230717_人間の目は点を見ている
目の前から好みの美女が歩いてきたとする。
そうすると好みであるから、ついその美女の姿に見とれてしまう。
と本人からすると女の肉体を持つ人間を見ているようで、これは実際のところ点を見ていることになる。
何故なら、その目に映る美女のあらゆる角度から見た無限にある見え姿のほんの一部だけを切り取ってみているから。
その美女のあらゆる角度から見た姿というのは恐らくですが、無限のパターンがあると考えられます。
その無限パターンのほんの一部だけを肉眼が見ているのであるから、人間の目というのは点を見ているというのは何となくわかるのではないでしょうか?
目に映る景色、物質、人間、動物、植物など色々な姿を見ていると思いますが実際のところは見ているのは点となります。
もっと別の言葉を使う点の表面しか見ていないことになります。
冒頭の美女に関して言うと、美女の前の姿からお尻まで肉体の厚みがあって立体と思いこんで見とれますが、この立体を見ているというのも錯覚であくまで面で点を見ているということになります。
という感じで肉眼の特性がわかったのなら、人間が見ているものってのは全部の見え姿を捉えているようで実は全く何も見ていないに等しいのですよ~ということになります。
目の前でに出現してくる他人を見て【あの人は〇〇の傾向がある】と人は大概、他人を断定しがちですが、それは無限のパターンがあるたった1つの点を指していることになり、その他人の全容を指し示すには氣の遠くなるぐらい程遠いものであるということになります。
クリスタル・フラーレン