見出し画像

[プレビュー]アーセナルvsクリスタル・パレス『たぶん…』【20-21プレミアリーグ第18節】

前節(WBA戦)を見て感じたコト

前節のウェストブロムウィッチ戦では4-0の勝利を挙げ、見事3連勝を達成したアーセナル。

自分がその試合を見て感じたコト(修正すべきだと思ったポイント)2つを挙げたレビューを書いたので、よかったらコチラも合わせてどうぞ!


【クリスタル・パレスの紹介/狙い目】

~基本戦術~

・攻撃は選手たちのポテンシャルに頼っていて、戦術はなさそうに見える。

・守備は4-4-2を採用する。ネガティブトランジションも良く、守備に関しての"約束事"は多そうに見える。

〇苦しいビルドアップ

ビルドアップに関する整備が全くないと感じてしまう戦いぶり。

パレスのビルドアップの多くが、「ある程度余裕を持ってボールを受けられるサイドバックまで何とかボールを回し、そのSBがロングボールを前線に放る」というもの。

(セカンドボールの回収率を上げる)"前線からのプレッシング"が効果的

画像1

☆GK以外をチェックしてロングボールを蹴らせると…

→相手を背負って競らなければならない相手に対して、コチラ側は正面からくるボールに対応できる。

➡競り合いに勝てる確率はとても高く、セカンドボールを高い確率で回収できる


〇"個の力"に依存した攻撃

"攻撃の起点"となるのは、大抵、ベンテケのポストプレーザハのスピードなど。

こういった、「"1対1もしくは1対2、1対3の局面で優位に立てるゾーン"でボールが収まること」に依存してしまっている。

⇒正直、その"個の力"は戦術があればもっと活かせるのになぁと思ってしまう。

とは言いつつも、"個で優位に立てる選手が前線に居る"ということは、カウンターの威力は絶大。なのでカウンター対策は必至

対策は、"敵陣深くまで押し込む時間"を出来るだけすること!

敵陣深くまで押し込むことで、相手のカウンターの開始地点を限界まで下げさせることに繋がる。

⇒(ボールを前進させる)ビルドアップを確実に


[+α]:序盤の0~15分にハイプレスタイムが来る。特に注意。


あとがき

《対策案まとめ》

"前プレ"でGK以外をチェックし、ロングボールを蹴らせ、セカンドボールを回収する。

・チャンスを作ると同時に被カウンター対策にもなる、"安定したビルドアップ"で前進し、相手を押し込む。


<試合展望>

ブライトン、WBAと、直近のリーグ戦2試合の相手と同様の4-4-2を、パレスも採用することが濃厚。だから自然と、試合展開も前の2試合と似たものになるでしょう。

アーセナルがボールを支配して、押し込む時間が長くなるはず

そういった展開のなかで勝ち切れているので、たぶん大丈夫。


ただ、押し込んだ後の守備ブロック打開には、かなり苦戦しているので不安があります。

ブライトン戦やFA杯のニューカッスル戦はそれが顕著にあらわれていました。

だから、CBがボールを持ったところからの、"縦に速いビルドアップ"ができるかどうかは、得点するためのキーポイントになり、この試合の行方を左右する大きな要素の1つです。

"鮮やかなパスワークで狭い局面を打開していく"のにどうしてもロマンを感じますが、勝利のためには、相手が帰陣しきる前にゴール前にボールを運べることの方が大事だと思います!


ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

よかったらTwitterも覗いていただけるとありがたいです。

[Twitter] https://twitter.com/Melancholy3784


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?