230730_ネットで構築した縁は脆くもすぐ切れる
インターネットだけで稼ごうとしたり生計を立てようとしている人はかなりいると思うのですが、
売上を上げたりするってことは人との御縁で成り立つものであることを考えるとインターネットで強固な縁が構築できるのか?と考えたみたとき、どうやっても【それは無理でしょ】という結論になります。
何故、インターネットで作った縁が切れやすいのか?というとそもそもインターネットが切れやすい特性を持つツールだからとしか言いようがないところがありますが、インターネットのことを仮想空間と言う人は多いと思うのですが、それを空間と言うにはちょっと無理があるのではないかと思っていて。インターネットそのものがそもそも空間ではないということはよく認識しておく必要があるのかなと思います。
よく見たらパソコンとか携帯の画面に映っているのはドットの集合でしかないので、見ているのはあくまで人工的に作られたドット、人工的な光で照らされたドットでしかないことになります。
ドットが点いたり消えたりしているので、インターネットはそもそも空間ではないのです。
その空間でないところにドットのみで縁が繋がっても、結局、その縁がドット依存、電氣依存でしかなく、ドットが点かなくなったらすぐ縁は切れてしまいます。ドットのやり取りという非常に情報量の乏しいやり取りになっています。
この点、見知らぬ人でもカフェなどで肉体を突き合わせて御話でもする機会を持ったほうが遥にその会った人との繋がりを感じることでしょう。
これはその人が持つ肉体次元の世界と心の次元と併せ持つ世界の相互の複雑な交流により何かが生み出されていることがあるからで。
人が実際に他人に合うことで相互に何かしらの影響を与えていることを示唆しています。
一方、インターネットでのやり取りはよく見たらドットのやり取りのみで、そこに人間同士が出会う複雑性がほとんどありません。
だからすぐ切れてしまいます。結んでもすぐ解けてしまう程度の糸みたいなものと言えます。
インターネットが楽だからと言って、そこだけに終始する人はかなりいると思いますがしっかりとした縁を築くためにはインターネット内で行う仕事はあくまで補助的なものとして扱ったほうがいいのかなと思っています。