ポエジスト天味家爆誕
柔らかな温もりに抱かれ、伸ばした腕から綿花の宵闇。隠れ下手なアルテミス。
綺羅星のまたたきが、まばたく度に濃密で、艶やかに、たった2色だけの世界。
それだけですべてが満ちる。フルカラーなんて今だけは必要ない。
山の吐息が髪に染み込んだアロマを呼ぶ。
私だけの構図に私だけが満足するおよそ数分間。
余計なものは何一つなく、何一つ欠けることも無意味で、つま先から額まで泳いでは沈み、廻る感覚。
瞳を休めると、息をすることを忘れたい、時を止めたい。
胸の奥底から、無性に家族、離れて暮らす友人に会いたくなった。
さみしいではなく、この空間で言葉を交わすまでもなく、共に過ごしたいと素直にワガママを言いたくなった。傍らに居てくれるだけで構わない。
細くたなびく流星に、この先もこのままでと不変を願う。
悲しいことがこの先おきても、いま、この感覚は忘れたくない。いつまででも思い出せるよう、忘れたくない、堪らない最高の夜だった。
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これに投げ銭するなら地元の温浴施設でジュース買ってほしいレベル