【FC東京】室屋成の移籍によって生まれる穴と対処法
【まえがき】
こんにちは!にわかFC東京サポのメランコです。
今回は、室屋成選手のハーノーファー移籍によってFC東京にもたらされる影響についてです。
自分の考えとしては、室屋の移籍は相当な痛手だと考えています。
中でも、"サイド攻撃"は特に影響が出るだろうと考えています。
その理由について解説していきます!
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【本編】
FC東京の攻撃は、再現性の低い"個に頼った攻撃"である。
実際に、ポジショニングはぐちゃぐちゃであり、頻繁にワイドに張ったSBが孤立していたり、レアンドロがワイドに張ることで左サイドでは渋滞が起きていて、改善は全く見込めない。
(過去の自分の記事で同じことを、より詳しく書いています。⤵)
【室屋の偉大さ】
上で挙げた"SBの孤立化"だが、この問題が放置され続けている要因の一つは、"サイドバック一人で突破できてしまう"ことだろうと考えている。
特に室屋は、Jリーグ屈指のスピードを持つ上に、ここ1,2年で"縦方向へのドリブル突破"も出来るようになっていた。
これらの能力を用いて、サポートが無く1人で打開しなければならない状態からでも、クロスの形を作っていた。
実際に、FC東京でのラストマッチとなった名古屋戦でも、上記のプレーを繰り返し行っていた。
[具体例:7分のシーン]
まだ断定は出来ないが、中村帆高に、室屋ほどのスピードがあるとは思えないし、ドリブル突破は尚更だ。
このまま何も変化を加えなければ、ただでさえ酷い攻撃が、さらに酷いものになるだろう。
それほどに、室屋の貢献度は大きなものだったと考えている。
では、室屋が抜けた後でも、FC東京がクロス攻撃を継続するためには、どのような対処をすれば良いのだろうか?
【対処法】
その対処法の一つに、
『SHのポジショニング矯正』(=個に頼るのではなく、ユニットで崩す)
が挙げられる。
<このシーンの場合⤵>
ディエゴのポジショニングを"ライン間"にズラし、相手SBに対して2対1の数的優位を作る。
[矯正すると…↓]
数的優位によって、相手SBだけでは対応しきれなくない"厚みのある攻撃"が出来る。
<相手SBのジレンマ> SBについていくとSHを空けてしまう (≒ディエゴの強力なドリブルに繋がる) SHにつくいていくとSBを空けてしまう。 (≒室屋の高精度なクロスに繋がる)
"サイドで数的優位を作って、ユニット(コンビネーション)で崩していく"という攻撃パターンは、今シーズンのJ1で首位を独走する(8/16現在)川崎フロンターレが多用している攻撃であり、威力は保証されている。
実際に0-4でボコボコにされた味スタでの川崎戦でも、サイドから打開されて失点していた。(詳しくは⤵)
今後、FC東京でもこの攻撃パターンが見られることを期待している。
【あとがき】
長々と"サイド攻撃"だけを書いてきましたが、守備面でも、クロス精度でも室屋選手はJリーグ屈指だったので、抜けた穴を塞ぐのは、とても難しいと思います。
橋本選手と同様に、FC東京にとっては非常に痛手ですが、選手のキャリアや日本のサッカー界といった単位で考えると、とても明るいことなので、早くそっちの解釈に切り替えたいです。
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