【vsセビージャ】での狙い目と注意点

布陣

<セビージャの戦術分析と考察>

〇：事象　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→：考察　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒：とるべき対策

【守備】

①：ゾーン３でのプレッシング

〇3トップ(+バネガ)が相手DFラインに対して積極的にプレスをする。

→ビルドアップに、3バックやダウンスリーは使わないべき。

→2CB+2ボランチの"ボックス型"が良さそう

②：ゾーン１での守備ブロック

〇DFラインとMFラインの２ライン間を、かなり狭く設定する。

→ライン間は消されている

→一方でフロントスペースは余裕がある

⇒フロントスペースを使って、サイドtoサイドで揺さぶって、ブロック内にギャップが出来るのを待つ。(※攻め急がない)

〇CFが下がってきてサイドの守備のサポートをする場合もあるため、サイドから打開するのは難しい。

→サイドチェンジも必要

③：守備の穴

〇３CMF全員が技巧派寄りな選手である

→守備時のフィルターとしては物足りない

⇒高い位置(ゾーン3~2)でボールを奪ってからのショートカウンターは、高確率でチャンスに出来る。(※2CBの脇が狙い目)

⇒セビージャよりも格上なら(DFの個の力で被カウンターに対応できそうなら)ゾーン３からプレスに行くべき。

【攻撃】

①：ビルドアップ

〇DFラインからしっかりと繋いでいくが、若干、足元の技術やパスの出し所に疑問が残る。

→ゾーン３からプレスをかけるのは有効な手段

※ただし、プレスに行くと、背後に広大なスペースが生まれるため、３トップによるスピーディーなカウンターが怖い

②：サイドからの打開

〇両SBのレギロン・ヘススナバスの両者ともに、オーバーラップとニアゾーンランを使い分けられる選手であり、WGとのコンビネーションも良い。

→"ニアゾーンランからの折り返し"を再現性高く作る。

⇒"相手SBのランニングに誰がついていくのか"をしっかり決めるべき

⇒３バックにしてハーフスペースをあらかじめ消すのもアリ

〇"ニアゾーンランからの折り返し"において、折り返しに対して、逆サイドのWGが絞って合わせてくる

→逆サイドのSBの守備対応が問われる

③：流動的な中盤

〇３CMFは非常に流動的なポジショニングをし、かなり頻繁に役割を入れ替える。

⇒"マークの受け渡し"のルールを決めておく。(もちろんマンマークでもいい)

【まとめ】

攻守におけるキーポイント

<攻撃面>

・DFラインに対してくる積極的なプレスをどう回避するか？

・カウンター時の狙い目はCBの脇(SB裏)

・ゾーン３まで押し込んだ時は、守備ブロックは相当固いが、焦らずに横に揺さぶって、隙が生まれるのを待つ。 (カウンター攻撃の方が効果的かも)

<守備面>

・高い位置からプレッシングしていく

・相手SBのランニングへの対策(プレスバックor３バック, etc…)

・逆サイドの相手WGのボックス内へ飛び込んでくるプレーへの対応