『難敵』ウェストハムvsアーセナル[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第29節】
【前回対戦のおさらい】
2-1と勝利を挙げることは出来たものの、終盤までもつれる厳しい試合となった。
終盤まで1-1で推移し、勝ち点1を取りに入ったウェストハムに対し、85分にエンケティアが劇的勝ち越し弾を挙げた。
今回も同じような試合展開になることが予想され、厳しい試合になるだろう。
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めずらしくレビュー書いてました。よかったら是非!
【ウェストハムの紹介】
◇今季絶好調
28節終了時で5位。しかも試合数少なめ。
順位推移はこんな感じ。
序盤戦こそ苦戦したものの、中位~上位をずっとキープしている。
アーセナル、チェルシー、リバプール、トッテナムといったビッグ6の不調も大きいとは思うが、だとしても立派な成績。
やはり、チームの型が確立していると強い。
また、リンガード加入がよく話題に挙がるが、このグラフを見ていると、ソーチェクやアントニオ、ライス、クレスウェルといった主力たちが怪我なく、コンスタントに活躍できているのが大きいなと思った。
◇基本戦術
チームのベース戦略は、リトリート守備からのカウンター。
"前線からの連動したプレス"はせず、リスク管理が徹底されている。
非常に堅実な戦略。フロントとは大違い。
(コチラでウェストハムのフロントのヤバさの一部を紹介してます。)
フォーメーションについて。
最も多く使われているのは4-2-3-1。
しかし、確実に"ボールを持たれる試合展開"になるチームとの対戦では5-4-1を使うことが多い。
直近のマンチェスターシティ戦や、アーセナルとの前回対戦でも採用し、どちらも敗れたものの、両者を苦しめた。
今回も5-4-1を採用する可能性はかなり高いと思う。
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●予想スタメン
<ウェストハム>
・5-4-1を採用すると予想。
<アーセナル>
・フォメは定番の4-2-3-1
・右WGは、下で紹介する5-4-1攻略のためにサカ<ペペだと思った。
【如何に5-4-1を崩すか?】
ウェストハムの守備ブロックはかなり固い。打開にはかなり苦労すると思う。
ということでここでは、個人的に考えている「5-4-1打開で大切なコト」を紹介していきます。
◯6トップ+α
5バック攻略にはやはり、数的優位を作るために6トップにすることは必須だと思う。
(そもそも4-2-3-1を使い始めてからは、アーセナルはずっと6トップだが…)
その6トップの中で、「各々にどのようなタスクが求められるのか」の解説です。
今季チェルシーの監督に就任したトゥヘルが、PSG時代に使っていたシステムを参考にしました。
代表例としては昨季CLのこの試合ですかね。
◯前線の選手たちの動き出し
上で紹介した通りウェストハムは、"相手をサイドに追いやってプレー選択肢を奪う"という守備をみせる。
なので、その守備を搔い潜るためには、"プレー選択肢を広げる動き"がカギとなるはずだ。
"プレー選択肢をを広げる動き"とはこういったもの。
[図の補足説明]
⓪"動き出し"のタイミング→大外に張るWGまたはSBにボールが渡った時が最適だろう。
①青のパス:DFライン裏へ飛び出すWG(同サイド)に合わせたスルーパス。
[その後の展開]⇨シュートやマイナスへの折り返し
②水色のパス:①の副産物として空いた中央のスペース。そこを使ってCF/OMFにパスを通す。サイドよりも中央の方がパス選択肢は多くなるので、相手からするととても嫌。
[その後の展開]⇨ボールを受けたCF/OMFのアイディアに委ねる。
③緑のパス:逆サイドのWGの"DFライン裏への飛び出し"に合わせた、アウトスイングの浮き球のパス。3つの中だと最も難易度は高いが、繋がればGKと1対1なので確実にビッグチャンスに。
[その後の展開]⇨シュート
前線の選手たちは、これらの動きで、両SBを助けなければならない。
今のアーセナルにはそれが上手い選手が多く揃っているので心配はないかな!?
あとがき
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
固い守備を持つウェストハムに対して、アーセナルの攻撃がどこまで通用するのでしょうか?
注目の試合です!
ご意見があればお気軽にTwitterまで!
https://twitter.com/Melancholy3784
[画像]
[戦術ボード]
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