レアンドロのパフォーマンスについて~ドリブルうまい人あるある~
【プレースタイル】
・左サイドのハーフスペースが主戦場
・緩急を活かし、少ないタッチ数で相手を剥がすドリブルが武器
・キック精度が抜群に高く、フリーキックのキッカーを務める
・第1節(vs清水エスパルス)の2点目にあらわれているように、ディエゴ, アダイウトンと形成する"ブラジルトリオ"のコンビネーションが最高
・守備も頑張ってはくれるが、その強度には物足りなさを感じる上、ネガティブトランジション(攻→守の切り替え)は悪い
【スタッツ】
<出場記録>
<ゴール&アシスト>
→第11節終了時点で6ゴール2アシスト。
ゴール数はリーグ5位の多さであり、アシスト数もチーム内トップ。
東京全体で18ゴールなので、東京の3分の1がレアンドロの得点
⇒間違いなく、東京の攻撃のキーマンである。
<直接フリーキック>
レアンドロが挙げた6ゴールのうち、半分の3ゴールが直接フリーキックから挙げたゴールである。
(参考でしかないが)2019シーズンと2020シーズンのデータを見比べると、2019シーズンは、全体の2.2%(1本)しかなかった直接フリーキックからのゴールが、2020シーズンは第11節終了の時点で、全体の16.7%も決まっている。
[2019シーズン]
[2020シーズン]
このことからも、レアンドロのキック精度がどれだけスゴイのかが分かる。
(PK、セットプレーが全体の50.1%というデータから、東京の攻撃の酷さが垣間見えるがスルーします)
これまで、データを上げながら説明してきたように、ボールを持った時のプレー(オンザボール)はJリーグ全体でも屈指のモノであり、それが東京の攻撃を支えている。
ただ、ボールを持っていない時のプレー(オブザボール)は、かなりの改善が必要だと自分は考える。
まず最初に改善すべきポイントは、ランニングが少なすぎる点だと思う。
【改善すべき点】
[具体的なシーンを取り上げて説明]
:第11節(vsサンフレッチェ広島)のワンシーン
レアンドロはこの時点で止まってボールを受けようとした。
このポジショニングは、右サイドを駆け上がっている内田へのスルーパスのパスコースも、ディエゴがドリブルで持ち運ぶコースも消してしまう。
その結果、ディエゴは窮屈なプレーを強いられ、プレー選択がおくれてしまった。(時間もかかり、プレスバックも間に合ってしまった)
もし、レアンドロの欲しがっていた場所でボールを受けたとしても、CB一枚を剥がさなければいけないので、ワンテンポ遅くなる。
このシーンは単なる一例でしかないが、裏抜けの意識をもう少し持った方が、(セットプレーからではなく)流れの中でのゴールも増えると思う。
東京全体のチーム状況が全く改善されていないことから、期待はできないが一応期待したい。
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