見出し画像

230501_仕事が出来る人間は組織にとって有益なものをもたらすとは限らない

女性の好みの男性のタイプとして【仕事ができる人】とか挙げられているのを見たことがありますよね?

そういうのを見て男性諸君は男=仕事ができると思い込み、仕事が出来るということを実現しにかかります。現代だとだいたい仕事が出来る=売上を沢山、あげるとか誰しも一目を置くスキルを持っているとかそんな程度だと思います。
割とワンパターンです。
ここ数百年変化してないんでじゃないですかね。

自分自身も仕事が出来る人間をちょいちょい見るのですが、仕事が出来る人間って効率化に過剰に走る傾向が見られます。

組織の中だとこれは致し方ないことで、非効率なことやっていると上司から目をつけられるからです。
そうならないために効率化に走り、スキルとか色々身に付けます。

んで、こういう人間が組織に良いものをもたらすのか?というと・・・
決してそういうわけではないことになります。

効率的に仕事する人、非効率に仕事する人はそれぞれ意味があって存在しているというか現実世界の法則に沿って存在しているところがあるので、仕事が出来る人間が非効率部分をカットすると、今度はどこかで必ず非効率な部分が発生するようになります
詰まり、仕事で非効率な部分を作りだしている犯人は効率化に走る仕事が出来る人間であったということになります。

こういうのは全体として見ないと解らないことで、組織と組織がそれぞれ分断された大企業などではなかなか氣が付かないことで。
どこかの部署で業務の大幅効率化に成功したとしても、その部署でその分、非効率な業務が発生するか、もしくは他の部署で非効率な仕事が発生することになります。デジタルに走っている会社を見るとよくわかることではないかなと思う事例です。デジタルに走っている会社の雰囲氣を見るよくわかることがあります。

こういう視点で見ると会社にとっての厄災をもたらしているのは、いわゆる仕事が出来る人間となります。
こういう人はもはや仕事が出来るとは言えないかなと思います。
全体像を見れないスキルを持った人間がガリガリ効率的に仕事をやってしまうとこういう危険なことが起こりえるということで。

クリスタル・フラーレン


いいなと思ったら応援しよう!