240212_「知ってる」と「解ってくる」は大きな差がある

知っていると解っているは明確に違う状態だと認識しています。

インターネットで取り扱う情報量が増えましたが、この情報量が増えたおかげで物事に対して【知っている】という状態が随分、増えていると思います。一方で【解っている】とか【解ってくる】という状態は減っているのではないか?と思うところがあります。

【知っている】という状態はいわゆる表面的な部分の情報量でしかありませんが、【解っている】とか【解ってくる】という状態は【知っている】と比較して遥に情報量が多い状態です。
【知っている】状態ではちょっと角度を変えて質問されると途端に回答に窮することがありますが、これはさほど情報を持っていないために答えられませんが、解っている状態ですと角度を変えた質問が来ても普通に答えられます。

インターネットを通じて何かを知っているという状態にある人が随分と増えました。それはそれでただ単に知っているだけですからペラペラの薄い状態でありますが、ここに解ってくるという状態に変化していくとその人が持っている情報量は随分と多くなります。
この解ってくるということが起きるには自分の体を通じてである必要があって、普通に体験することで得られてくるものです。

例えば皆、自分の名前は知っているでしょう。しかし自分の名前の由来はどこから来たのか?ということに対しては普通は解っていないでしょう。単に自分の名前を暗記してしまったが故に、自分を示す名前がペラペラな状態になっている感じですかね。自分の名前は知っていてもよくわかっていない状態ですね。
これからはこの解ってくるということが重要なんではないかと思います。
人工知能はたぶん知っている状態を作っていると思いますが、解っている状態をつくることはできないのではないかなーとちょっと思っているところです。

ヒビキアマカム

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