ウッドデッキを作る
まとめ
DIYでウッドデッキを作りました
大引き工法、ウリン製にし材料を潤沢に使って工数削減と拡張性の確保を目指します。
7平米24万円(3.4万円/平米)
設計 6日間(3人日)ぐらい
組み立て 11日間(8人日)+ちょっとぐらい
調査
作り方など調べます
調査方法
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我が家の設計士さんに教わる
わかったこと
工法
工法は大引工法とサンドイッチ工法がある
大引のほうは束の長さ調整時点で水平を取らないといけなくて難しい
大引と根太の高さを揃えたり、根太を上にしたりもする。
サンドイッチは荷重をビスが支える。
基礎は掘らなくてもいいらしい
価格感
樹脂(人工木)平米当たり3〜5万円
ウリン (あとから調べた)平米当たり5〜7万円
耐用年数
当然ですが一番脆いところで耐用年数が決りますね。
樹脂束や樹脂の固定器具、人工木は10〜20年程度
ソフトウッドはメンテありで10年程度(メンテ無しはもっと短い)。屋根がないところは厳しいという気でいたい。といいつつもレッドシダーや桧は長持ちするとの意見がありよくわからない。
ハードウッドはメンテ無しで10年〜。メンテ有りで50年とか
水はけよくして塗装もして腐らなくするのが大事なようです。土地により気候や住んでいる腐朽菌の種類が違うので〇〇なら大丈夫というのは土地を限定した話でしかないと理解する必要もある。
https://note.com/longlifedeck/n/ne10a9acd45ad
設計士さんからは図面を見てもらって
根太が縦長なので倒れないような措置があるとよい
根太間隔は60cmぐらいあると確実にたわまずよい
基礎を埋めずとも、浮いたらあとから石でも挟んだっていい。防草シートも沈み対策になってる
とアドバイスをもらいました
ほか材料のこと
ウリンはサステナブルなのか調べました。木を生産できるよりも速いスピードで消費するのはよくないです。ウリンは「一年間に半径0.058㎝しか成長しない」とか「直径30cmに達するまでに120年もかかる」と言われてます。
そんな貴重なものを一般家庭で使っていいんだろうかと躊躇してしまいます。50年使っても再生産されてはいないでしょう。
悩ましいことなのですが目をつむってしまいました。
設計
方針
大引の上に根太をはる、大引工法にします
サンドイッチ工法はビスで荷重を受けるので耐久性に不安があります。
また刻みは大変なので角材をカットするだけでよいように束に大引を乗せ、大引に根太を乗せ、根太に床板を乗せる方式にします。
これにより拡張もしやすくなります。具体的には幅の拡張や木を植えられるような穴あけがしやすいはずです。
材料はいざめんどくさくなってもメンテフリーと言い張れるハードウッドにします。
ハードウッドの中でも2024年4月現在はウリンが価格が抑えめでよさそうです。セランガンバツーやイペのほうが価格は高く、耐久性と入手性に劣り、裸足で使いやすくもないということで迷わすウリンになりました。価格を改めて調べるとセランガンバツ<ウリン<イペでした。詳細は下表のと通りベストウッドさんではそう大きな価格差ではなくウリンで間違いなかったという感覚です。
図面制作&費用計算
こんな感じ(価格は塗料、ビスを除く)
ほかにも何個か候補を作ってみましたがせっかくなら敷地境界の塀までくっつけようと大きくしました。
↓は大引と根太を兼用にして床板を張るので今回作るのよりはちょっと安い。
調達
楽天市場とグーグル検索で探してました。
小山商店(ベストウッド)さんで購入します。
価格が抑えめでホームページも丁寧に樹種の説明があり高印象です。(楽天市場店は写真が簡素で怪しく思ってしまいましたが。)
サンプルも頂き電話でDIYの相談にも乗っていただけました。
具体的な価格は立米あたり税込48〜50万円。一部の短い材は32〜40万円。
我が家のデッキのウリン約0.41立米、19万円(送料なし)。平均46万円/立米。
鋼製束や束石はコーナンで購入しました。
結局材料費は合わせて241,900円。(実際は余った塗料やミスで余った材、別で使う材もあって271,290円)。
組み立て
下記のように進めました。
雨もあって思うように進みませんでしたが、タープを張って何とか作業しました。
撥水塗装(1,2日目)
ハッスル撥水君を全面に塗ります。
丸2日かかりました。
塗料は30平米の塗装面積に対して結局1kgでちょっと余るぐらいでした。(3本も買っちまった)
基礎づくり(3日目)
防草シートのピンを移動。
束石を置く(水平はちゃんととってません。)
購入と合わせて半日かかりました。
大引と根太設置(4~8日目)
水糸張り(4日目)
大引き仮置き(4日目)
90角大引材のカットと小口塗装
鋼製束を使って1%勾配になるよう高さ調整
家の外壁から大引までを一定にするために7cmのスペーサー(端材)で位置調整
根太仮置き(4日目)
根太材カットと小口塗装
対角線を計って直角になるように調整
束設置(5-8日目)
束を実測値でカット&小口に撥水塗料(基礎スペーサー2cm分減らす)
基礎スペーサーを束につける(ビス1本)
対角線を計って直角になるように再度調整
大引と束をつなぐ(ビス3本。外から見えないように)
5~7日目は実働少な目
大引きと根太をつなぐ(ビス2本)
ビス穴をコーキングで防水する
床板設置(10-12日目)
床材カット
ブロック塀と外壁で囲われているので、ブロック塀に沿うよう斜めにカットする(普通は固定してからカット)
隙間が4mmになるようにスペーサーを入れる(反りを直す)
端の材を先にビスで止めてもう片端の材の位置をクランプで調整
ビス止め
幕板設置
まだです。
反省点→やるべきだったこと
根太の反りで束が浮いた。下の図「浮く」のように力が働くので大引きも合わせて浮いてしまう。→一番反りが大きい材を真ん中に使って大引で反りを抑えたらよかった。下の図「浮きづらい」のように力が働いても大引きが強いので浮きづらいはず。
床板同士の間隔が極端に広いところと狭いところがある。→一度平面に並べて床板の反りを合わせるべきだった。割れ防止のロウが塗ってあったので木表木裏が分かりづらかったが、端を切って木表木裏を確認したらよかった。
床材は端のほうがやや幅が小さかった→両端を切って真ん中だけ使うとよかったはず
家に近すぎて網戸のつけ外しが難しくなった→網戸の厚みよりも大きめのスペースを空けなければいけなかった(サッシとの隙間12mmで作ってしまった)