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チャートは自由 波は自由

チャートに引く線が何が正しいかよく分からないと相談を受ける事がよくあります。

答えは、「正解はない」です。多くの人に、そう見えるだろう?というあくまで人が取引をする根拠や自動売買の節目になる場所を探すための「補助線」です。

効く事もあれば、効かない事もある。

髭や実体で引くのかも、好みです。私は、「幅」でみているので、指標などで「いってこい(下がって上がる、上がって下がる)」の一時的なブレの髭は参考としてしかみていません。(その髭をきっかけにトレンドが変わる事もよくあります。)

ドル円っで言えば、1、2円は誤差です。そしてその誤差で利益を狙っていきます。3円くらいの引いた目線で見ると負けにくくなります。多分、文章で書いても、何のことか分からないと思いますので、チャートを眺めてみましょう。

大切なのは、単発の勝ち負けではなくて、チャートが自由に上下し、波のような形の図形が日々増えていく。そして、その過去の動きをもとに、この先の動く可能性があるパターンを「5手先」くらいまで考えておくだけです。

線は、大きな時間軸から順番に見ていきます。月足は月1、2回、週足は毎週1回、日足、4時間足、1時間足は毎日眺めます。

ドル円 月足

青いローソク足は月初から月末に向けて上昇、赤いローソク足は下落です。
1年前から円安が進み、半年前から調整に入ったものの最近は、128円〜138円の10円くらいを停滞しています。

表示されているすべての平均線(折れ線グラフ)よりも上にあるため、まだ上昇(円安)が進行中と判断します。ただし、いつ円高になってもおかしく状況です。(128円を割って、125円くらいまで進むと円高方向と私は見ています。1、2円は誤差です。)

そして、今月は中程まで来ましたが、先月の高値付近でそろばんの玉のような薄い動きなので、上に抜けたいけど、レンジ相場になっているということが、週足や日足で見ると分かると思います。

ドル円日足 5月12日

前回の最安値は左下の赤い丸です。最高値は左上の青い丸です。その後、左下の赤いラインを下回るまで下落した(2個目の赤い丸)後に、再度上昇しましたが、今度は、左の青い丸と同じくらいのところで抜けられませんでした。

これによって、短い時間足では、レンジ相場に移行中です。134円〜138円が1つ目のレンジとして、4、5円の攻防を眺めます。前回安値の130円〜134円までが2つ目のレンジです。125円〜130円と138円〜143円は大きく動いたら、トレンド発生の可能性を示唆していきます。


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