アーセナルvsフラム[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第32節】
今シーズンの開幕戦となった前回対戦では、アウェーで3-0と快勝を挙げているアーセナル。
"敵地(仮)に乗り込んだヨーロッパリーグから中1日でロンドン"という鬼畜すぎるスケジュールではあるが、降格圏に沈むチームとのホームゲームとなると勝利が欲しい。
主力になりきれていない選手たちの奮起に期待がかかっている。
(前回対戦ハイライト)
【フラムの紹介】
現在の順位は、"降格と残留の狭間"である18位。17位とは8ポイントの差があり、残りの試合数を考えると残留には厳しい状況となってしまっている。
ただ、今のフラムは、ポジティブ要素が多いチームだと自分は感じる。
その理由は、攻撃面で大きく進化してきているからだ。
↓
◇基本戦術
フォーメーションは4-2-3-1と3-4-3を使い分けている。
対戦相手のDFラインの枚数に合わせて使い分けているように見える。
アグレッシブなスタイルのチームだと言える。
アーセナルは4バックなので、アーセナル戦は4-2-3-1を採用するのではないだろうか。
<攻撃>
今季の開幕節(*)と比べて、最近のフラムには"攻撃時のポジショニング"面での大きな改善がみられる。
(*)開幕戦では、SHとSBが縦に並んでしまっていて、ハーフスペースに人がいなかった。(自分のマッチレビュー参照)
そのポジショニングによって、ビルドアップがスムーズなものになっている。
……………
特に、前ヶ節のヴィラ戦で攻撃が上手くいっていたので、その時の人選&タスクを紹介する。
(ヴィラ戦ハイライト): https://www.youtube.com/watch?v=zRuARDrx1f0
[概要]
・二次配置は3-2-5
・左SBアイナ、両SHルックマン/B.リードが特徴的
・CFミトロビッチも怖い
このポジショニング面での進化は、フラムを"ボールを持てるチーム"へと進化させつつある。
練度が上がり全体的なクオリティ(パススピードなど)が上がれば、結果も付いてくるはずだ。
今シーズン降格してしまったとしても、またすぐに昇格して、練度の増したサッカーでPLをかき乱してくれるだろう。
だから今のフラムのチーム状況はポジティブだと思っている。
<守備>
守備時も5-4-1と4-4-2の2通りあるがここでは4-4-2だけ紹介する。
[タスク]・CF/OMF⇒ボランチを監視
・SH⇒SBをマーク(上下動にも付いていく)
・SB⇒SHをマーク
[+α]MFラインが低めに設定されている印象。"CB→ライン間の楔"を嫌っているからか。
【フラム対策】
特に目新しいものは無い。
この試合も、前節に引き続き、最重要なのは"3バック化"だと思う。
「2トップの相手に対して数的優位を作ってビルドアップをスムーズにすること」、「相手の2トップの脇を使ってCBが"持ち運び"をしやすくなること」、「カウンター対策にもなること」といったメリットを得ることが出来るからだ。(詳細は前節分のプレビューへ)
【ターンオーバーするなら見たい起用】
プラハ戦のようにガチガチな主力で臨めるのがベストだが、やはりターンオーバーは必要になってくる。
そうなった時に、いつものシステムに選手を当てはめるのも良いが、実験として自分がやってみてほしいと思っている起用法を紹介する。
それは、"ウィリアンの0トップ"だ。
「ウィリアン好きだから、どんな形でもいいから活躍して欲しいなぁ」という所から考えた。
…………………
自分の印象でしかないのだが、アーセナルの控え組には"ライン間でボールを引き出す"ことを得意とする選手が少なく、その中でウィリアンは頭1つ抜けていると感じる。
そのウィリアンを中央に配置することでサイドの時よりも、以前から見せている"若手陣を活かす働き"が発揮されるのではないかと思った。
また、トップに置き、周囲に"ラインブレイクに長けた選手"を配置することで、"背後のスペースを狙う意識の低さ"も隠れるのでは?と考えている。
ちなみに、この起用法は今季の第5節マンチェスターシティ戦で一度だけ採用されている。
https://twitter.com/Melancholy3784
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ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。
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