週刊TV視聴録 6月21日~6月27日 全裸監督2他
早くもタイトルを変えました。
さらに変えそうな気がしている。
今週は2021年春期の最終回が色々とあった。特に27日放送のドラゴン桜2最終回は、前作の主要キャストが勢ぞろいな「ドラゴン桜アッセンブル」状態でファン大満足の終わり方。ツイートの爆発具合が見ていて気持ちよかった。
ドラゴン桜2も話題だったけど、注目は24日からNetflixで配信スタートした全裸監督2でしょう。
村西とおる、AVという題材をメインに置き、80年から90年にかけてのバブル期の日本の光と闇を、Netflixだからこそできる巨額の予算でコミカルかつ綿密に描いた、ドラマの歴史を変えた傑作、というのが前シーズンの僕の総評。
待望のシーズン2かつ完結編ということで24日の配信開始日から二日間かけて一気見した。一気見って昔こそめちゃめちゃやってたけど、ショートコンテンツに慣れ過ぎたせいでよっぽどの面白さじゃないとできない脳になってるけど、全裸監督2はそれを軽々と超える面白さだった。
ストーリーはおいておいて、まず一番テンションが上がったシーンは、90年頃の渋谷スクランブル交差点のシーン。背景は合成映像なんだけど、ここまできたかと思うくらい、合成に見えないレベルのCGクオリティ。そして「カメラのドイ」の看板をはじめとしたあの頃の渋谷の姿が高レベルで再現されていた。
このシーンは思わず映像を何度も一時停止して懐かしさに浸るように映像を見返したくらい素晴らしかった。こういう部分が全裸監督の根底にある作品の説得力を形成しているんだろうなぁ。
前作でも素晴らしかったが、2で特に素晴らしかったのは玉山鉄二だ。2では1で得た運を使い切るように悪いことばかりが起こるストーリーとなっているため、1で作品を引っ張った「とにかく明るい村西」はパワーダウンせざるを得なく、キャラクターとしての救いポイントが玉山演じる川田社長に集約されている。
殺されるくらいシリアスなシーンに、亀甲縛りをされている玉山鉄二が出てきたらもう好きにならざるを得ない。そもそも玉山鉄二って本来どんな顔だっけ?と画像検索してしまうくらい役が張り付いていた。
最後なにかうまいことまとめようかと思ったけど、まとめられません。
とにかく、面白いってことです。
マッドマックスTV 6月22日(火)放送分
今週のもう一本はテレビ朝日、ABEMAのネオバズ!枠で月一放送をしているマッドマックスTV。プレゼンターが企画を持ち込みVTRを見るという、水ダウ形式の番組だが、そのなかで文字通りバズっているのがこの「ひろゆき討論シリーズ」だ。
内容はひろゆきvs誰か(芸能人)がディベート形式で与えられたお題に対して意見を言い合い、審査員による判定で勝者を決めるという対決が行われる。過去にはこの企画を持ち込んだ、とろサーモン久保田から始まり、クズ芸人の岡野やクロちゃんなど、いわゆる厄介な思考を持つ芸人をぶつけて論破王の牙城を崩そうという内容になっていった。
そんな今回の対戦相手は「ナダル」。面白さが約束されたと言ってもいい。
ナダルという芸人は流暢に嘘をついたり、ごまかしているところが最大の面白さを発揮する。みんなが「こいつ何言ってんねん」と突っ込んでしまいたくなる主張で暴走する。
この対決にはそんなナダルのいいところが十分に発揮されていた。とにかく危なくなったら話が脱線していき、めちゃくちゃな理論になって視点をずらそうとする。
このナダルの「足掻き」をずっと見てられるからそれは面白かった。
ちなみになんだかんだで何度も対決をしたとろサーモン久保田との対決もどれも面白く、YouTubeのオフィシャル動画が数百万再生されるのも分かる。
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