230906_自我は他人の世界をCOPYする癖がある
ここで言う自我というのは日常の自分と思い込んでいる私のことです。
自我はそもそもシャドー(影)的な性質があり自らが何かを創造することが困難な性質を持っているため、何かを作るときは既にあるものをCOPYします。
料理のレシピ、仕事のやり方、世界の見方、癖、話す言葉や語彙、挙げればキリがありませんが通常は既にあるものをCOPYして、それをちょっとアレンジするかで我が物にしているハズです。
目の前に展開されている景色の見方も誰かが見た方法で景色を見ているので、その結果、自分と他人が見ている世界は全く同じ世界であると思い込んでいます。
例えば、一軒家に4人家族が住んでいるとして親が4人は1つしかない一軒家の空間に4人がいると思い込んでいるとすると十中八九、その親の子どもは1つの同一となる一軒家にパパとママと自分と兄妹がいると思い込みます。そして、この思い込みを地球レベルに拡大して1個の地球に数十億人の人間が同居していると思い込み、さらに地球を格納している宇宙空間は1個でその宇宙空間は何十億人と住んでいる地球人類の誰にとっても同じものであると思い込むようになります。
このような思い込みはかなりスタンダードと言いますか違和感なくそう思っている人も多いかと思いますが、これは誰かの世界認識方法をCOPYして、無限増殖した結果、多数派によって作られている実在しない仮想世界であると思われます。
私、あなた、彼、彼女は全て1個の世界に住んでいると思い込むことの悲劇は何と言ってもその1個しかないと考えている世界の中に展開される規格に統一化されてしまうことだと思います。その規格を考えるのは得体の知れない他人で、その規格化の方法も何かをCOPYしたものです。
考え方や癖、パターン、見るもの、など全てに統制規制がかかるということですね。逸脱しないように当然、何かに監視されることを意味していて。今では人々は多様な名前を各自が持っていますが、これも数字番号に統一化されるでしょう。性差も失くそうという方向が出現し始めているのを見ると、これからは何でもかんでも差をなくす世界的な動きが起きてくると思われます。世界は1つしかないし、皆、1つの世界にいると信じている世界というのはそういう方向に行くしかないのだと思いますね。
クリスタル・フラーレン