[プレビュー]アーセナルvsサウサンプトン『あのころ見た光』【20-21プレミアリーグ第13節】
【セインツ概要】
12節終了現在、4位と好調。
ユナイテッド、リバプール、レスターを倒して波に乗りまくっていたアストン・ヴィラに、4ゴールを奪って勝利した7節は、PLファンに大きなインパクトを与えたはずだ。
ただ、カラバオ2回戦で2部のチームに負けていたりと、安定した強さを発揮しているわけではない。
アーセナルならば勝たなければならないチームだ。
勝手に"セインツの攻撃はセットプレー頼り"だと思い込んでいたが、そんなことはなかった。
また、攻撃力はアーセナルの遥か上をいっていて、悲しくなった。
(第12節までの得点データ)
コレ(⤴)はセインツが凄いというよりはアーセナルが酷すぎると思う。
戦術に関しては、古典的な4-4-2としか語ることがない。
前節対戦したバーンリーと非常に似ているサッカーを展開してくる。
【アーセナルが狙うべきポイント/セインツの穴】
〇攻撃編:ビルドアップでの狙い目
アーセナルなら十分にビルドアップからのゴールを狙える相手だと思う。
むしろゴールできなければならない相手だろう。
セインツは典型的な4-4-2の守備ブロックを形成する。
ということで、DFラインはしっかりと3バック化するのは、4枚を避けるのは必須条件だ。
ポジショニングだけは間違わないで欲しい。悲しくなるから。
さらに、個人的な印象でしかないのだが、セインツのFW陣(特にウォルコット)には、"単体での無策なプレス"が見受けられるので、"プレスに出てきた裏"は特に狙い目だ。
ロングボールを使って、そのスペースがカバーされないうちに活用したいところだ。
〇守備編:"カウンターに繋げる"前線からのプレス
得点が奪えない現状なのだから、守備面でも"攻撃のために~"ということを意識して欲しい。
また、セインツのビルドアップはほとんど整備されておらず、ウォードプラウズの機転の利いた動きに助けられている印象。
だからこそ、セインツ戦ではアグレッシブな前線からのプレスをみたい。
プレスの型としては、4-4-2相手なので『フリックバイエルン式4-2-4』がベストだろう。
現在の守備時4-5-1は、リスク管理の一環なのだろうが、相手はセインツだし、負けも重なってるということで、"一回攻めの姿勢を見せてみても良いのでは?"と思う。
でも過密日程で厳しいのかなぁ…
〇まとめ
ビルドアップと前プレの2つを挙げた。
当たり前のことだし、今更言うことではないが、安定したビルドアップで前進して、前プレで敵陣深くでボール奪取出来たら、チャンスは確実に増える。
特にビルドアップは、昨シーズンは非常に高い完成度をみせていたのだから、早く取り戻してほしい。
バーンリー戦の前半27分の、この試合一番の決定機となったシーンは、"自陣深くからのビルドアップ"で中央を打開して作ったチャンスだった。
ビルドアップは確実にアルテタアーセナルの強みである。
サイド経由ではなく、中央を攻める迫力のあるビルドアップが見たい。
事前情報
《引用元》: https://www.bbc.com/sport/football/55241014
[Head-to-head]
・リーグ戦でのホームゲームのセインツ戦は、1987年以来負けなし。
・ただ、2016年のカラバオカップ準決勝では2-1で敗れた
[Arsenal]
・ホーム4連敗はクラブワースト記録
・リーグ戦で、オープンプレーからのゴール12時間26分間離れている
・今季6試合のホームでのリーグ戦で、6試合全てでクリーンシートを達成できていない。
⇒攻守ともにボロボロ…
[Southampton]
・第12節終了時で、クラブ記録2位となる23ポイントを獲得している
・セインツはここ最近の公式戦で、19試合連続得点。
・水曜日開催のアウェーゲームでは、過去19試合未勝利で、最後の勝利は1997年のチェルシー戦
⇒過去のデータは不安要素多めだが、チームの状態は素晴らしい
[蛇足]右のハーフスペース使えない問題への対策案
メモレベルですが…
コレが一番しっくりきました。
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