でも、中の様子が一切分からないまま出続ける蒸気を見ている時間は永遠のように長く感じられた。

ようやく蒸気の噴出が止み、さらに十分に本体が冷めたことを確認した上で蓋を開けた。

黒焦げの肉じゃが。

ですよね。

もう炭になって内釜から剥がれないし。
剥がれたところで、蒸気が噴出し続ける恐怖を体験した後で使う気にもなれなかったが。

我が家は週3ぐらいでクックフォーミーを使って夕飯作りをしていた。
固定化された献立を5週で回すスタイルでずっとやってきたため、大切な相棒を失くし、さぞかし困ることになると思った。

が、
もうあれから半年ほど経つが、現状全く困っていない。

大抵のレシピは電子レンジで代用できる。
もし、肉をほろほろ・とろとろにしたいとかであれば炊飯器を使えばいい。
この場合、米と同時進行できない不便さは感じるものの、毎日やるわけではないので許容範囲だ。

こうして、一生使い続けたい!とあれほどまでに愛用していた調理家電とお別れすることとなった。

電子レンジで作るカレーも、炊飯器で作るすき焼きも美味しく作れるようになりました。
あなたで作るミートソースペンネだけは、どうにも再現出来なくて、子どもも私も恋しがってるけれど、大丈夫。
今までありがとう!
ただ一つだけ言わせて。
6Lの内釜を洗うのは、本当に重くて大変だったよ!!!


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