見出し画像

221205_誰でも出来るようにすることは良いことなのか?

仕事などの業務を行っていると時折、【誰でも出来るように業務をマニュアル化する】という要請に出くわすことがあります。

誰でも出来るようにするってのは何も考えない状態ですと、良さげに聞こえるものですがマニュアルとか前例がないと何も出来ない人間を増やすことにもなるかなーと思います。マニュアル通りにしか動かない、前例通りにしか動かないというのはもはや機械のように思えますが、人間はやはり機械ではないので機械のように生きるべきではないと思います。とはいえ、機械のように生きたいと思っている人間はそのように生きればいいとは思います。

経済を回すにはこのようなローコストな機械的人間が沢山必要であるというなら最初から機械だけでがやればいいと思うのですが、機械人間が揃うとまるっきり革新的な発想を具現化する人間がいなくなることになります。

そのような視点で見ると、誰でも出来るようにするってことをやる会社はもしかしたら落ち目になっていく可能性が高いのかもしれません。

最近の会社という組織は兎に角、業務効率化で業務をシステムがやるような方向に傾きがちでそれはプロセスを極力、省き結果だけがあればいいという風潮でもあります。そもそも結果というものが幻想であるにもかかわらずやたらと結果重視のプログラム、システムを構築しています。決算とかそーですよね。結果が出たらまた次のフローが発生するというところからすると結果というのは人間がフローを無理矢理区切って作り出したか相当な幻想、それほど意味のない概念だと思います。

まあ現代の会社の構造からして経営陣はコストと結果しか見ないので会社に機械人間が増えていくしかないのかもしれないです。結果とコストだけを重視する会社役員ばかりいる会社は何となく廃れていくなーというのが個人的に見えてきます。フローが見れない会社役員が揃ってしまう会社というのは最終的に何でもシステム化、プログラム化してしまうでしょう。そして、何一つ革新的なものを生み出せなくなる可能性が高いと思います。

そのような役員や管理職が沢山いる会社は賢いと言えるのか?

ですね。


クリスタル・フラーレン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?