『踏ん張れ』レスターvsアーセナル[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第26節】
まえがき
ELベンフィカ戦で劇的な勝利を挙げ、なんとかラウンド16まで駒を進めることができたアーセナル。
ただ一難去ってまた一難で、すぐさまレスターとの対戦がやってくる。
レスターは、「確率されたスタイル × 一貫した補強方針 × 超一流な"眼"をもつスカウト」という"強いチームの絶対条件"を満たしていて、「そりゃずっと強いわ」と思わせてくれるチーム。
そんな難敵を相手に、アーセナルはどんな戦いぶりを見せてくれるのでしょうか?
◇前回対戦での主なイベント
・この頃は両チームとも今とフォメが違った。(3-4-3と5-4-1)
・トーマスがリーグ戦初スタメン、オーバメヤンの右WG起用
・ある程度アーセナルペースで試合を進められていたものの、カウンター1発で、満を持して登場してきたヴァーディに決められてしまった。
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自分はこんなこと書いてますね。(⤵)
【レスターの戦術紹介】
第25節終了時点で3位。勝ち点だけで言えば2位で、最高の成績を収めている。「如何に取りこぼしが少ないか」が如実に表れている。
また対ビック6の成績も目を見張り、今季PLでこれまでに終えた7試合を5勝1分1敗と大幅に勝ち越している。引き分けたユナイテッド以外の5チーム全てに勝利している。
そんなレスターの戦術を簡潔にまとめたものがコチラ。
詳しくは、前回対戦時のプレビュー内の【レスターの紹介】をご覧ください。
[主な項目]
・独特なポジショニングを見せるSH
・ボランチ-SH間のホットライン
・不十分なビルドアップ
[変更点]
・フォメが4-2-3-1になりました。そして固定されました。
【予想スタメンと試合展望】
・RCBは足元(特にロングボール)を考慮してホールディングではなくルイス。
・LCBはスピード面を考慮してマリではなくガブリエル
◇試合展望
アーセナルがボール保持し、レスターはロングカウンターを狙う展開になるだろう。
もしアーセナルがビルドアップに苦戦し、レスター陣内へ入っていくことすら厳しいようだと、勝機は無くなってしまう。
だから、"ビルドアップ時の可変の整備"、"ライン間でのボールを引き出すアクション"は徹底しなければならない。
普段通りできれば問題ないので、攻撃面は心配ないと思う。
ただ、レスターのカウンターをどう抑えるのか。ある程度マンパワーに頼るものなのでちょっと心配が残る。
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【アーセナルが取るべきレスター対策】
"対レスター"だけを考えるならば「自分たちはリトリートしてレスターにボールを持たせることで、得意なカウンターを封じつつも苦手なビルドアップをさせる」という作戦がベストだと思う。
しかし、それは自分たちのスタイルを捨てることになるので、今のアーセナルが取るべき対策ではない。
それも踏まえた上で、自分なりに考えたレスター対策を3つ紹介します!
◯ベーシックな4-4-2打開
レスターは典型的な4-4-2の守備を敷く。
なのでアーセナルも"典型的な4-4-2打開"で応戦すべきだろう。
いつも出来ていることを再現するだけなので、詳しく解説する必要もないでしょうが、「自陣でのビルドアップ」と「敵陣での具体的な打開方法」の2つを紹介しておきます!
◯+αでCBからの対角線ロングボール
レスターのDFラインは"やや高め"(ボックスから10mくらい)に設定される。
さらに、レスターの2トップ(CFヴァーディ、OMFマディソン)の守備貢献は少なく、プレスも緩い。
これら2つを利用した「CBからのロングボール」は、ベーシックな4-4-2打開の+αとして最適だと思う。
ここで"ワンポイント工夫"があって、それはパスを対角線にすること。
対角線にすることで、相手CBがボールとWGを同一視野に入れることが出来なくなる。なので、WGがDFライン裏に抜け出しやすくなり、よりロングボール攻撃の威力を上げることに繋がるからだ。
ルイスの活躍に期待したい。
◯被カウンターのリスク管理
ここからは守備の話。
守備面で最も対策すべきなのは、やはり代名詞であるカウンターだと思う。
でも、正直、"出し手に対するボランチの寄せの素早さ"や"ヴァーディに対するCBの対応"など、チーム全体というより個人それぞれが頑張るしかないと思う。
なので、「後方に残す人数を増やして補助する」くらいしか思いつかなかった。
"普段のSBを2人とも上がらせる"戦術から"片方だけ上げる"ものに変えるのが、一番スムーズかな。
とは言いつつも、優先すべきは攻撃だと思うので、「先制するまでは6トップで、先制したら5トップに変える」のが無難だと思った。
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また先制できた場合は、"試合を落ち着かせる"こともカウンター対策として行うべきだと思う。("試合を落ち着かせる"="トランジション/スプリントを減らす"というニュアンス。)
対レスターで試合を落ち着かせるのに最も有効なのは、相手CBにボールを持たせて、"レスターに苦手なビルドアップを強いる"ことだと考える。
そうすることで、レスターに苦手なコトを強いる+得意なロングカウンターを封じることが出来る。
そのためには、FW陣が、相手のCB-ボランチ間、CB-SB間をケアすることが必要になる。
いつもやってることなので間違いなく出来るはず。
<レスター対策まとめ>
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