手越会見を通して。

お断り

 これが初投稿となるため、文章に拙いものがあるかもさしれない。それについては理解しておいて頂きたい。

 6月23日20時。週刊文春オンラインで掲載された様々な記事に対して、手越祐也本人によって行われる会見であった。これはYouTubeにも同時生配信が行われた。もちろん、本人のチャンネルである。

 事の始まりは……と語り出すようなnoteを見たいと思う読者はいないだろう。時系列や何が起こったのかを知りたい方は、YouTubeのアーカイブやメディアの発信を参照することをお勧めする。

生配信で何があったか

 今回、なぜこのような記事を書くに至ったか。それは私自身がYouTubeで生配信を視聴していたからである。私が特筆したいのは、YouTubeのチャット機能、並びに会見中、会見後のTwitterの反応である。

 YouTubeのチャット機能。生配信の実施中に視聴者がコメントを同時に発することができる素晴らしい機能である。しかし、手越祐也の会見に際しては必要であったか、と思う事が度々訪れるのであった。

 実際にチャットを見るような機会があれば、同じような感想を抱く方も多いだろう。生配信は最大で130万人~140万人ほどが同時視聴を行っていた。それに応じて、チャットも多くなるのは必然であるが、その中ではエチケットに反するのではないか、これは誹謗中傷に該当するのではないか、そのようなチャットが多数に見受けられたのだ。

 あまりにもひどいチャット欄だと言うのが正直な感想である。一言一句に揚げ足を取る者もいた。どうしようもない人間である。会見内容を聞けば分かると思うが、週刊文春オンラインで報じられた事は異なっていた。捏造だ、という訳ではない。手越祐也の行動の真意が異なっていたのだ。そこは実際に会見で釈明している。

 これに対して何かを言う者はいないだろう。手越祐也本人がそれに対して、名誉棄損だと言うのであれば話は変わってくるであろうが、今回はそういった事態は訪れていない。ただ実際はどのような理由があって、このような行動を起こしたのかという理由を説明しただけである。

 手越祐也自身の態度は自分は模範的な人間だと自負している視聴者様方は不快と感じただろう。記者陣も同じような感想を抱いたかもしれない。それを伝える記者はいないため、寛容な態度をとっているようではあるが。確かに手越祐也に世間一般の考える社会経験は足りていないだろう。それは今までの行動からも明らかだろう。しかし、そこにツッコむだけ時間の無駄なのだ。記者はそんな事に興味はない。謝罪会見とは誰も言っていないのだから。

YouTubeのチャットが何を意味するのか

 ここで考えなければならないのは何か。視聴者はどの目線でその愚かなチャットを打ち続けたのか、という事だ。

 会見後ではYouTubeの無断転載を伴うツイキャス配信をしている迷惑系YouTuberのなり損ないのような人間が何人かいた。その界隈ではそこそこ知られているような人間もいた。これらの人間も同じである。決して偉い人間ではない。恐らくその人々の普段の行動を見れば、手越祐也の何十倍も劣っているであろう。記者会見の際にポジティブで居続けることはできないだろう。

 私の推測で語っている。しかし、それが人間なのである。実際は違うのに、憶測で嘘を書かれて、ファンから世間からバッシングを受ける。そのような状況でポジティブでありながら、行動を起こせる人間がどこまでいるか。これまでのネット社会において、迷惑行為をした人間が家や学校を特定されて、アカウントを消す、泣いて辞めて欲しいと懇願した、などのケースはいくつもある。所詮、リスクが無いからできるだけの臆病者なのだ。

 話が逸れてしまったが、手越祐也の会見にチャット欄で揚げ足を取り続けていた、関係ない、どうでも良いチャットを打っていた人間は何なのか。その者達がNPO法人で素晴らしい活動をしているのなら別だ。ボランティア活動をたくさんしているのなら別だ。ボランティアをジャニーズの一員として、個人として行っていた手越祐也にそのような態度を取るだけの事をしていたのか。呆れるしかない。彼らはチャット欄で小学生の言い合いをしていた。

記者はマスゴミではなかった

 マスメディア、マスコミはたびたびマスゴミなどと蔑称されることがある。情報を都合よく切り取って報道したり、今回のような異なる情報を広めたりするためだ。記者の態度が悪い時もある。

 しかし、今回の会見中の記者の態度、会見後の記事を見た方は何かを感じなかっただろうか。そう、マスゴミと称されるような行動、発言を一切していないのだ。あれだけYouTubeに愚かなチャットが飛び交っているのにも関わらず、会見場は終始落ち着いていた。

 これの一番の要因はYouTube。そう私は結論付けた。あの愚かなチャットが飛び交ったYouTubeなのである。記者たちは行動が全世界に配信されていた。質問をするときには、所属と名前を全世界に伝える必要があった。ここで変な行動を起こすのは、リスクが大きかったのである。ハイリスク・ローリタンである。

 つまり、不特定多数の誰かに監視されている。そんな状況で愚かな行動をする記者はいなかったのだ。それは同時に監視されていないというローリスクな状況で愚かな発言をしている視聴者からも裏付けできる。

最後に

 非常に短いnoteとなってしまったが、結論を出していこうと思う。この会見でYouTube生配信を行ったこと。それ自体は非常に良かったのではないかと私は感じている。記者が落ち着くことで、手越祐也本人から様々な話を聞くことができた。そして同時にYouTube配信でチャットをするのが良くなかった。マスゴミと称されるに至った行動を視聴者が取っていたからだ。リスゴミとでも称すれば良いのだろうか。

 結果、どうすればより温和な会見となっていたのか。YouTubeをプラットホームとして選択しなければ良かったのである。Twitter Liveなどによる配信を行うのがベストであった。Twitterでは愚かな発言をしても、大多数の目に触れることはない。せいぜい仲間内でふざけるだけだ。YouTubeが一番に思いつきやすいからこそ起こり、時間が無いからこそ気付けなかった唯一の過ちであったのかもしれない。

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