浜乙女「おいしいお粥 七草粥」は忙しい朝から私をハッピーにさせてくれる/ずぼらでも季節を感じたい
毎年、お正月明けにスーパーが開くと欠かさず買うものがある。
浜乙女が出している「おいしいお粥 七草粥」である。
野菜コーナーに並べてある生の七草パックをしり目に、私はこのカップ粥を買い物カゴへと放り込む。
私はこの浜乙女の七草粥が大好きだ。
防災備蓄としてパウチのお粥を何種類も買い試したことがあるが、このお粥は本当に美味しい。
賞味期限は11月までと割と長く保管できるが、何せレンジ調理の記載しかないので備蓄品として心許ないのがただ一つの難点。
たくさん買いだめしたい気持ちをぐっと堪えて、家族分だけを毎年買うのである。
【最大のメリットはレンチンするだけ】
作り方はとても簡単で、ぺりぺりとカップ上部のフィルムをはがし、レンジで1分30秒チンするだけ。
その後、温まったお粥に、付属の乾燥七草をかけて混ぜる。
電子レンジで温めるだけで、トロトロで温かい七草粥が食べられるカップお粥なのだ。
こんなにもラクチンなのに、驚くほど美味しいお粥が食べられる。
紙パッケージの内部に顆粒だし入り乾燥七草が入っているのだが、菜めしみたいでしょっぱくて美味しい。
ちなみに子どもは最初からしっかり混ぜる派で、私はふりかけみたくふりかけてからちょっとずつ混ぜて食べる派だ。
この七草、噛んでいると、いい意味できちんと青臭い風味がしてくるのである。
フリーズドライ技術の進歩に感謝。
子どもがお受験を経験しているのだが、子どもが小さい時には春の七草を覚えさせるためにあの生の七草パックを買って毎年せっせとお粥を作っていた。
自分で作る七草粥はとても面倒で、味付けも色合いも安定せず、全く美味しくなかったな、という残念な記憶だけ残っている。
ちなみに、自分の子どもの頃を思い出しても、母が土鍋で作る七草粥は美味しくなかった笑
めっちゃ時間と労力をかけて作るにも関わらず、子どもは全く食べてくれやしない。
だが、この浜乙女の七草粥は、子どもも喜んで食べる。
お粥も美味しいし、乾燥七草もきちんと美味しいのだ。
楽に作れて、美味しくて、子どもが喜んで食べる。
1月7日の朝っぱらから、こんなハッピーな気分にさせてくれる七草粥。
すごい!浜乙女すごいぞ!!!
初めて買った時、私は心の底から感動したものだ。
今年は1月7日の当日まで売れ残りがあったが、年によっては早く売り切れてなくなってしまう年もあったので、見つけた時にはすぐに買うことにしている。
今回年始に予定を詰め込んだ結果、スーパーに行くのが出遅れた。
先に百貨店の野菜売り場で積まれていたのを見つけたのだが、スーパーの2倍ほどのお値段で売られていた。
手に入らなかったらどうしようと、手を伸ばしかけたが、例年の金額を知っているので伸ばしかけた手をなんとか引っ込めた。
翌日無事にスーパーでゲット。
手に入って本当に良かった。でなければ、七草粥を食べないまま1年を過ごすところだった。
七草粥を食べる習慣のない人。
毎年せっせと七草粥を作っている方にも。
こんな邪道なもの。。。
と思わずにぜひ手に取って食べてほしい。
かつて丁寧な暮らしを夢見た私は、もう1月7日を浜乙女の七草粥なしでは迎えられない人になってしまっている。
手間を掛けようが掛けまいが、1年の無病息災を願う気持ちは皆同じ。
七草粥とともにいい1年のスタートが切れますように。