『勝ち切る』ウルブズvsアーセナル[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第22節】
【ウルブズの紹介】
◇現在、かなりの不調
第21節終了現在、リーグ14位。
前半戦は良かったものの、ヒメネスを大けがで欠いてからジリジリと順位を落とし続けてしまっている。
そして現在は8試合未勝利と、苦しい戦いを強いられている。
[守備]
◇代名詞の5-4-1
ウルブズの5-4-1は、"人ではなくゾーンがベース"のフォーメーションを大事にするもの。直近のチェルシー戦(0-0)でも顕著に出ていた。
こういった守り方をしてくるので、DFライン裏はかなり空きずらく、苦戦を強いられるだろう。
●前線3人の守備
相手DFラインより先にボールを前進することを阻止することがタスク。
そのために3トップがスライドして対応する。
試合途中で3人の役割を入れ替えたり、"プレスはせずにパスコースを切るだけ"にとどめるので、体力が温存され、90分継続することができる。
しかし、アダマは時おり集中力が散漫になって"コース切りが甘くなる"ことが見受けられる。右→左へ揺さぶると案外縦パスのコースが空いているかも!?
[攻撃]
◇埋まらないヒメネスの穴
攻撃面はカウンター中心。
絶対的エースの長身FWヒメネスを欠いてしまい、その穴を埋められずに、ここ3ヶ月苦しんでいる。
ヒメネスが欠場してからの11試合中10試合先制されているというデータもある。
◇カウンターの型
ヒメネスが居れば、"ロングボールを当てて起点を作る"という選択肢もあるが、今はそれが使えない。
そういった状況下でのカウンターは、ポデンスやネト、アダマといったドリブルに優れた選手たちの単騎突破に頼りがちになってしまっている。
カウンターなど、スペースがある状況では怖さを見せるものの、コレだけでは得点まで漕ぎつけるのは困難。
ヒメネスを欠いてからの11試合では10得点にとどまっていて、得点力のもの足りなさがデータにも出ている。
さらには、無得点の試合は少ないものの、直近2試合はいずれも無得点。
アーセナル戦をターニングポイントに出来るのか!?
【予想スタメンと試合展望】
ウルブズに新たなケガ人情報は無いということで、第20節チェルシー戦と同じラインナップ。
アーセナルは前節マンチェスターユナイテッド戦から、右SHはペペ⇄サカに、CBをホールディング⇄ガブリエルに変更。
◇展望
展開は先日のチェルシーvsウルブズに似たものになるだろう。
アーセナルがボールを支配し、ウルブズは5-4-1で対抗、さらにはカウンターでの得点を狙ってくるだろう。
アーセナルは、強固な5-4-1ブロックを崩し、なるべく早く先制することが求められる。
ということで⤵
【アーセナルが取るべきウルブズ対策】
〇541攻略
あくまでも自分の予想スタメン通りになった場合の話です。
リスクを出来るだけ抑えた5-4-1打開を考えてみました。
…………
●ダウンスリーで3バック化⇒SBに余裕を持たせて1stディフェンスを突破
●WGやSBのニアゾーンランでゾーン3を打開していく
◇あとがき
相手のスタイル的にも順位的にも、この試合はユナイテッド戦とは異なり、引き分けでも許容とはいかない。
とは言いつつも、ウルブズの守備は相当固いので、難しい試合になることは間違いないだろう。
被カウンターのリスクもあるので、なるべく早く先制したい。
果たしてアーセナルは5-4-1ブロックを打開できるか。この試合は、アーセナルの実力が問われる。見逃せない。
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