宮井 さやか

野球とバスケを見るのが好きです。

宮井 さやか

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最近の記事

24-25シーズン 川崎ブレイブサンダースの開幕によせて

もう長いことスポーツ観戦をしているが、今日の気持ちははじめて味わうものなので、備忘録として書き残したいと思う。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 昨シーズンはなんとしても結果が必要だった。勝たなければいけない年だった。 選手もスタッフもファンも、その共通理解があったはずだ。 象徴的な選手が引退するときによく「一時代が終わる」という表現が使われるが、それがおそらく最も的確に当てはまる選手がユニフォームを脱ぐことを決めて歩んだシーズンは、思い描いていた結果とはかけ離れたものになった。

    • Home Sweet Home

      この記事は、川崎ブレイブサンダース ファミリー Advent Calendar 2022 21日目の記事として寄稿するものです。 主催者のIshikawa Ayakoさん、素敵な企画にお声がけいただきありがとうございます! 20日目はNatsukoさんによる、「川崎ブレイブサンダースU18 第1期生」でした。川崎ブレイブサンダースの名前を背負って成長を続ける若者たち。縁あって川崎にまた戻ってきてくれればよいなと願います。 自宅から電車で15分。 バスでさらに15分。 家か

      • 観客席を見つめて 第1話 ある辻選手ファンの友達の話

        スポーツを夢中で応援するファンたち。 ファンにももちろん、それぞれの人生があります。 好きなチームや選手を応援するきっかけも、理由も、人生にどんな意味をもたらしたかも、ひとつとして同じものはないはず。 そんな観客席を見つめた物語を蒐集したくて、この不定期連載をはじめます。 第1話は、Bリーグ広島ドラゴンフライズ・辻直人選手のオンラインサロン「#TEAMNAOTO」を通じて知り合った友人、ともまるさんのお話です。 -------------------------------

        • 辻直人のファンでよかった。 #TEAMNAOTO オフ会in広島

          推しとお酒を飲むこと。 オタクなら一度は夢見たことがある人も多いのではないだろうか。 2022年夏。私は、その権利を手に入れた。 私の推しこと辻直人選手は、Bリーグが好きな人なら知らない人はいない人気バスケットボール選手。そんなスターとしがない会社員の私が酒席を共にすることになったのは、辻選手のオンラインサロン、#TEAMNAOTOの企画で辻選手も参加する「オフ会」が開催されたからだ。 2022年7月23日、オフ会当日。 朝起きた瞬間から広島に着くまでの緊張感は大学受験の

          名も知らぬ巨人の選手へ

          さっきまで、この世で一番好きな野球選手を見るために、プロ野球・巨人のファーム本拠地であるジャイアンツ球場に行っていた。 といっても好きな選手は巨人の選手ではなく、ビジターチームとして来ていた社会人野球チームの選手だ。 その選手は投手なのだが、プロ野球の公式戦のような予告先発などという制度はなく、投げるのが見られるかどうかは完全に運。 しかし今は、都市対抗野球の補強選手に選ばれた投手がチームを離れている。登板する可能性は普段より高い。久しぶりに投球が見られるかもとワクワクして

          名も知らぬ巨人の選手へ

          運動音痴が草バスケに参加した話

          「スポーツは見るよりやる派」の人たちにスポーツ観戦が好きすぎる話をすると、決まって言われる言葉がある。 「宮井さん自身はスポーツしないの?」 そのたび「あ、する方もありだったのか」と気づかされる。それくらい、私の中でスポーツを”する”という選択肢は縁遠いものだった。 体育の通信簿はいつも5段階評価の「2」。 運動音痴のわりに意外と体育の、特に球技の時間は好きで、サボりもせず真面目に参加していたのにも関わらず、である。 苦痛だったのは持久走の授業だった。小学生のとき学校の外周を

          運動音痴が草バスケに参加した話

          辻選手が地元に来た話。〜2022.1.22-23 茨城vs広島〜

          私のヒーローが地元にやってくる。 ヒーローの名前は辻直人選手。 私が一番好きなバスケットボール選手だ。 プレーはかっこよくて普段はおちゃめで、意外と繊細で人見知りなところもあったりする、みんなの心を引き付けて離さない、太陽みたいな人。 そんなヒーローが、私の地元・水戸にやってくる。 もちろんBリーグの日程が出た瞬間に1月22日、23日の予定表に「茨城vs広島@水戸」と書き込んだ。 でも実は、予定表に書き込んだときには想像もしていなかったもうひとつの楽しみができていた。 そ

          辻選手が地元に来た話。〜2022.1.22-23 茨城vs広島〜

          辻直人選手のオンラインサロンを超オススメする3つの理由

          広島ドラゴンフライズ・辻直人選手のオンラインサロン”#TEAMNAOTO”の第2期メンバーの募集が始まりました。 オンラインサロンとはなんぞや、という話ですが、辻選手のオンラインサロンの場合、一言で言えばファンクラブです。 どんなコンテンツがあるかなど、概要はこちらのリンクからチェックしてみてください(入会もこちらからできます) さて、こちらのオンラインサロン。辻選手のファンで入会を迷っている人の9割が以下の理由でしょう。 ぶっちゃけ、月額3300円(税込)ってまあまあす

          辻直人選手のオンラインサロンを超オススメする3つの理由

          地元が好きじゃないバスケファンが、地元チームのバスケを見て泣いた話。〜2021.12.12 茨城vs島根 観戦記〜

          私が地元、茨城県水戸市を離れてもうすぐ10年が経とうとしている。 正直、昔から地元が好きじゃない。だから、郷愁など感じることは全くなく、東京での生活を満喫している。 好きじゃない理由は単純。とにかく、おもしろくないのだ。 流行りの服屋はない、有名アーティストのライブもプロ野球もほとんど来ない。20時になれば駅前は予備校生しか歩いてない。「俺ら東京さ行くだ」ほどの田舎ではないから、のどかさにも欠ける、中途半端な地方都市。 だから東京からわりと近いのに、地元に帰るのは大体長期休み

          地元が好きじゃないバスケファンが、地元チームのバスケを見て泣いた話。〜2021.12.12 茨城vs島根 観戦記〜

          比江島慎から学ぶ、モテとは。

          オリンピックに45年振りに出場した5人制バスケ男子日本代表は、夢の1勝を上げることは叶わず、残念ながらグループリーグ敗退となってしまった。私は勝てるという手応えがあったし、終わってしまったいま、心は抜け殻になっている。 正直、最後のアルゼンチン戦は、日本代表はこんなもんじゃないのに!という印象が強いゲームになってしまったから、余計に悔しい。 しかし、そんな中でも、自分の本来の力を発揮して、ひときわ輝きを放った選手がいた。 比江島慎。 「比江島ステップ」と呼ばれる、独特な

          比江島慎から学ぶ、モテとは。

          オリンピックを楽しみにしている全ての人たちへ

          ずいぶん大袈裟なタイトルで記事を書き始めてしまった。でも私は本当に、この通りのことを書きたいと思って今画面に向かっている。 この一年半、何度「どうしてこんなことに」と思っただろう。 オリンピックが日本に来ると決まった2013年。私は大学生で、大学のサークル活動で学内の部活を取材してスポーツ新聞を書いていた。 サークルの友人が「2020年は子供と一緒に見に行くからそれまでにまず結婚しないと」と言っていたのが妙に印象に残っている。 そんなふうに、みんなスポーツが大好きで、みん

          オリンピックを楽しみにしている全ての人たちへ

          辻直人選手の移籍によせて

          川崎にとっての2020-21シーズンが終わって約1週間後の2021年5月31日、ファンにとって信じられない、というより、信じたくないニュースが報じられた。 辻直人、今シーズンをもって契約満了。 正直、シーズン終盤くらいから、多くのファンが移籍するという噂を聞いていた人が多かったのではないか。かくいう私も、インターネットの海をさまよいながら、移籍するのか、いや彼に限ってそんなわけないと心が揺れ、食欲が落ち具合が悪い日々を送っていた。だから少しでもショックを和らげるため、勝手

          辻直人選手の移籍によせて

          大の野球好きが突然Bリーグにハマった話 〜後編〜 1月13日 天皇杯 川崎vs千葉

          (こちらは後編です。よろしければ前編もご覧下さい) https://note.com/381_note/n/na34e386a0712 推しごとはじめ川崎ブレイブサンダースのYouTubeチャンネルを見て、私には推しができていた。 辻直人選手。 彼がBリーグ屈指のシューターであり、日本代表にまで選ばれる選手であることを知ったのは、あとから色々調べてからのことだった。ただ単純に顔がかっこいいと思ったのと、言動がいちいちお笑い芸人のようにおもしろくて、プレーのことをほとん

          大の野球好きが突然Bリーグにハマった話 〜後編〜 1月13日 天皇杯 川崎vs千葉

          大の野球好きが突然Bリーグにハマった話 〜前編〜 とどろきとYouTube

          冬が嫌いだった。寒いし、乾燥するし、静電気で服や髪がまとわりついて鬱陶しい。そして何よりも、野球がないからだ。 学生時代は年間100試合以上現地に行っていた大の野球ファンである私にとって、冬は心が枯れる季節。特に12月と1月は練習試合さえもなく、毎日昔の野球動画を見ながら、来たる球春に思いを馳せるのが定番の過ごし方だった。 そんな刺激のない日々を過ごす私に、友人から連絡が来た。 「12月6日、バスケ見に行かない?」 それが私とBリーグの出会いだった。 とどろきで感じ

          大の野球好きが突然Bリーグにハマった話 〜前編〜 とどろきとYouTube