風邪で一番しんどいのは治りかけである。

アルバイトで失敗した。自分的に許せない失敗だ。成長していない自分がどうしようもなく悔しかった。慰めのクリーミーラテを買った。高校生の頃よくそうしていたのを思い出して久しぶりにやってみたのだ。最近ようやくお金の価値がわかってきたところなんだ。甘すぎて不味くて、そういえばカフェラテとかコーヒーとか大嫌いなのを思い出して、悔しくてブルーハーツがいい歌すぎて泣きながら帰った。
帰ったら母が死んでいた。
と思ったら死んだフリをしていた。
上の2行はこう書けと母に言われた。死んだフリをしていたのは事実だ。玄関を開け、慌てたような音がしていたのでまたなんかやってるな、と思いながら階段を登ると案の定死んだフリをしていた。赤いスライムを血にみたてていた。驚いたフリでもしようかと思ったが、やめた。母は悔しがっていた。面白かった。
その後、トマトとグラタンを食べてスライムで死んだフリごっことキャッチボールをした。死んだフリした写真を妹に送った。私が白すぎてキモい白光していると言われてしまった。
世界リレーを見た。日本で、しかも神奈川県で、世界リレー。妹はさぞ興奮しているだろう。結果は予選3位。決勝は出られなかった。母も妹も期待していたらしく、酷く残念がっていた。やっぱりみんな期待するんだ。私はあまり期待というものをしたことがない。スポーツにおいてはないに等しい。見る前はいつもみんなとは少し違う意味でドキドキしている。何か失敗はしないだろうか。何か起こるんじゃないかって。そして私が見ている時程、そういうことは起こり得る。今日も応援していた日本はバトンミスをした。私の運が悪いのか、私が見ると9割そうなる。だからなのか、なんなのかわからないが、私は期待というものをしない。期待するよりも前に何か嫌なことが起こるんじゃないかと不吉な想像をしてしまうのだ。ただ他の人と同じように悔しがるしそれ以上に悔しがるかもしれない。そもそもなぜ期待するのだろうか。みんな他の人間や自分の好きな人のことを上に見すぎている気がする。別に期待をするなと言っているわけじゃない。でも期待しすぎてバッシングするのは絶対に間違っている。だったら初めから期待するな。こっちが勝手に期待しているだけなんだから。勝手に期待して、失敗したらバッシングする人間なんて消えてしまえばいい。
話は変わるが、話題になっている映画を観る人間は面白いかどうかなんてどうでもいいのだ。だからあれだけ話題になっていたのにも関わらず、たいして面白くなかった。元々売れている映画に期待なんてしていない私はレンタルもせず地上波で放送されるのを待っていたのだが、すごく正解であった。2回観る価値もなかった。あれをあの人と一緒に観に行かなくてよかったと心の底から思った。
風邪が治らない。熱は下がったが鼻水が止まらない。喉が痛い。喉が乾く。風邪って一番の病気だと思う。インフルエンザって言えば学校も風邪も大抵休めるし心配もしてもらえるのに風邪って言うとちょっと嫌な雰囲気を出されて疑われて心配されないのはなんでだろう。風邪はすぐには治らない。1日で治る風邪、もしくは方法があるなら是非教えて下さい。

2019/5/11/夜

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