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[プレビュー]WBAvsアーセナル『実力が晒される』【20-21プレミアリーグ第17節】

メランコ

【前節(ブライトン戦)レポート】

〇ダウンスリーを単純にしてあげるべき

アルテタは、CBがボールを持った時のビルドアップの型を、とても沢山用意している。

沢山パターンを用意すれば、相手の混乱を招きやすいので、それ自体は素晴らしいことだ。

しかし、今の(ガブリエルやルイスの居ない)メンバーでは、「逆に自分たちを混乱させてしまっている」と感じた。

名指ししてしまうと、エルネニーとホールディング。

本来であればこうなる。

エルネニーがDFラインに降りるカタチだけで２パターンあり、それに伴って、エルネニー＆ホールディングは、時と場合によって、ポジショニングを変えることが求められている。

しかし、ブライトン戦では、「ホールディングが広がっていない時に、エルネニーが中央に降りてくる」というマズイ状況が多発していた。

だからこの２人は、タスク(どこに居るのか)を固定してあげるべきだと思う。

１つに絞るとしたら、効果的な"対角線のロングボール"を蹴れるエルネニーが右に降りるカタチが良いと思う。

【ウェストブロムウィッチの紹介】

(全然書くことが思い浮かばない…)

5－4－1でとにかくリトリートし、"ボックス内で跳ね返すことに全集中する"といっても過言ではない。

そのため、MFラインはずるずると下がっていくため、"ゾーン３まで前進すること"には苦労しないだろう。

アーセナルが90分通してボールを持ち、試合のペースを握る展開になることは明らかだ。

⇒「ゾーン３での5-4-1ブロック打開で、どれだけチャンスを生み出せるか?」に勝敗は委ねられる。(最低でも２得点は欲しい。)

【5-4-1を崩すために必要なコト】

散々な前半から、後半は立て直し、得点を奪うことに成功したブライトン戦。

"リトリートして、スペースを埋めてくるチームを打開できた"という、良い成功体験となっただろう。

しかしWBAは、ブライトンよりももっとリトリートを意識してくる。

といことで、自分が考える３つの条件を示しながら、"5-4-1を崩すにはどうすれば良いのか"という問いに答えていく。

①幅をしっかりとる

ここでいう"幅"とは、大外のレーンの、相手SHとSB(WB)の中間ポジションのこと。

ここにポジショニングすると、相手SB(WB)を引き付けることができるので、ライン間を空けることに繋がる。

②"DFライン押し下げ役"を決める

狙いは①と同じで、ライン間を広げる狙い。

具体的なプレーとしては、"DFライン裏を狙う駆け引き"で、DFラインを押し下げるというもの。

③"ライン間で楔を引き出す役"を決める

①、②を通じて生まれた"ライン間のスペース"に入り、味方CB/ボランチからの縦パスを引き出す役割。

この役割をこなすには、「狭いスペースでも問題なくプレーができる」、「DFライン裏を狙う"味方の動き出し"を見逃さない」など、求められる条件も多い。

そのため、チームの攻撃力を大きく左右する、責任重大な役割だ。

しかし、スミス＝ロウやサカなどが居る以上、心配は不必要。

むしろアーセナルは、①②に問題を抱えるのでそこが心配。

……

[まとめ]

2-1の勝利を挙げた、第２節のウェストハム戦。

この試合の、ウェストハムの5-4-1ブロックを崩して挙げた先制点でも、"幅を取る"、"DFラインを押し下げる"、"ライン間で受ける"の３つの要素が揃った時に生まれたゴールだった。

[ハイライト0:23のシーンの図解]

過去に出来ていたことなので、今も絶対に出来るはず。

[蛇足]

ELで使っていた"トゥヘル式4－2－2－2"を採用するのも１つの手。

マルティネッリとオーバメヤンを同時起用するならコレ！

そして、もちろんこのシステムにも、上で紹介した３つの要素が含まれている。

事前情報

[参考]⇒BBC　https://www.bbc.com/sport/football/55450393

Head-to-head

・アーセナルはアウェーでのWBA戦で、直近３試合で２敗。さらに、２敗のうちの１つである2015年11月の対戦では、アルテタがオウンゴール献上。

・このカードでアーセナルは25試合連続で得点を記録していて、無得点だったのは1985年以来１度もない。

West Bromwich Albion

・今季16試合でたったの１勝で１９位。その相手は最下位のシェフィールド・ユナイテッド。順位通りの結果が出ている。

・リーグ戦１６試合を終えて勝ち点８だが、第１６節終了時で８ポイント以下だったチームで、降格を避けられたチームは居ない。

Arsenal

・連勝となれば今季２回目。

・過去６シーズンで、昇格組とのアウェーでの対戦で、アーセナルはたった１勝しか出来ていない。(１勝２分３敗)

・オーバメヤンは次の出場で、リーグ１００試合出場。

・オーバメヤンは、過去１５試合の昇格組との対戦で、１３ゴール４アシストと、１７ゴールに関与している。

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