『素直に殴り合ってほしい』アーセナルvsトッテナム[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第28節】
【前回対戦の振り返り】
スコア以上に"完敗"といった試合で、力の差を見せつけられてしまった。
ボールは持つものの効果的な攻撃には繋げられず、逆に「ボールロストからのカウンター」をくらうという最悪な試合展開となってしまった。
いざリベンジ!
【スパーズの紹介】
◇基本戦術
フォメは4-2-3-1。守備時は4-4-2、攻撃時は3-1-6になる。
格下相手には長い時間ボールを保持するが、やはりカウンターが主体(やりたいサッカー)であるチームだと思う。
◇偉大すぎるケイン
とにかくスタッツがエグく、Who scoredのスタッツ上位を独占している。
・得点数2位 ・一試合平均シュート数1位 ・アシスト数1位 ・Whoscoredレーティング1位 (全てプレミアリーグ内での順位です。)
1トップをやらせたら彼の右に出る選手は居ないでしょうね。
本当にスーパーな選手です。
◯"最強ユニット"による十八番の得点パターン
ボードで説明するとこんな感じ。やはりケインが重要な役割を担っている。
実際に、ケインがアシストしたソンのゴールは9ゴール。今季プレミアで最多得点のパターンとなっている。
また、2人はこんな記録まで作ってしまった(⤵)。
歴代1位は本当にすごい。
第27節の段階でトップなので、シーズン終了時にどこまで伸びてるのかも注目ですね。
間違いなくプレミア最高のユニット。怖すぎます。
◇発展途上なビルドアップ
モウリーニョ就任当初から、ポゼッションに割と注力しているスパーズ。
モウリーニョのチームとしては意外なほど、ビルドアップも整備されている。
●基本のカタチ
トレンド(!?)の"ひし形ビルドアップ"を採用していて、本当にモウリーニョのチームなのか疑いたくなってしまう。アシスタントコーチのおかげだろうか。
"4バックから3バックへの可変の仕方"や、"6トップ化する"所など、アーセナルとの共通点も多くみられる。
●要改善の課題あり
確かにモウリーニョのチームとしては十分すぎるかもしれないが、素人目に見ても「コレを放置してるのヤバくね?」と思ってしまう点を見つけたので紹介する。
それは、前線の選手たちのプレーエリアが被りがちなこと。
特に、右WGにラメラを起用した際は重症で、彼が中央に来てしまうせいで"右のハーフスペースに誰もいない問題"が発生する。
これによってボールは持てても、パスの選択肢が少なく、"持たされる展開"を増やすことなってしまっている。要修正だ。
モウさんの腕の見せ所!
【タイトル部分】自分がこの試合で期待していること
個人的な願望です。
CL権はもちろんのこと、EL権すら厳しくなっているリーグ戦。
だから、勝ち点1を狙うような試合運びではなく、サポーターをアツくさせてくれる、ダービーらしい『互いの武器でひたすら殴り合う』試合が見たいという気持ちでいます。
"ポゼッションでじりじりと削るアーセナル" VS "虎視眈々とカウンターを狙うスパーズ"。
素直に自分たちのストロングポイントで殴り合って欲しいです。
【試合展望】
◯スパーズがやりそうなアーセナル対策
自分の考える"スパーズがやりそうなアーセナル対策"はズバリ、「4バックながら5、6バックのような形にするシステム」。
具体的に言うと、「ダブルボランチの一角にハーフスペースを埋めさせて、相手からニアゾーンランのスペースを奪う」というもの。
最近の試合で言うと、エヴァートンvsマンチェスター・シティの試合で、エヴァートンのアンチェロッティ監督が採用していた。
モウリーニョもシティ戦で使っていた(と思う)し、好きなシステムだと思うので、採用してくる確率はかなり高いのでは?と思った。
◯アーセナルが取るべき『対策の対策』
ここでは"対策の対策"として、上で挙げた試合の中でシティが使った"エヴァートン攻略法"を紹介する。
そのやり方とは、積極的にWGがカットインしていくこと。
ボランチにハーフスペースを塞がせるので、同サイド圧縮があったとしても、どうしてもバイタルエリアが空く。
"そのスペースをWGがカットインして有効に使おう"という作戦だ。
上のハイライト内のマフレズのゴールのような「ミドルシュート」や、「逆サイドのポケットを狙うインスイングのクロス」といった狙いが多くのチャンスを生むだろう。
個人的にはペペの爆発に期待してます。
あとがき
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
やっぱりアツくなりたいですね!
自分も、仮眠してコンディション万全でリアタイに臨みたいと思います!
ご意見があればお気軽にTwitterまで!
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